李歐 (講談社文庫)

著者 : 高村薫
  • 講談社 (1999年2月8日発売)
3.85
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  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062630115

李歐 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • この人の本はいつもヴァイオレンス・アクション。阪大生・一彰を主人公に、不倫相手の女性阪大准教授、15年前の同居していた人々など。朝鮮・中国人、スパイなどが登場し、謎に包まれた大阪の下町の雰囲気がピッタリ。小説は次第に時代が広がり5歳時、そして36歳までの31年間。波瀾万丈の中での守山、咲子、原口、田丸たちの様々な人種!の登場。そして李歐という中国の変化を象徴する謎の絶世の美男。日本の関西という地域の裏事情がいかに国際的な影響下にあるかを知らされる。当に今、中国からの爆買いはその流れの中だろう。

  • 再読...なんですけどこんなに...えー...惚れてましたっけ?読まない間にだいぶ脳内でマイルドになっていたようでラストのハッピーっぷりにびっくりしました。蜜月とはこのことか。

  • 前半はなかなか読み進まず辛かったが、乗ってくると面白い。が、一文が長いのか、段落がつまりすぎているのか、なかなか集中出来なくて流し読みしてしまった部分もあったし、読み返さないと意味が掴めないところもあった。
    最後はどちらかが死ぬのではないかと思っていたが、李オウらしいラストでよかった。

  • 結局雰囲気BLかーと中盤で李歐も一彰も結婚し子供も育て‥‥ってあたりで思ったけど最後きちんとホモで〆ていて高村薫先生へ畏敬の念が浮かびました。何人殺しても殺されても最後、二人であればいい、最高かよ

    難をあげるとしたら外人の日本語レベルが高村薫並(当たり前ですが)で二ヶ国語以上喋れてそれだけ語彙あるの貴女だけですよ、ってくらいかな

  • 惚れたって言えよ

  • on my ownを聞きながら読んだせいでそのイメージになっている。歌詞確認したら最高にマッチしていたので運命だったのかもしれない。特に幽霊以降との親和性は素晴らしかった。
    この曲を聴きながらこの本、という組み合わせでハマったものに出会ってしまうとこの先その曲を思い出すごとにこの本を思い出しそうである。
    on my own.

    読み終わった次の日に満ち潮のように、ただ広く広く広過ぎてさみしい気持ちになった。
    on my ownがやはり流れる。

  • 2010.10.19

  • 李歐が素敵すぎて、お気に入りの一冊です。
    でも分厚くてなかなか友達に勧められない。

    いつ出るのかハラハラしながら読んでたら、工場のところで号泣してしまい、電車の中だったので困りました。桜が切ない。
    実は主人公は幼少期から巻き込まれていたことに驚きながら、ドンドン進んでく感じが好きです。
    ところどころでてくる、銃の構造には精密すぎて真面目すぎて何のウィキペディアを読んでるんだと思って飛ばしたこともあったのが申し訳ないけど…。
    あの時あぁだったら、こうだったらが複雑に噛み違いながら歯車みたいになっていて読み応えありすぎます。

  • 毎年、桜の木の下で読もうと思いながら、ずっと機を逃してしまっている。
    素敵な物語だ。物語というより、お伽話のよう。

  • 血生臭い匂いが時おり薫る、大河青春物語?

    男と男の純愛物語?

    謀略小説?

    ……いや、違う。
    ジャンル分けが難しく、物語を一言で表現するのも困難な、不思議な話だった。

    高村さんの難解な心理描写に慣れ、男色気味な世界観に免疫がつきさえすれば、あとは素直に、高村薫でしか表現でき得ない風景描写の美しさに酔いしれられる。


    ★4つ、7ポイント半。
    2015.02.02.了。

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