銀の夢―オグリキャップに賭けた人々 (講談社文庫)

著者 : 渡瀬夏彦
  • 講談社 (1996年5月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (675ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062632393

銀の夢―オグリキャップに賭けた人々 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 某SNSからの転用です。(2009年1月25日)

    「普通の馬」ってとこが一番印象に残ってる。それは後ほど書くとして、
    俺が初めて地方馬に熱くなったんが去年5年連続有馬に出たコスモバルク、弥生賞勝って、皐月賞2着なってめっちゃダービー盛り上がったん覚えてるねんけど、最近では地方馬も結構クラシック出たり、重賞出たりしてて
    まぁ交流重賞も結構あったりで中央・地方ってほんまそんな垣根ないねんけど、今から20年位前今やNHKマイルCの前哨戦になってるニュージーランドTがダービーに外国産馬に出走権がなくまだ残念ダービーと呼ばれてた時代、オールカマーが地方と中央の交流競走やった時代、地元笠松を盛り上げてくれたらと配合された一頭の地方馬が巻き起こす超旋風
    読んで思ったんが物語全てがドラマやし、小説読んでんかなって思った
    最近でもアドマイヤムーンが馬主変わってびっくりしてたけど、オグリは3人も馬主変わってるし、瀬戸口調教師は晩年、ネオユニヴァース、メイショウサムソンと名馬育ててるけど、20年前のこの馬のこと知らずして語られへんなって思ったし、去年も東京競馬場来たし、一頭の馬で600ページもある本出せること自体ありえへんし、競馬知らん人でもオグリの事やったら誰もが知ってるやろうし、でも俺は5歳くらいやったからタイムリーには知らないだけにこの本読んで深いとこまで解かったし、ほんまにこの本に出会えた奇跡にただただ感動やわ
    5歳時までは主にオグリの戦跡について語られていくねんけど、6歳時の最後の一年は関係者との談話とともに時が過ぎていくような作りなってるねんけど、6歳時のJCにアンカツが騎乗依頼を馬主に懇願してる事実とかライバルヤエノムテキの厩務員の人がめっちゃええ味出してて、岡部元騎手との交流、90年天皇賞時のシーンは凄い記憶残ってるし、まぁただ強いだけちゃうくて、ライバルにも恵まれたっちゅうのが凄い思ったな
    4歳時のタマモクロスとの芦毛対決、5歳時のスーパークリーク、イナリワンとの三強対決、6歳時の最後の激闘
    ただ昨日の敵は今日の友ってんかな。4歳時のライバルタマモクロス鞍上の南井克巳、5歳時のライバルスーパークリーク鞍上の武豊は後にオグリに乗ることになる辺り、かつて地方から参戦してクラシック沸かして一時代築いたハイセイコー主戦の増沢末夫が騎乗して晩年の天皇賞、JCに挑んだりとかほんま乗り替わりさえもドラマやな。
    ディープもほんま凄い人気やったけど、この本読んでオグリには適わへんと思った正直時代の違いとかあるにしろ、ここまで戦跡がドラマになる馬おらへんし、ほんまここまで読み応えある競馬本を一頭の馬で書ける事が奇跡やからな 俺の感想としては豊さんが言ってた「普通の馬の代表」ってとこがほんま印象に残った筆者も結構言うてるねんけど、オグリキャップという生身の馬やなくてだんだん『記号』としてのオグリキャップが時代に溶け込んで色んな人の心の中に残っていくそれが大きな渦となっていったんやけど、ただそこにはやっぱり『馬と人』がいる。オグリは普通にレースに挑むだけやし、他の馬もそうだし、担当厩務員の池江さんもいつも通り仕事こなすだけやし、同じくらいのモチベーションで他の人もそうしてるだけ
    だからオグリは普通の馬の代表であり、池江さんも普通の厩務員の代表であるってとこに凄い心打たれた
    この事をさらって言えるとこが豊さんの凄さやわって思ったな。実際この本でもオグリ周辺の大きな渦から最後は一頭の種牡馬として種付けしてく父となってく姿が上手く表現されてるねんな
    競馬ってほんまに素晴らしい人と馬が作り出す芸術ってことを改めて認識させられるな92年に馬事文化賞受賞してる一冊やけど、競馬好きやったら必読の一冊やな

  • 1990年の有馬記念のビデオを見て競馬に惹かれるようになったことを思い出す。
    一度見に行きたかった…

  • 時代が古くなってはしまいましたが、それでも競馬ノンフィクションの最高峰の座は揺るがない傑作です。オグリキャップという名馬と騎手・生産者・厩務員・調教師など、オグリに関わった人々のドラマが精緻に綴られています。オグリキャップを知らない競馬ファンにもぜひ。

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