源氏物語<新装版> 巻九

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062614597

感想・レビュー・書評

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  • 色好みで軽い匂宮と優柔不断な薫の対照的な姿が鮮やかでした。
    二人に挟まれた中の君の困惑としたたかさ、巻き込まれた浮舟の薄倖さも物語に強い彩りを添え、今後どうなるのか気になります。

    しかし、薫は冷静そうに見えて我慢が効かなかったり、大君の死を悲しみながら妹に手を出そうとしたり、手を付けた侍女に冷たかったりと結構俺様な酷い男で前巻までの印象がかなり崩れました。女好きだけれど感情の分かりやすい匂宮の方が人間らしくてまだ理解できます。
    タイプは違うけれどどうしようもない男二人が見事に書かれている本でした。

  • 浮舟の乳母と匂宮の攻防可笑しい

  • あと2冊となりました。
    一気に読もうと思いがんばっていますが・・・
    なんとこの本は、図書館で私が初めての読者のようです。
    環境に恵まれています♪
    「雲がくれ」で完結とおもいますがこの後の結末が気になります。
    薫の君と匂宮。
    涙もろい男性と奥ゆかしすぎる女性。
    この時代はややこしい~

  • 9巻目!

  • 2002年7月 図書館で借りた

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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