名探偵の呪縛 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4140
レビュー : 311
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062633499

作品紹介・あらすじ

図書館を訪れた「私」は、いつの間にか別世界に迷い込み、探偵天下一になっていた。次々起こる怪事件。だが何かがおかしい。じつはそこは、「本格推理」という概念の存在しない街だったのだ。この街を作った者の正体は?そして街にかけられた呪いとは何なのか。『名探偵の掟』の主人公が長編で再登場。

感想・レビュー・書評

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  • なんだこれ?っと思った作品。著者が主人公として登場し、過去に自分で作り上げた世界に入り、次々と起こる殺人事件のトリックを解きながらこの世界に封印された本格推理小説を見つけるという話だが、面白いのは本格推理小説を封印したのは作者自身であり、この小説を通して作者の心境の変化が感じられるところである。
    また、作者である東野圭吾氏の考え方が垣間見得たようで面白かった。

  • 未知の世界へ迷い込んだ主人公。小説家だった彼が周りから探偵の天下一として扱われている。歴史のない街に現れたミイラとそこから盗み出された何か。それを解決に導こうとするなか事件に遭遇する。登場人物の名前が単純で駒のようなものであるのは彼が昔書いた小説の世界だから。過去がないのも、現実ではなく彼が作り出した世界だから。彼が、自分自身が楽しくて書いていた小説を他の人の目を気にするばかりに否定してしまったことでその小説の世界は中途半端なものになってしまった。地下にいたミイラは彼が自ら主人公をころしてしまったことを比喩していた。昔の気持ちをすっかり忘れてしまっていた主人公が小説を楽しんで書いていたことを思い出すというような話で面白かった。

  • 名探偵の掟を先に読んでなきゃ意味がわからない作品です。
    小説の中と現実とで入り乱れるSF感もあり、本格推理小説とはちょっと離れるようなズレた推理小説

  • 出だしがプルトニウム239が出て来たので、
    かなり科学小説を期待しました。

    残念ながら,図書館から本の世界に入って行って科学ネタはおしまい。
    携帯電話のない世界。なるほど,時代を限定して書きたいときに使う手だと思いました。

    本格推理小説のない世界で,本格推理小説について説明するという
    自分の得意分野で相撲を取っている。
    たしかに一人勝ちのような気がした。

    本の世界なら,「魔法の声」「魔法の文字」の方が面白い。

  • これを読んだ後、未だに推理小説を手に取ることはありません。
    推理小説が嫌いになったわけではないけれど、次に読む推理小説がもしもつまらないものだとしたら、そこで本当に推理小説を嫌いになってしまいそうです。
    でも逆に完璧な推理小説に当たったとしたらトコトン推理小説を好きになれる予感がします。

  • 前作とは全然違う切り口だけど、やっぱりノスタルジーで満ちた作品だった。本格って、多くの読者が愛憎半ばの複雑な思いを抱えてたりする不思議なジャンルだよなぁと思う。私自身も含めて。

  • 途中というかオチ前までは微妙ですが、オチが良かった。オチは、良かった。ので星3つです。
    ただ、あるようでない不思議な作品でした。

  • 天下一再び、と思ったが、前回とは毛色の違う話。
    いつの間にか天下一として存在している主人公。なんでもありの世界だからこそのテンポと物語。東野圭吾さんは比較的サラサラ読んでしまうが、これもまたサラサラ読めるタイプの本だと思った。
    海外では大人は読まないらしいが、それでも私は本格ミステリ好きだなあと思う。

  • 全くもって面白さなし。東野圭吾さんでなきゃ最後まで読まなかったと思うがここまでつまらなかったとは。残念。

  • 推理小説作家の主人公が、迷宮に迷い込み、いつのまにか天下一探偵にすり替わって、迷宮世界の連続殺人事件を解決していく。その心は?

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著者プロフィール

東野 圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。
1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。
代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。今後映画化が決まっている作品に2018年11月16日公開『人魚の眠る家』、2019年公開の木村拓哉主演『マスカレード・ホテル』、同年公開予定に玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。

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