霧のむこうのふしぎな町 (子どもの文学傑作選)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 341
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062611510

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!おすすめです。

    旧版では、「めちゃくちゃ通り」が「きちがい通り」になっていて、新装版で改訂されています。でも、私は旧版のイラストの方が断然好きなので、旧版を読むことをおすすめします。確かに「きちがい通り」はちょっとキツイイメージだけれど…放送禁止用語だと思うのですが、差別用語というわけではないと思うのですが、どうなんでしょう?

    霧のむこうのふしぎな町は本当にふしぎな町。
    最初はわけがわからんなと思いながら読み進めるのですが、なぜか不思議とだんだんとこの町のことがとても好きになってしまうのです。
    帰る時は、主人公と一緒に寂しくなってしまう。
    そして、またきっとこの町に戻ってくるぞと思うのでした。
    柏葉幸子さんよいです。

  • 柏葉幸子さんのデビュー作?
    小学生のころ夢中で読んだ本。
    でも全く覚えていなくて愕然とした。
    新鮮な気持で読めたからイイけれど。
    お父さんに勧められて、夏休みにひとり、霧の谷にやってきたリナ。
    働かざる者食うべからず、という下宿のピコットばあさんの命令?で、リナは気ちがい通りにあるお店のお手伝いをすることになる。
    お店の人やお客さんと触れ合うことで、なんにもできなかったリナが「自分にできること」を探して自分から働くようになっていく。

    「誰がそういったんだい」

    「だって、わたしのもっている絵の具に、西にしずむ太陽の色なんてないんだもの」

    最後にみんなからもらったおみやげが素敵。

  • 子供の頃読んで大好きだった本。
    自分と同じくらいの年齢の女の子が、傘によって不思議な町へ導かれていく...わくわくしながら読みました。
    お話に出てくる、キャンディーが今でも印象に強く残っています。
    挿絵も想像力を広げてくれる素晴らしいものでした。

    今では竹川さんの挿絵の本は新品では買えないのが本当に残念!
    娘にもこの挿絵で読ませたかった!

    あと、確か続編のようなものがあったと思うのだけど…?

  • めちゃくちゃ大好きな本です。
    美味しそうなお料理の描写にまずやられて
    コンプレックスのある主人公が住人たちとすごしながら少しずつ成長する姿や挿絵の力で
    自分もあちらの世界にどっぶりひたれます。

    改訂版では挿絵が変わったり
    通りの名前がめちゃくちゃ通りと変わっていたりしているのがとても残念。
    昔の版を図書館で借りて読むとやっぱりいいなぁと思います。

  • 水玉模様の傘を追いかけて、リナは不思議な町へやってきた。森の深い緑の中に、赤やクリーム色の家が6軒。石畳の道は雨が降ったように濡れている。ここがリナの探していた霧の谷の気ちがい通りだった…。

  • 私が小学生時代、激ハマリしていたファンタジーなお話。

    骨董品を人間にかえていくところとか、サンデーが食べているキャンディーとか、描き方が好み!
    本当は文庫本じゃなくてしっかりした本で、その装丁もすばらしかったのに絶版になってしまい手に入らなくなりました・・・

    今思うと、この本と出会って私の空想癖に拍車がかかった気がします(笑

  • 可愛らしかった。

    水玉の傘を持って始まるふしぎな町への夏休みの旅。

  • 私が小学生だったら、きっと
    寝食を惜しまず夢中になって
    読んだだろう本だ
    子供の頃は、こう言う世界と現実を
    行ったり来たりしていたような
    気がする
    どこかにきっとあるだろう霧の谷の町

  • 不思議な世界観。

  • あー!ファンタジー!
    こういうの大好き❤️
    のんびり、ほんわか、それでちょっと不思議。
    私も気ちがい通りに迷い込みたい。
    絵も、本の内容とぴったりでステキだった。

    「耳をすませば」の映画で天沢聖二君が読んでた

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著者プロフィール

児童文学作家。岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。大学在学中に講談社児童文学新人賞を受賞し、『霧のむこうのふしぎな町』でデビュー。ファンタジー作品を多く書き続けている。『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞、『岬のマヨイガ』で野間児童文芸賞受賞、『帰命寺横町の夏』英語版でバチェルダー賞受賞など受賞歴多数。


「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柏葉幸子の作品

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