猫は知っていた (文庫コレクション大衆文学館 に 1-1)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 53
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062620611

感想・レビュー・書評

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  • 兄妹の素人探偵が活躍するからっとした本格推理小説だが、物理トリックもたいしたことはなく、探偵役の仁木雄太郎も鼻につくし、いまいち興に乗れなかったが、これはやはり発表された時代背景の考慮なくしてはわからない衝撃と感動があるんだろうなと思った。

  • 猫はなんでも知っている
    タイトルが素敵

    「死体?僕はまだ何も言ってはいませんよ。どうして死体などと言われるのです?」

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4062620618
    ── 仁木 悦子《猫は知っていた 195711‥-199610‥ 講談社大衆文学館'96》
    http://booklog.jp/entry?keyword=%E4%BB%81%E6%9C%A8+%E6%82%A6%E5%AD%90+%E7%8C%AB%E3%81%AF%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F&service_id=1&index=All
     
    ── 《探偵小説名作全集(別巻)195612‥ 河出書房》公募(幻の)第一席入選作品
    1957‥‥ 江戸川 乱歩賞(3)受賞
    ── 仁木 悦子《猫は知っていた 196711‥ 講談社ロマンブックス》19‥0707
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19741211 板坂文庫(下) ~ 日本文学三六五日 ~
     
    ── 島 耕二・監督《猫は知っていた 19580507 大映》仁木 多鶴子・主演
    ── 満田 かずほ・監督&脚本《猫は知っていた 19730226 フジテレビ》島 かおり・主演
     
    ── 仁木 悦子《赤い猫 1980‥‥ 講談社》1981‥‥ 日本推理作家協会賞
    http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~kokugo/nonami/99soturon/miyamoto/22akaine.htm
     
    ♀仁木 悦子 作家 19280307 東京 19861123 58 /籍=二日市三重/旧姓=大井 三重子
     幼時に胸椎カリエスを発病し歩行不能/後藤 安彦(歌人、翻訳家)の妻
     
    (20130304)
     

  • 奇怪な連続殺人は、仁木雄太郎と悦子の学生兄妹が下宿したばかりの病院で発生した。謎の電話、秘密の抜け穴、闇にきらめく毒塗りナイフ…。事件ごとに現われるペットの黒猫は何を目撃したのか?急造名探偵の二人は次第に真相に迫っていく。鮮やかなトリックと論理的な推理、明快な文体で日本のクリスティ誕生と絶賛され、空前のミステリー・ブームを巻き起こした江戸川乱歩賞屈指の傑作。

    あらすじ抜粋

  • 江戸川乱歩賞を作家としては初めて受賞した仁木悦子さんの受賞作。
    ねこ大好き人間としては、この題名に魅かれて古本屋さんで買ったのが、仁木悦子さんとの出会いでした。
    ノスタルジックな時代だからこその、どこか間が抜けたような感じがわたしは好きで、お気に入りの作者です。
    仁木さんはこどもの視点で物語を紡ぐのがとても上手ですが、わたしがとくに好きなのはクールな探偵が活躍するハードボイルドタッチのもの。
    この作品はミステリーとしてはつっこみどころが多いのかもしれませんが、細かいところは気にせずにあの時代を肌で感じながら、のんびり読むのが楽しむコツだと思います。

  • 時間があれば。

  • 07.06.01

  • 第一回江戸川乱歩受賞作品です。

  • 第一回江戸川乱歩賞受賞作だそうです。
    殺人事件なのに人が死んでいるのになぜか爽やかな読みごたえ。
    もちろん殺害のトリックや一つ一つの謎にはふむふむという感じで楽しめる。
    言葉の端々が昭和なのもなんだか懐かしいです。

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著者プロフィール

1928 - 1986。小説家。ミステリーや童話を手がけ、1957年に長編デビュー作『猫は知っていた』で江戸川乱歩賞を受賞。明快で爽やかな作風で、「日本のクリスティー」と称された。1981年には「赤い猫」で日本推理作家協会賞を受賞。無類の猫好きとして知られる。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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