黒猫館の殺人 (講談社文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 3132
レビュー : 298
  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062632782

感想・レビュー・書評

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  • 館シリーズ六作目。
    再読ですがメイントリックを支える数多くの伏線を確認しながら読むことは、思っていた以上に楽しく、作者の苦心の跡がうかがえるような気がします。他の作品と比べると、あっさりしていて物足りない所もありますが、館にまつわる謎の解明は意外性があり面白いと思いました。
    さて、次の館は『暗黒館』。超大作なので、読み始めるにはそれなりの覚悟が必要かも。

  • 赤道通過

  • 過去の事件を追っていく形なので、他のシリーズに比べれば緊迫感などはあまり無く淡々とした印象なのだけど、伏線がこれでもかというほど散りばめられていて面白い。
    今作では鹿谷さんと江南くんが一緒にいる場面が多いのと、猫を始めとした館のモチーフが好きなものだから嬉しかった。

  • 赤道を挟んでの鏡の世界。
    館シリーズはどんどんスケールがデカくなる気がする。叙述トリックものとしても大変面白い。
    なんとなく正体はわかった気がしていたのだが、散りばめられた伏線には全て気づかず。いつも以上に注意して読み進めたつもりだったので、なんとも悔しかった。
    今のところ、十角、暗黒の次に面白かった。

  • 自分が何者なのか調べてほしい。推理作家鹿谷門実に会いたいと手紙を送ってきた老人はそう訴えた。手がかりとして渡された「手記」には彼が遭遇した奇怪な殺人事件が綴られていた。しかも事件が起きたその屋敷とはあの建築家中村青司の手になるものだった。編集者の江南とともに謎にせまる。 館シリーズ第6弾。

    現在と過去(手記)が平行して展開されていくスタイル。鹿谷と江南の会話を読む毎に、先に手記を全部読んでしまいたい衝動にかられた(笑)
    犯人像はわりと浮かんで来やすいのですが、トリックが何とも・・・。犯行に使われたトリックとは別に、ストーリーそのものがトリックといった感じ。
    あとがきで著者が述べているとおり、伏線だらけで、どれがどう絡んでくるんだろうと、楽しみながら読めました。

  • <黒猫館>と呼ばれる館の管理人をしている鮎田冬馬は、

    館の持ち主である風間の息子たち4人をもてなすことになる。

    同じバンドのメンバーだという4人は目が覚めると、

    昨夜一緒に騒いでいた椿本レナという女性が死んでいた。

    推理作家の鹿谷門実の担当編集者、江南孝明は一人の老人から一通の手紙を受け取る。

    老人から事件が起きた屋敷が「中村青司」が建てたものだとしり、真相の解明に乗り出す。



    とてもおもしろかったです。

    かなり評判が良い「館」シリーズの第六作目から読み始めたのですが、

    それ以前の巻を未読でも十分楽しめました。

    わたしには珍しく密室トリックに気づけたことがうれしかったです

  • 大味!で大掛かり。大胆。
    大雑把だけどやっぱりまんまと騙されてて面白いなあと思う。

    今回人物間の駆け引きとか館自体のからくりは少なめでまたちょっと毛色の違う感じだったけど安定の読後感でした。

  • その館の秘密とは?
    これはミスリード楽しいやつなので、ちょくちょく考え込ながら読みたい

  • かなり大がかりな規模の館。
    後半でなんとなく展開がみえてきましたが面白かった。

  • 【館シリーズマラソン:6冊目】 ある人物の正体や犯人は当てる事は出来たが、それでも面白味が減る事は無かった。最後の最後に驚かされた(というよりはそこが本丸か)。やはり油断ならない。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。2018年第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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