神州纐纈城 (文庫コレクション大衆文学館 く 1-1)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062620024

感想・レビュー・書評

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  • 民間の信仰宗教
    神聖な病気
    日本風 の環境設定で、エログロを取り混ぜ、異様な雰囲気をだしている
    時代背景をかえりみると、誤った認識があるようだ
    ミカンである

    現代にも通じるところ
    アンタッチャブル!
    神の領域をおかすもの暗示している

  • すごく面白い作品ですが、
    この作品は非常に残念なことに
    未完作品なのです。
    何と言う残念なこと。

    しかしながら本当に
    一度読んだらその不思議なテイストに
    引き込まれてしまう面白さ。
    際立っている人物。
    そして残忍そのものの城。

    その先どうなっていたんだろうなぁ!!
    読めないのが残念!!

  • 引き込まれる場面や人物の登場がどんどんと続き「主人公どこ行った?」とか思っていると“未完”。風呂敷があっちこっちに広がったまま終わってしまったような。個々の場面場面、引っ張り方はすごい巧みなんだけど。

  • 未完と知りつつ読んだわけだが…やっぱり、続きが気になるっ…

  • obtnd

  • この作者、変わり者です。いづれも面白いんです。いやあ、こんなイヤ〜な本ないですよ。伝奇小説というんでしょうか。ついうっかり、久しく読んでないと思って、骨砕いて入院していたときに読み直してしまった。これほど病院に似合わない本はない。血に染まった小説ですもん。でもおもしろい。破たんしてます。その破たんが妙にいとしい。ちなみにかものはしの母の母方の名字がこの「纐纈」って字だったりする。ので、どうしても気になる。

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著者プロフィール

明治二十年(一八八七年)長野県に生まれる。早稲田大学在学中より演劇運動に参加。大学中退後、大阪朝日新聞社の演劇記者、松竹座の座付き作者となる。病を患い、長野県に戻り「講談倶楽部」「少年倶楽部」などに執筆、怪奇、幻想、耽美的な伝奇小説の第一人者となる。『神州纐纈城』は、昭和四十三年(一九六八年)復刊され、三島由紀夫に激賞される。昭和十八年(一九四三年)死去。

「2023年 『神州纐纈城』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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