さくらの唄(上) (講談社漫画文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062609630

感想・レビュー・書評

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  • なんとなく、いままで読まずに、暗いドロドロした話なのかなと思ってましたが、まさに青春の、フレッシュで楽しい作品で意外でした。

    イメージ的には、「バタアシ金魚」の主人公をもっとじめっとさせて、ラブコメ漫画の主人公(イケていないはずが、なぜか美少女から好かれちゃう)風にして、色っぽい女キャラにもてまくりという雰囲気にした感じ。

    なんか、こう書いてしまうとダメな漫画に思えるけど、リズムとテンポがポップで、活き活きとした生命感がみなぎってて、読んでいてパワーもらえる、はじける青春漫画で、なかなか後世に残るような作品です。

    作者の年齢やコンディションなども相まっての、この時にしかかけないようなフレッシュな漫画だったんだなと思いました。

  • 自意識の上巻。

  • 利彦の幼少期の回想シーンで、作った砂の城を他人に崩壊されて「俺が甘かった」と笑いながら見ていたというとこが凄く印象に残りました。
    ここまで緻密に自意識の問題を描き表した漫画に出会ったこと無いかも…そして凄い共感できる。気分がナーバスになる時何故か沢山の人に視られているような感覚、何かを諦めながら折り合いをつけてなんとか生きてる感じ
    周りと同調して生活できるのもある意味生まれながらの才能なのかなと思いました。

  • サブカルを名乗るための必携書

  • 人に勧められて読みました。
    デートのところとか、まだまだ健全な上巻(笑)

  • 自分ちに叔父夫婦が間借りしに来て不穏な空気になって行く…って話なんだが、高校生の主人公・利彦少年の心中が、世界に対してもどかしさや諦観を抱きつつ生きている感じ、凄い解るな。これはマジ怖い漫画だ…閉塞感の表現が半端ない。人に過剰に見られている、悲観的な事を考える一方、好きな同級生に対して能動的であろうとする様、この落差の疲弊感。下巻読むの怖いが、読んでしまうだろう。

  • 悪の華とよく比較されてますがこっちのがすき。

  • 悪の華に「さくらの唄」が少し出てきたので、久しぶりに読み返してみた。やはり、素晴らしい。おもしろい。

  • まだ話は動かず。下巻に期待。

  • 完結文庫上下巻 僕のバイブル

    GOING STEADYの峯田がアルバムのタイトルに使った漫画。

    主人公市ノ瀬は仲村真理に恋をする。残念ながらそれは叶わないわけなんだけど、

    市ノ瀬と真理は最後にかたちをかえて場所をかえてまた出会うんだ。

    そして、真理はこう言う。
    「最初から自分信じてやってればよかったのよ」

    それが出来たら苦労しないんだけどね。

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著者プロフィール

講談社漫画文庫『さくらの唄』上下巻、講談社漫画文庫『お天気お姉さん』全6巻、講談社BOX『幸せのひこうき雲』全1巻。

「2007年 『バカ姉弟(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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