やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.50
  • (127)
  • (254)
  • (529)
  • (31)
  • (4)
本棚登録 : 2443
レビュー : 174
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062634373

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 村上春樹のアメリカ滞在中(プリンストン大学の客員教授時代)に書かれたエッセイ。アメリカ滞在中に感じたアメリカの風土、アメリカ人の特徴などを深く考察している。また、アメリカから見た日本や日本人という視点から語られる話も少なくない。特に、小説家としてのライフスタイルやモノの考え方や、インテリやヤッピーに関する話が多くて、興味深かった。やたらとえばる人に対する憤怒の念は椎名誠を彷彿とさせるものを感じた。続けて、村上春樹の他のエッセイが読みたいです。

  • タイトルに惹かれて読んでみたらビックリ!面白かったです。個人的にあんまり小説おもしろいと思ったことがないもので・・・。他のエッセイも読んでみようかなーという気になりました。

  • 春樹さんがアメリカから2年に渡って日本に送った
    16通のプリンストン便り。
    長くて大変だったけど、春樹さんの感じ方が分かった(o^-^o)
    春樹さんの小説は、不思議な世界観が大好き☆★
    好きな作家さんは、エッセイも読んでみたいって思うんだ。
     
    (2007.04メモ→2010.04ブクログ)

  • 三年間の欧州暮らしを描いた紀行文「遠い太鼓」は長く私の愛読書で、既に(物理的に)解体寸前なのだが、続く三年間の米国暮らしに纏わる本書は今回初めてである。
    彼の紀行文の面白さは、のほほんとした雰囲気の中、旅と人生、旅と仕事のアナロジーが折々に交ぜ込まれる点、そして時に非常に内省的なる点だ。これは本書においても同様で、大いに満足しできた。彼の仕事に対する姿勢は、他職種の者にとっても刺激になる。かつ、「自分にとって自明性を持たない言語に何の因果か自分がこうして取り囲まれているという、そういう状況自体がある種の哀しみに似たものを含んでいる(あとがきより)」という気分が、今の自分がまさに実感していることだから、身近な先輩の話を聴いているような安心さ、懐かしさ、親しさも感じた。
    唯一残念な点は、頁数が少ないこと(286頁)である。「遠い太鼓」は569頁。約半分。

  • ねじまき鳥を書いていた時期かな?お風呂で読む手頃なものを本棚から物色して10年以上ぶりに読んだけどなかなか面白かった。昨今の活動を踏まえて読むと違った見え方をするところもある。日本文壇への愚痴はいいや

  • 友人から借りた本だけど、あっさり読み終わりました。
    村上春樹は苦手だけれど、これはエッセイなので
    読みやすかった。
    しかもアメリカ東海岸での生活のことが
    描かれていてとても興味深かったです。
    時代の流れを汲んで、今となっては「あれ?」と
    思うところもあるけれど、なんか懐かしく
    そして異文化を知る絶好の本ではないかと思います。

  •  

  • 村上春樹の小説を読むと、作者自身変わった人で、自閉症気味の人ではないかと想像してしまうが、随筆や紀行文を読むと、全く印象が変わる。失礼だが、全くまともな人ではないか。文体も分かりやすいし、論旨もはっきりとして読みやすいのだ。
    この本は、12年程前に書かれた作品で、作者がアメリカの東部のプリンストン大学にいた頃の話で、大変面白く読ませてもらった。
    作者は否定するかもしれないが、まさしく、アメリカと日本の比較文化論である。12年前ということで、当時の世界情勢を思い出しながら読んだ。
    村上春樹は、小説だけでなく、この種のエッセイや、紀行文も行けると再認識した。

  • 凄く面白い。

  • 村上春樹のプリンストンを中心とした海外生活の記録。

    独自の視点からの記述もあり、長さもちょっと読むのにちょうど良い。

全174件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

やがて哀しき外国語 (講談社文庫)のその他の作品

村上春樹の作品

ツイートする