アルバイト探偵 調毒師を捜せ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 728
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062631402

作品紹介・あらすじ

美女には眼のない親父・涼介のもとにモンローばりの金髪グラマーが訪れる。必殺の調毒師を捜す仕事だった。依頼をひきうけさせるため毒を盛られた親父に残されたのは48時間。アルバイト探偵・隆は解毒剤を持つ調毒師の行方を追う。不良中年私立探偵とけなげな高校生の父子が立ちむかう難事件のかずかず。

感想・レビュー・書評

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  • 暗くて重いニュースが連なる昨今(ちょっと極端な物言いかも)、このくらい軽い感じのあっさりハードボイルドは心穏やかにしてくれる。

    今回も一気に読めた。なんだかんだと父子の関係、涼介と元同僚の関係、リュウと康子の関係は良好で温かい。
    ラスト…涼介さん?読者にも昔話を聞かせてくれるのでしょうか?

  • 父親のカッコ良さが控えめで私好みだったw

  • 再読。

    膨らませば長編になるスケールの話を短編に圧縮していう感が強く、
    故に都合の良い展開が続き、軽く小粒な印象がぬぐえない。
    それが本シリーズの良さでもあるのだが。

    これはしょうがない事だが、当時のお洒落が現代では「こっぱずかしい」。

  • 一作目を読んでもちろん続編を読みたくなり図書館でお取り寄せ。

    前作のときも感じたのが、ずいぶん後半になってもまだまだお話の核心にたどりつけないので、早くそこにたどり着きたい!とノンストップで読んでしまいあっという間に読み終えてしまうこと。

    旅行など、時間をつぶすのにのんびり読みたい~みたいな状況には向かない作品です。

    つまりは面白いということなのです。

    今回は前作を読んで免疫があるのでこんな古いこと!などと驚くことは特になかった気がします。

  • アルバイト探偵 調毒師を捜せ (講談社文庫)

  • 美女には眼のない親父・涼介のもとにモンローばりの金髪グラマーが訪れる。必殺の調毒師を捜す仕事だった。依頼をひきうけさせるため毒を盛られた親父に残されたのは48時間。アルバイト探偵・隆は解毒剤を持つ調毒師の行方を追う。不良中年私立探偵とけなげな高校生の父子が立ちむかう難事件のかずかず。

  • 評価は4。

    内容(BOOKデーターベース)
    冴木隆の父親・涼介は、女に弱く、頼りがいゼロの私立探偵。そんな涼介に、モンローばりのグラマー美女ジョーンから来日中の必殺調毒師タスクを捜して欲しいとの依頼があった。ところが何を血迷ったのか、ジョーンは涼介にタスク特製の48時間後に効く毒をみまってくれた!!中和できるのはタスクが持っている解毒剤だけ。絶体絶命、どうする隆…。ドタバタ親子が繰り広げる、笑いとスリルいっぱいの探偵物語。

    コメディータッチのアクションドラマなのでどんなピンチが来ても最後にはお父さんか息子が現れて丸く収まるので気軽に読める。第一巻と比べると息子がすこ~しだけ逞しくなっているかな~といつの間にか見守る母の気持ちになっている。

  • 軽ハードボイルド「アルバイト探偵」第二弾。描写はポップだけど、難事件を解決する展開は読み応えがあります。

  • 読みやすく、主要人物のキャラクターが個性的でサクサクと読み進められる。息子に薦めた。こんな毒薬があったらスゴイ。

  • アルバイト探偵シリーズ第二弾。短編集。
    テンポよく、頭をからっぽにして楽しめる。
    主人公の高校生探偵、冴木隆くんの出生の秘密も明らかに。
    (図書館)

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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