- 本 ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062620352
感想・レビュー・書評
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まっとうな推理小説と思ったら想像の斜め上の展開でポカーン ( ゚д゚)
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帆村探偵の登場はとても魅力的ですし、かなりショッキングな事件発覚から時代をあまり気にすることなく惹きこまれます。なんとなく伏線を探して読み進めていったのですが、読友さんたちに事前に釘を刺されていたように真相には仰天しました。問題作?壁投げ?いえいえ、立派な変格ミステリ、奇妙な味の分類だと思います。獏鸚を既読でその中でも化学的で怪奇的なものを好んだ私としては、この真相に思わず声をたてながらも妙な納得で受け入れました。でももう少し伏線が欲しかったかな。実は最後の列車見送りシーンがあまりにも変で妙に印象的です。
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出だしがとても良かった。
とある町に着いた途端、すごく臭いニオイがぷんぷん。
町民も皆くさいくさいと大騒ぎ、そのニオイの元を
追うところから話は始まる。
蝿男と称する男が次々と殺人事件を起こす。
それを追う探偵。
真相が明らかになると愕然とする。
蝿男とは、日本版フランケンシュタインの怪物という悲哀。 -
猟奇的な発端から戦慄のラストまで、昭和初期の工ログロ・ナンセンスの雰囲気を漫密に漂わせた昭和初期のSF探偵小説。海野十三のペンネームの由来は 「麻雀は運と腕と、どんな比率か」と聞かれ、「運の十さ」と答えたからと言うが、その通り運のいい男で一家心中を友人に発見され未遂で終わったというエピソードがある。
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「蝿男とはいったい何者なのか」
SFチックな推理劇の数々。
蝿男ってベルゼブブのことだな。 -
昔の探偵推理小説だということを念頭において読むと、とてもおもしろいです。
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非科学的な科学小説。ナンセンス。ありえないような記述もありますが、クスクス笑いながら読める方にはおすすめです。とにかく、文章がおもしろいんですネ。ある意味衝撃のラスト!
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DS文学全集にて。オチは・・・その発想は無かったわ。
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全く同じ、恐怖の印だ。ああ蝿男!
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DS
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