蔦葛木曽桟 (上) (文庫コレクション)

  • 講談社 (1996年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (380ページ) / ISBN・EAN: 9784062620673

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいるとまるで演劇を見ているかのような気分になりました。音読しても楽しいかもしれない一冊です。下巻と合わせて読みましたがたくさんの人々が出てきて一つの大河ドラマのようです。五右衛門や木曽義明など歴史に出てくるような人々の名前や、陰陽道などの話も出てくるので楽しく読めました。
    是非どうぞ(^^)

  • ビブリア古書堂2に出てきた本です。あちらでは完本とのことで函入りでしたが、私は文庫版を。
    まさかじぶんが古本を買うとは・・・。気になってネットで探したら、定価の5割増しくらいだったので、これくらいならとポチッと。いや便利な世の中です。前回のたんぽぽ娘と言い、ネットがなかったら読むことなんかできなかった。

    内容はまだまだ前半戦といった感じ。とりあえず登場人物を出してきて、ってところですね。お話は後半に期待です。登場人物が多いんだ。忘れてしまいそうなくらい。鳰鳥が主人公かと思いきや、後半ぜんぜん出てこないし。後半の島君の話はなかなか良かったなあ。お吉の対決や兄紋十郎とのやり取りもね。
    ちょいちょい読めない漢字が(笑)。「驀地ら」で「まっしぐら」。「周章る」で「あわてる」。読めないねぇ。でも、昔はこのような表現をしていたのか、と思うと不思議というか感慨のあるものです。
    『狼の交尾う(つがう)ところを見ると見た人間を食い殺しにくる』なんて伝承があるのかしらね。『臨終(いまわ)の妄執は五百生』なんてのもすごい言葉だなあ。笄というのも初めて聞きました。昔の風習みたいなものを知るのは面白いですよね。
    よく昔にこんな荒唐無稽というか破天荒なお話、思いついたなあ、とか思ったけど。まぁでも、読んでないですけど、南総里見八犬伝とか封神演義とかもあったんですもんねえ。

    これを栞子さんが子供の頃読んだという設定になっていますが、作者の三上さんも子供の頃に読んだんですかね???

    • urarinchoさん
      ぐ、下巻が出てこない・・・ので、コメント欄に感想メモを。
      2012.7.25読了
      最後はやや失速か。双玉の原のあたりから「残りページ数足りな...
      ぐ、下巻が出てこない・・・ので、コメント欄に感想メモを。
      2012.7.25読了
      最後はやや失速か。双玉の原のあたりから「残りページ数足りなくない?」とか思ったら、やっぱりでしたね。あっけない幕切れ。まあ、こんだけのキャラクター出して、話があっちこっちに飛んで、それぞれにオチをつけるのはむずかしいですよね。まあでも、面白かった。次から次へとイベント発生。破天荒でしたねえ。
      右衛門と島君,右京次郎と小枝,市ノ丞と芳江姫がめでたく結ばれたのは良かった。花村右門と山吹もね。木村常陸介と中御門山尾も、人丸左陣と傾城小銀、もうまくいったのかな。こうしてみると夫婦が多いな。オースチン僧が愛を語ることも多かったし。キリスト教の影響なのかな?
      御岳冠者が主人公だったのか・・・それほど出番なかったけど。仇討もまさかの顛末。替え玉のお六が刺しちゃうし。
      上巻ではなかったのに、時々ナレーターというか第三者の説明が入るのが意外というか、気になる文体だったな。
      連載時は途中で筆をおいたのですね。二つのエンディング(と言っても1つは途中で筆をおいたバージョンですけど)載せられているのはなかなか粋な計らいと感じました。
      解説が良く書かれているなーと感心。指摘事項は的確、至極ごもっともと思いました。
      ところで、石川五右衛門はどうなった??結局そんなに悪い奴じゃなかったのかな?
      2012/07/28
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著者プロフィール

(くにえだ・しろう)1887~1943
長野県諏訪郡(現・茅野市)生まれ。早稲田大学英文科中退。大正末期から昭和初期にかけての時代伝奇作家であるほか、劇作家、風俗作家、歌人でもある。ミステリー作家としては、昭和初年代、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作らが寄稿していた雑誌「探偵趣味」や、「サンデー毎日」を舞台に活躍。主著に『神州纐纈城』など。未知谷から『国枝史郎伝奇全集』(全6巻、補巻1)が、作品社から『国枝史郎探偵小説全集』『国枝史郎歴史小説傑作選』『国枝史郎伝奇短篇小説集成』(全二巻)『国枝史郎伝奇浪漫小説集成』『国枝史郎伝奇風俗/怪奇小説集成』が刊行されている。

「2024年 『小説集 蔦屋重三郎の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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