恵比寿屋喜兵衛手控え (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062633406

感想・レビュー・書評

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  • 再読かと思われ。
    うーん、好みの問題かと思うものの、出だしの文体から何と言うか受け付けられない感あり。我慢して読み切ったものの、その違和感は最後まで拭えず。直木賞って良い意味で軽やかさがあると思ってますが、本作、正直中途半端な感じがしなくもなく。

  • 直木賞、解説:縄田一男

  • 江戸時代の訴訟について、(多分)しっかり調べ、それを背景にした作品。なるほど、そんな風に江戸時代の訴訟は行われたのかと感じさせられる。例えば公事宿の存在からしてそうである。
    主人公やそれを取り巻く人々は無理なく描かれており、またストーリーも訴訟そのものや、それに絡む公事宿と百姓宿の対立、主人公の家庭の問題などの複数の筋をうまく絡めて進められる。
    表題もあらすじの立て方も、軽い捕物帳のはずなのだが、この人の作品の特徴かもしれないが、よく言えば重厚な、悪く言えば重苦しい話の進め方である

  • 江戸時代の裁判沙汰がわかりやすく、おもしろく、描かれていた。

  • 公事宿、恵比寿屋の主喜兵衛が携わる越後の刈羽郡の比角村の百姓六助の兄が訴えられた公事と家庭内のゴタゴタが絡み合い物語りは進んで行く。

  • 江戸時代、民事訴訟に訪れる人を泊める宿、公事宿の主である喜兵衛。訴訟事はきちんと適切に対応するが、病身の妻が居て、妾を囲っている。病身の妻を煩わしく思っているが、死んでしまってから、良心も出てくる。

    訴訟事が進んでいくと同時に決して好感が持てる訳でない主人公の人となりがじわじわ伝わってくる。仕事が出来る中年を美化することなく現実的に描いた作品。

  • 時代背景や人物像の描写が緻密。
    読みやすい。
    話の流れもいい。

    でも地味過ぎてつまんね。
    読んでて惹きつけられるモノがなし。
    途中で秋田。

  • 短編ものかと思いきや物語は続き、オチまでしっかり読ませます。

  • 民事訴訟から始まる歴史推理小説。江戸時代の裁判制度とを横糸にいくつかの事件が、見事に絡み、展開し、収束していく。「さて、一件落着」の直後に、推理とは別の展開で見事にひっくり返される結末は見事。

  • 110回 1993年(平成5)下直木賞受賞作。江戸時代の法廷もの小説。今で言う民事訴訟をするために江戸へやってきた人たちを泊めて、世話をする”公事宿”の主人と利用客の話。時代劇、ミステリ、人情話が楽しめる良作。おすすめ。

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著者プロフィール

1941年兵庫県生まれ。早大法学部卒。85年『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞、94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞。おもな作品に『物書同心居眠り紋蔵』『八州廻り桑山十兵衛』『縮尻鏡三郎』『町医 北村宗哲』などがある。

「2016年 『侍の本分』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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