黒猫館の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3061
レビュー : 296
  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062632782

作品紹介・あらすじ

6つめの「館」への御招待-自分が何者なのか調べてほしい。推理作家鹿谷門実に会いたいと手紙を送ってきた老人はそう訴えた。手がかりとして渡された「手記」には彼が遭遇した奇怪な殺人事件が綴られていた。しかも事件が起きたその屋敷とはあの建築家中村青司の手になるものだった。惨劇に潜む真相は。

感想・レビュー・書評

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  • これまでの館シリーズに比べると、伏線が多いだけに謎解きの楽しみは大きい。はじめから全てを疑えば、かなり早い段階で真理に近づけるのでは。

  • 館シリーズの6作目。前作の時計館では殺しまくってスプラッタームービーの様になってしまい、また中村青司の建築物であるため、もう隠し部屋や通路は織込み済みで、ちょっとパターン化してしまった感があったが、本作は目先を変えたストーリー展開でなかなか良かった。しかし大事なトリックが叙述トリックになっており、季節と場所を読者に錯覚させる仕組みとなっているため映像化は難しそう。昔読んだシャーロックホームズのように夢中に読んできたが、しばらくお休みにします。

  • 館シリーズ6作目。
    初読時よりも面白いと感じたので★一個増やしました。とにかく伏線の回収が見事。少しずつずれていたパズルが最後にぴたっとはまっていく感じが面白い。後から読んだら結構解りやすくヒントが散らばってたのに、初読時は全然気づかなかったもんなぁ。再読でだいたいの仕掛けはわかってたけど、鮎田氏の正体についてはすっかり忘れていました。
    そしてやっぱりゴキブリが怖い島田さんは可愛い。

  • 小説

  • 読む時期にも寄るんだろうけど時代を覆せるほどの傑作でないのは事実かと、古いんですよね

  • 2017~2018 読了

  • 「館」シリーズ。

    江南と鹿谷は、記憶喪失の男から依頼を受けていた。
    とある男の日記に書かれている内容が実際に起こったことかを調べて欲しいらしい。
    内容は、中村青司が造った「黒猫館」で起こった殺人事件についてだった。

    「黒猫館」へ遊びに来ていた若者達は、途中で拾った女性と一緒に薬物パーティをしていた。
    彼等は誤って、女性を死なせてしまう。
    「黒猫館」の管理人は、パニックになった若者達に死体を館内に隠すよう提案してきた。

    昔、「黒猫館」の持ち主だった男が娘を殺していた。
    男も同じく、館内に娘の亡骸を隠してしまう。

    「黒猫館」に向ってみると、隠してあった筈の死体は見つからなかった。

    「黒猫館」自体はシンプルな造りですが、スケールの大きな仕掛けが施されていました。
    「黒猫館」ソックリの建物が、タスマニアに存在しています。

    これでもかというくらい、伏線がありました。
    手記の部分が「占星術殺人事件」のようなスタイルだなと思いました。

    管理人=館の主でしたか。
    名前がスペルの逆読みだったことは、指摘されるまで気付きませんでした。

  • いくつかあった疑問がクリアになる快感。
    おもしろかった!
    続編も図書館にあるといいなぁ。

  • 久々に読みやすかった。
    相変わらずトリックは最後までわからなかったけど、最後の手記で明かされた秘密が素晴らしい。
    しばらく館シリーズを読み進める気が起きなかったけど、次も読もうかと思う。

  • 小説を読んでいる人が、どれほど自然と頭の中で色んな事柄を補完しているか。

    アナグラムにはすぐ気付いてしまった。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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