警視の秘密 (講談社文庫)

制作 : Deborah D. Crombie  西田 佳子 
  • 講談社 (1996年2月発売)
3.24
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  • 本棚登録 :92
  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062632089

作品紹介

単純な水死と思われた事故になぜスコットランド・ヤードの警視がかり出されたのか。被害者の喉にはあざのあとが残り、その上、アシャトン家ではこれで2人目の水死人となる。当主は有名な指揮者、夫人はオペラ歌手、被害者の妻は画家という名門を、キンケイドが調査していくと、嫌な噂が聞こえてきた…。

警視の秘密 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 警視キンケイド・シリーズ第3作。

    著名な音楽家の娘婿が水死体で発見された。捜査が進むにつれて、華やかな一族の隠された謎が明らかになっていく。

    優雅なホテルでのアフタヌーンティーなど、物語を盛り上げる小道具が随所に登場するところは楽しかった。でも、キンケイド警視と部下のジェマ・ジェイムズ巡査部長の気持ちのすれ違いがもどかしく、そのことが気になって謎解きのおもしろさが少しそがれてしまった感がある。

  • これもどうしてこのタイトルにしたのだろう…
    本自体は楽しめました。キャラも好感が持てて良かった。

  • キンケイド警視シリーズ3作目。捜査の進展はゆったりと事情聴取を重ねていくといったクラシカルな作りであるが、レギュラー陣の人間関係の動きは意外と早い。読んでいるほうはイライラしながら2人の関係を見てるのだが、よく考えるとまだ3作目。やっぱり90年代半ばに書かれているということを妙に納得。ミステリ的な流れは3作共に共通しており、事情聴取を重ねることで、人間関係や登場人物たちの背景が徐々に明らかになるが、事件との関連が見えないまま終盤へ。最後の最後で動機につながるひとつの事実が明らかになることにより、いきなり事件は解決する。3作とも同じ流れである。そのため、ミステリ的な要素よりは人間関係を楽しめないと少し長く感じるかも。もう少し「謎」っぽい「謎」を強調して提示してくれるとミステリ的な要素が前面に出てくるので黄金期のミステリに近づくのだが・・・。

  • 上司直々の命令で、わざわざスコットランドヤードから、地方の警察に派遣され、事件を捜査するよう命じられたキンケイド警視。水門で遺体として見つかった被害者は、貴族の称号も得ている名家、アシャトン家の一員であり、その上、その家から水死が出たのは、これが二人目とのことだった。部下の女性巡査長・ジェマを連れて、捜査に乗り出したキンケイド警視だったが・・・?◆キンケイド警視シリーズ3作目です。華やかな世界にいながらも、謎めいた名家の家族関係。そして、冷たく擦れ違うばかりの夫婦関係。そんな中、キンケイド警視と、彼がいつでも頼りにしているジェマの二人の関係にも、作中で微妙な変化が。離婚を経験して、痛みを知っている二人だからこそ、気になる相手に、一歩、踏み出せずにいて。キンケイド警視ったら、女心が何も分かってないわね!と、やっぱり、ジェマの肩を持ってしまいつつも、二人の一進一退の恋愛模様にヤキモキしてしまうのです。

  • シリーズ3冊目。相変わらず紳士的なハンサム警視だが女性に甘過ぎてどうかと思う。部下のジェマとも進展あり。
    『クリスティの「バートラムホテルにて」のモデルになったホテル』だというブラウンズホテルでのアフタヌーンティーの描写があり。軽く黄金期のミステリ談義や大戦の頃の時代観の話をしていて興味深い。事件とは関係ないけど。

  • 溺れ死んだと思われる男の婚族から捜査を頼まれたキンケイド。
    捜査が進むに従い、被害者の家族の秘密が暴かれていく…。

    やっぱりプロットが巧い。どんどん読めてしまう。
    あと本作はお茶の描写がいい!
    今回は部下のジェマとの関係もひと波乱もふた波乱もあり、眼が離せなかった。
    次作が楽しみ。

  • すごいすごい、デボラ・クロンビー。なんで今まで読んでなかったんだろう。シリーズミステリものって、主人公とレギュラーの登場人物の話ばかりで(それも好きだけれども)、犯人や被害者はどうでもいいというか二の次になるものも多い気がするんだけれど、このシリーズはそういうことがないみたい。今回も、被害者の家族、家族の過去の話まで、深く書き込まれていて読みごたえがある。そのうえで、主人公の恋愛についても描かれていてこれも興味深く。イギリスらしい、パブやアフタヌーンティの場面もあって楽しく。シリーズ全部読むことに決定。

  • ?1995

  • シリーズ3作目。捜査って地道なものなのよね、本当は。と再認識。

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