不思議の国のアルバイト探偵 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062634168

作品紹介・あらすじ

一人ぼっちの戦いにアルバイト探偵大パニック。目覚めてみたら"お母さん"と"妹"が居て、見知らぬここが"我が家"だと主張する。真相を探りに町に出た隆クンは戦闘服の男や頭上を飛ぶ第二次大戦中のB29爆撃機を見て息を呑んだ。不良中年私立探偵の親父の助けもないまま"家族"を守り殺人鬼と戦う隆だが…。

感想・レビュー・書評

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  • 涼介父ちゃんと離れて1人頑張っているリュウ。こんな状況で、どうやって涼介父ちゃんは登場するのか?出来るのか?と思ってハラハラしたけど、やっぱり冴木涼介は凄い。ちゃんとリュウを助けに来た。

    引退した行商人の安住の地を提供するだけでなく、彼らの知識を行商人育成に役立てる。粕谷の発想は行商人が対象でなかったら、有意義なものだったのに。残念でした。

  • アルバイト探偵シリーズ。
    無敵の親父に宿敵出現,親子ともども大ピンチ!
    リュウくん目が覚めたら不思議の国・・・。

    チョー○ンインや「この世には不思議なことなど何もないのだよ」とかいう古本屋が出てくるような展開かと思いきや,そこはやはり大沢在昌。
    ツッコミどころしかないが,「だって大沢在昌だもん」の一言で許される。

  • 今のところシリーズ中で1番面白かった。

    やや・・・いや、「かなり」無理のある設定だけれど、
    洒脱で都合の良いスピーディな展開にねじ伏せられた印象。

    探偵感はないな。スパイ。
    前作の「インディジョーンズ」から「007」になったカンジ。

    前作もそうだが、ヒロインは1回(作)きりなのかしらん。

    やはりリュウ君は長編の方が面白い。

  • 評価は4。

    内容(BOOKデーターベース)
    一人ぼっちの戦いにアルバイト探偵大パニック。目覚めてみたら“お母さん”と“妹”が居て、見知らぬここが“我が家”だと主張する。真相を探りに町に出た隆クンは戦闘服の男や頭上を飛ぶ第二次大戦中のB29爆撃機を見て息を呑んだ。不良中年私立探偵の親父の助けもないまま“家族”を守り殺人鬼と戦う隆だが…。

    またまたお父さんがかっこいい~。
    架空の話に違和感が無くなり、逆にどこまで引きつけられるか楽しみになった。巻が進む毎に冴木パパの過去が明らかに。とうとうリュウ君は高校を留年・・・息子が優秀すぎない設定が「そんな奴はいないわ!」と言わせず魅力だ。

  • アルバイト探偵第4弾。現実的にはありえない設定だが、エンタメ色の強いハードボイルドに仕上がっており、楽しく読めます。

  • なるほど。ザッツ・エンターテイメント。と思えば多少の躓きはあるものの、信じられない話のご都合さはすんなり受け入れられる(...にしても凄いよねw)!

  • アルバイト探偵シリーズ4作目。
    目覚めたら知らない家・街で、いるはずのない母親と妹と暮らしていることになっている冴木隆くん。
    SFでもパラレルワールドでもなく、ちゃんと現実世界の設定。
    この街の謎、どんでん返し、面白かった!!
    (図書館)

  • アルバイト探偵4段。

  • 文句なしに楽しめる。
    好きだなあ。

  • 女王陛下の…の続編だった。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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