国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 9788
レビュー : 867
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062630863

感想・レビュー・書評

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  • 過去を引きずったある中年男性の恋愛物語。
    村上作品は作中では音楽が流れていていつも味わい深い。
    彼の表現は個人的にいつも心のヒダを抉られる。
    自分の中では彼の色彩はいつだってモノトーン調。
    最後までゆっくりと味わって読めた。

  • 新海誠の小説 秒速五センチメートルの下敷きになっているような気がした。36歳になった時にもう一度読みたい。

  • 小説

  •  読み終わった感想は、村上春樹を読んだなあってことくらい。伏線みたいなものも回収されないし、大したことないことをすごい世界観で書くし、思わせぶり、性描写が多い。結局は30代男のただの不倫の話。
     ただ、村上春樹ワールドと、読ませる力でなんだかんだ一気に読んでしまったことは確かです。

  • 昔読んだとき、あれほど涙した小説が何にも心に響かなかったり、
    逆に
    昔読んだとき、これほどくだらない小説はないと思った小説が琴線に触れたり、
    年をとるってさみしいくて楽しい

  • アイラの本棚に一生置いてあるはずです。初恋の人に会いたいな!

  • 苦手な方の春樹作品でした...。
    最後の夜明けの青色の描写など、所々の情景描写はさすがの美しさでした。

  • ブンガク
    かかった時間115分

    この作品は、以前から自分のなかで、村上春樹の作品のうち、上位に位置づけられている作品だ。
    一人っ子の主人公が、同じく一人っ子の女の子と出会う。彼らはやがて離れ離れになるけれども、長い孤独な時を経て家庭を築き、幸せに暮らしている主人公のもとに、かつての女の子が美しい女性となって現れる。

    まあ、身もふたもない言い方をすれば不倫の話だが、少年時代に交わした会話や、特別な曲について、自分の世界を作ることについて、ヒステリア・シベリアナについて、交わされる言葉が印象的で物悲しい。

    村上春樹の作品には「どうしようもないこと」がよく出てくる。本人が望むと望まざるにかかわらず、むしろそれを避けようと動けば動くほど、それに近づいてしまうようなことが。それを村上春樹は、その人に生まれつき(もしくは後天的かつ不可逆的に)備わっているものだというふうに書く。この作品も、そういう、不思議な説得力をもっている。

    他作品の関連でいえば、この作品は「1Q84」と表裏をなしているのではないかと思う。少年時代の宿命的な心の震えと、異空間に入り込んでしまったような現実、相手がどれほど自分にとって必要な存在かということに、時間が経ってから気づくこと。この作品で叶えられなかった運命を、「1Q84」では叶えている。

    そのような印象。

  • 島本さんにとても腹が立った。主人公も島本さんも自己中心的で身勝手で、絶えず周りの人を傷つけ、自ら傷つく。でもそれはこの物語が主人公の目線で書かれているからだろう。
    結局誰もが皆、自分勝手で傷つけ傷ついているということだろう。

  • うん、これは私の好きでない方の村上春樹さん作品だな。自己中かつ自己満に過ぎる。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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