くじらの降る森 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062631396

感想・レビュー・書評

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  • 高原の風景が思い浮かぶ。

  • ただ天啓を待っていても駄目だ。まずは自ら創作せよ。

  • 全く予測がつかない展開に、ついていけなくなりそうなほどのスピードでめくるめくストーリー。

    一体どこに着地するのか?

    と、一人一人の主人公はなかなかの地味な目立たない孤独な人間たちなのに、こんなにも自由にそれぞれストーリーを展開していくのか?と、どの人間からも目が離せない。

    出てくるメンツの個性的すぎる独特なキャラクターに目を奪われている間に、いつの間にか漂流しているようなそんな不安定な気持ちに終わるまでさせられ、先々が気になるそんな一冊です。

    ハラハラしないのに、ゾクゾクしないのに、不思議と目が離せない魅力のある作品です。

  • 2011.04.10

  • 途中まではとてもひきこまれた。
    自我をなくしてみなと一緒になること、消化されること、その安易さやそれに抗う魅力も分かるけれど、結局は恵まれた環境にあって、何かのために我慢することもなく、自分の満足のためだけに生きる男たち。
    対象的に、ステレオタイプで独りよがりに子供を持ちたいというだけの母性を持ち、そのわりには子供を本当に守ろうとか愛しているとは思えない女性たち。
    残念ながら、登場人物の誰にも共感も実在感も魅力も感じられなかった。
    彼の描くくじらを見たいとは思った。
    (2015.1.26)

  • 『本当にくじらが降ってくるよ〜』と友人に薦められたのがかれこれ8年くらい前かしら。
    以来、ずっと気になってはいたものの、古本屋で見つけることができずにあっという間に時が過ぎてしまってた。
    電子化されていることに気づいて即購入、二日で完読。

    ある日、シンタロウは森の中で亡き父にそっくりな青年に出会う。
    その後、ポストに亡き父宛ての手紙を見つけたシンタロウは、差出人であるケイコという女性に出会う。
    名前を持たない変わった生い立ちの青年を通して、ルールと自由についてシンプルに描かれている。

  • 全然予期できない作品でした。
    ただ、東京から吐き出されたマサルに会った時、学校で白鯨に会った時、手の届かない所へ行くのはわかった。
    消化せず、胃に溜めていたい話だった。

  • 謎だーミステリアスー

  • 出生届も出されず、名前もない少年の話。

    名前のない人間、考えたこともなかったけど、あり得なくもないのかもって不思議とすんなり入ってきました。

  • 脆さの中にあるとんでもない強さ、その世界観に途中からどんどん引き込まれた。

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