アジア亜細亜: 無限回廊 (講談社文庫 ひ 32-1)

著者 :
  • 講談社
3.15
  • (1)
  • (3)
  • (14)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 60
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062631754

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2018/01/19 22:36:46

  • 読書録「アジア亜細亜」3

    著者 日比野宏
    出版 講談社

    p232より引用
    “なによりも水浴のときに頭から石けんで洗
    えるのは手間が省け、気を使うところが一つ
    減ったのは便利なことだった。”

    目次から抜粋引用
    “トランジット
     桂林の不良少女
     マイペンライの都バンコク
     断食した日
     マイの手紙”

     写真家である著者による、亜細亜を旅して
    周った旅行記。
     飛行機の乗り換えから断食まで、出会った
    人々の写真とともに描かれています。

     上記の引用は、旅先で坊主頭になった時の
    一文。坊主頭は顔を洗う続きで洗ってしまえ
    るので、毎日のお風呂がとても楽になるで
    しょうね。
     80年代後半のアジアの、普通であろう人達
    との交流が記されています。その当時の様子
    を知る必要があるひとに、有用な一冊ではな
    いかと思います。

    ーーーーー

  • やたらと女の子ばかりが出てくる旅行記。1年3ヵ月にも及ぶ旅の前半部分です。日比野さんの初めての長旅で、最初のほうは失敗ばかり。それでも人々との交流を第一に考えて行動する旅の仕方は、少なからず共感できます。

    それぞれのストーリーが意外と良い出来で、旅を続けるうえでの著者の心境のようなものも感じ取れます。ダージリンの断食行の話と田中上人の言葉が特に印象的。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1955年、東京都生まれ。最初はファッション写真をめざしていたが、80年代後半より、アジアを中心とした旅が始まり、写真と文章の本を出していく。出版物に『アジア亜細亜──無限回廊』『アジア亜細亜──夢のあとさき』(講談社文庫)、『エイジアン・ガール』『快!撮!アジア旅の写真術』(新評論)、『フィリピン街道−バハラナ』『フィリピン街道−マガンダ』(凱風社)などがある。 

「1997年 『写真家はインドをめざす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

日比野宏の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×