眠れぬ夜の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 311
感想 : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062632867

感想・レビュー・書評

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  • 捜査0課の三人の活躍を描いた作品です。ミッションインポッシブルみたいに派手な設定で面白いです。
    登場人物が多いので最初は取っ付き辛かったものの、コメディータッチで読み易いですし、バラバラだと思われた要素が最後で見事に繋がるプロットが秀逸なので、一読の価値はあると思います。

  • これは、すごい。
    こんなお話をよく思いつく。

    天才!!! 感動!
    犯人そいつか!!!
    裏で動きながら犯人に詰め寄る
    天才集団の(なんでもお見通しなのじゃ)って感が
    かなり良かった!こういうの好き!コナン風!


    【あらすじ】
    ちょっとしたイザコザに巻き込まれ、逃げようとした相手の体に
    触れたとたん、その人は倒れ、打ちどころが悪く・・・
    大都会・東京ならではの、そんな殺人事件は連続発生。
    だが、逮捕されなかった加害者には、死者からの脅迫状が届く!
    動き出したのは警視庁刑事部のマル秘部外組織。はたして犯人は
    見つかるか!?


    登場人物。とくに、マル秘部外組織の人たちのキャラが良い。
    個人的に、「相馬廉平 ソウマレンペイ」という名前の響きが
    すごくツボだった。
    レンペイってかっこいいなぁ。
    それを略して、「ソーレン」というあだ名で読んでいたのは
    いただけなかった…w

  • 岡嶋さんの作品としては、う〜んっと言う感じでした。
    いつも引き込まれて読んんでしまうのですが、今回は読むのに時間がかかった。
    酔っ払いに絡まれて、その相手が死んでしまう…
    自分が殺人犯では?
    脅迫されお金を支払ってしまうがいつまでも続かない…
    登場人物がごちゃついていて、
    スッキリしませんでした。

  • 実体験としては夜中に酔っ払いに絡まれるって事はあまり経験しないですが、本作は帰宅途中の深夜に酔っ払いに絡まれてちょっとした喧嘩が死亡事故へと発展して行く。

     5件の事故では被害者も犯人も何ら関係の無く殺人とは無縁の事件なのだが、共通している点がある。被害者の年齢が20代である事、被害者は亡くなる前日から行方が判らなくなっていた。

     事件を解決するのは警視庁の刑事部長から依頼された警察関係なのか探偵なのか意味不明な3人組みだが彼等の推理と行動力で事件の関連性と犯人グループを追い詰める。

     著者「岡嶋二人」の今回の作品にはまたしても凄いの一言です。酔っ払いの喧嘩から殺人事件へと展開し犯人の方向付けから黒幕の登場と2段3段と展開があって面白いです、著者の作風として物語の前半でほぼ犯人が特定されるがその動機や犯罪の仕組みが明らかにされずもどかしさで項を繰る時間を忘れてしまいます。 本作も新鮮なプロットで楽しめました。

  • ちょっとしたイザコザに巻き込まれ、逃げようとして相手の身体に触れただけなのにその人は倒れ、打ち所が悪く……。
    大都会・東京ならではの、そんな殺人事件が連続発生。だが逮捕されなかった加害者には死者からの脅迫状が届く。
    事件解決のために動き出したのは、警視庁刑事部のマル秘部外組織。



    井上夢人さんがエッセイ「おかしな二人」で語っている通り、恐喝のために殺人を行うというその持って回ったような馬鹿馬鹿しさが面白いと思う。
    普通、考えないよ、こんなこと。

    捜査第ゼロ課という部外組織を捜査役にしているため、こんな事件にもスポットが当たったけれど、警察の普通の捜査では絶対に気がつかないと思う。
    見た目には酔っ払い同士の喧嘩だし、まさかこんな馬鹿げた犯罪が裏で動いているなんて想像もしないだろう。だって絶対に割に合わないもん、こんな犯罪。

    事件としてむちゃくちゃな分、ストーリーにも無理がきてちょっと破綻している感じがするのが残念。
    たとえば、犯人組織は「それなりの地位をもっていて、金も持っていて、酒がはいると喧嘩でもしそうで、地位を失うことを畏れて自首することを躊躇しそうな」タイプの人間をターゲットに選ぶわけだけど……こんな都合のいい人間を何人もどうやって見つけているわけ? そこに何か説明が欲しかった。

    それと、捜査第ゼロ課の捜査手順もちょっと回り道が過ぎるような気がする。
    聡美が犯人グループに拉致されてボコボコに殴られる必要ないでしょ、別に。
    ハラハラドキドキを最後に入れたかったのかもしれないけど、これはちょっと無理がある。
    こういう細かいところを気にしている余裕がなかったんだろうなあ、と「おかしな二人」を読んでいる僕としては気を回してしまうわけだ。

    最後に余談になるが、この「捜査第ゼロ課」を貫井徳郎さんが「症候群」シリーズに登用しているということを解説で知った。
    確かに言われてみれば、「症候群」シリーズの設定は「捜査第ゼロ課」だ。
    言われるまで気がつかなかったけど。

  • 4よりの3

  • 2017年12冊目。
    警視庁刑事部マル秘部外組織、と聞くと何かもうありがちねと思うけど、当時は斬新だったのかなー。
    でも全くつながりのなさそうな連続殺人のその繋がりとボスの正体が分かった時はさすが!!と思った。
    3人組の絶妙な掛け合いも面白かったけど、最後がちょっとあっけなかったかな。
    よくできてると思うのだけど、岡嶋二人の他の名作に比べるとやや劣るかな。とりあえず続けて続編も読みます。

  • 警察に存在する秘密組織。
    特別な指令を受けて、事件性が疑われる出来事を調査する。

    酔っぱらい同士の喧嘩による殺人が頻発することに疑問を感じた警察からの以来で捜査を開始する。

    連続する事件と徐々に明らかになっていく真相。
    巧みなストーリー展開に最後まで一気読みだった。

  • 単なる酒に酔った喧嘩での致死事件と思われたが、実は金を強請るために仕組まれた犯罪だった。 五件目の致死事件が起きた直後、警視庁刑事部の秘密部外組織が密かに動き始める。

    酔っ払い同士の些細な口論、絡まれた相手を振りほどいただけのつもりが、相手を死に至らしめていた。 実際に起こってもおかしくない致死事件、それが裏で仕組まれていたとは・・・ 身の回りにそんなことがあったらと思うと恐ろしい。 何よりも、そんなことを思いつく事がすごい! そして警視庁刑事部の秘密部外組織の存在。 トップの菱刈は恐ろしく冷静で、すこぶる頭の回転が速い。 この人にかかったら、どんな事件もすぐさま解決してしまうのでは思うほど完璧。 ただ、完璧すぎて生身の人間と思えないというか、現実味に欠けますが・・・ 読みやすい文章で、ストーリー展開も面白く、楽しめる作品でした。

  • 3人のチームメンバーが魅力的。
    話がテンポ良く進み、非常に読みやすい。
    続編を読みたくなる。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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