眠れぬ夜の殺人 (講談社文庫)

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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062632867

感想・レビュー・書評

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  • これは、すごい。
    こんなお話をよく思いつく。

    天才!!! 感動!
    犯人そいつか!!!
    裏で動きながら犯人に詰め寄る
    天才集団の(なんでもお見通しなのじゃ)って感が
    かなり良かった!こういうの好き!コナン風!


    【あらすじ】
    ちょっとしたイザコザに巻き込まれ、逃げようとした相手の体に
    触れたとたん、その人は倒れ、打ちどころが悪く・・・
    大都会・東京ならではの、そんな殺人事件は連続発生。
    だが、逮捕されなかった加害者には、死者からの脅迫状が届く!
    動き出したのは警視庁刑事部のマル秘部外組織。はたして犯人は
    見つかるか!?


    登場人物。とくに、マル秘部外組織の人たちのキャラが良い。
    個人的に、「相馬廉平 ソウマレンペイ」という名前の響きが
    すごくツボだった。
    レンペイってかっこいいなぁ。
    それを略して、「ソーレン」というあだ名で読んでいたのは
    いただけなかった…w

  • 単なる酒に酔った喧嘩での致死事件と思われたが、実は金を強請るために仕組まれた犯罪だった。 五件目の致死事件が起きた直後、警視庁刑事部の秘密部外組織が密かに動き始める。

    酔っ払い同士の些細な口論、絡まれた相手を振りほどいただけのつもりが、相手を死に至らしめていた。 実際に起こってもおかしくない致死事件、それが裏で仕組まれていたとは・・・ 身の回りにそんなことがあったらと思うと恐ろしい。 何よりも、そんなことを思いつく事がすごい! そして警視庁刑事部の秘密部外組織の存在。 トップの菱刈は恐ろしく冷静で、すこぶる頭の回転が速い。 この人にかかったら、どんな事件もすぐさま解決してしまうのでは思うほど完璧。 ただ、完璧すぎて生身の人間と思えないというか、現実味に欠けますが・・・ 読みやすい文章で、ストーリー展開も面白く、楽しめる作品でした。

著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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