- 講談社 (1996年1月11日発売)
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感想 : 44件
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784062631532
作品紹介・あらすじ
みんなの感想まとめ
平易な文体で描かれた古代中国の物語が、読者を引き込む魅力を持っています。由緒正しい家柄の娘が老子の教えを胸に、皇后へと成長していく過程は、まるで正しいシンデレラストーリーのようで、安心して楽しむことが...
感想・レビュー・書評
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由緒正しき家柄ではあるが困窮している家の娘が、老子の教えを胸にして皇后になるまでの話。
時は高祖劉邦から次世代の歴史小説。
平易な文章で読みやすく、おもしろかった。
後半の展開が早くて「どんどん解決していく」感がすごかったけれど、安心できるハッピーエンドで読後感が良かった。
それにしても、呂皇后(呂后・劉邦の奥さん)の恐ろしさよ!本当に「人」なのか・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宮城谷さんの作品は読みづらい、という先入観があったのですが、この作品は文体も内容も平易で、非常に読みやすいです。
古代中国のお話は血で血を洗う抗争が多く、幸せをつかんだように見えても油断できないのですが、本作は正しいシンデレラストーリーで、安心して読むことが出来ます。
ちょっと『山椒大夫』が入っているかも。 -
1996年発行、講談社の講談社文庫。この小説は特に絵が浮かぶ小説という気がする。この小説は政治的な場面がほとんどないだけに、中国風の景色が際立っているような気がする。とくに本文中の歴史蘊蓄はほぼないので、きれいに最後に向かって流れて気持ちいがいい。
あとがき:「漢字のこと語源のこと-あとがきにかえて-」(毎日新聞1991年7月17日)、解説:「解説」藤原正彦、備考:1992年講談社から刊行されたものの文庫版。 -
中国の漢時代、劉邦の息子文帝の皇后になった女性のお話です。
短編小説なので1日で読み終わりました。貧しいけれど教養を身に付け、心の清らかさを備えた人は魅力的ですね。
今、奴隷制度にナイーブな時期ですが、そのような時代を超えて現代があります。 -
竇猗房のけなげな姿が可愛らしく…… いや、萌える! 多くの宮城谷昌光作品の中で傑作と言って良いだろう。
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物語は前漢王朝前期、呂太后が君臨している時代である。河北の貧しい名家の娘、猗房が宮廷に使えるチャンスにめぐまれる。彼女を含め兄弟たりも紆余曲折ありながら最後には宮廷の主となるのである。このシンデレラストーリーは涙なくして語れない。
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文字が大きく、内容も簡潔にまとめられているが、漢字の技巧によって平易な印象を与えない。初めて歴史小説を読む人には良いと思う。
老子の教えを愛する猗房はしなやかな考えを持つ、聡明な女性。
10人のうち、3人は若くして死ぬ、あまりに生きたがっている結果だ、という問答が印象的だった。 -
感動のドラマ
良かった^_^ -
宮城谷昌光は始めて読んだ。「みやぎや」ではなく「みやぎたに」と奥付のふりがなは書いてある。以後注意。
落ちぶれた名門の娘、竇猗房(とういぼう)が漢の王室に入ることになった。当時宮廷で威を振るっていたのはかの呂太后。
やがて猗房は呂太后から北方の代国の王:恒に贈られ、代国の竇姫(とうき)となる。
呂太后の死後、栄華を誇った呂氏一族は滅び、代王恒が皇帝となり、猗房は皇后となった。
文章がりんとしていていい。他も読んでみよう。 -
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心洗われる「大人の童話」
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=078384 -
・1/31 読了.本棚にあったから読んでみた.中国の古代が舞台の感動の物語.難しい見慣れない漢字が使われてたりしてなかなか興味深い.
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宮城谷昌光さんはどうも初めてのようです(読んだことがあると思い込んでいたのですが、間違いだったようです)。
全体的に扇情的な大きな盛り上がりは無く、淡々と話が進みます。なんだか伝記のような感じの作品です。
客観的というか、主人公達を冷静に外から見て、物語が綴られているようです。個人的にはもう少し感情移入したほうが好きなのですが、これはこれで一つのスタイルと思います。
それにしても、確かにこの作者の漢字に対するこだわりは大した物です
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やっぱり宮城谷さんは、日本語がきれい。
でも、もっと長い話が読みたかったなー
自分の長編好きを再認識。 -
文字は大き目だし、ページ数も少な目で、いったいどんな風に話が進むのかと首をひねっていたのですが、読み始めたら、その手軽な字数からとは思えないほどしっかりと色々な情景・人間関係が伝わってきて、驚きました。あとがきなどの漢字の使い方の話にも感銘を受けざるを得ません。
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世界遺産ハロン湾へ行くバスの中で読了。
お話自体は正統派のシンデレラストーリーなのだが、何よりも表現の仕方が非常に詩的。
これくらいの内容だからこその表現方法なのかもしれない。
他の作品はこうではなかった。
中国古代小説初めての人に非常におすすめ。
仏教の影響を受ける前の中国である。 -
自分にとって初めての宮城谷作品。
短くて読みやすい。宮城谷さんを知らず、作品に触れてみたい人には最適の一冊でしょう。中国史をガッツリ味わいたい人には他の作品の方が良さそう。
正直なところ、あとがきの宮城谷さんの文体についての解説の方が面白かった。
独特の文体の妙を味わえます。(ひらがなが多く、特別な意味を込めたい箇所で漢字を多彩に使い分けて状況・感情の機微を表現する)
本書はすっと読めるので何とかなりましたが、
他の長編では登場人物が多そうで、メモを取らないとついて行けなさそうだと感じました(;^ω^)
著者プロフィール
宮城谷昌光の作品
