やがて哀しき外国語 (講談社文庫)

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  • 講談社
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本棚登録 : 2443
レビュー : 174
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062634373

感想・レビュー・書評

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  • 村上さんはずっと好きだけどエッセイは敬遠してて。

    なのに何のタイミングかわからんが、急に読みたくなってエッセイ買いあさりながらインタビューやアンダーグラウンド読み。

    さらに押入れの箱の中から村上さんの本全部引っ張りだしていたら、やがて哀しき外国語、出てきたわ笑笑
    何、20年も前に読んでたんかい。
    そういうわけで今手元に2冊ある…

    あの時に気づかなかったことが本当に多い。
    本当に読んだのかいな?
    いやいや何を読んでいたんだろうね?
    当時は曲がりなりにも英語を学ぶ学生だったので、普段は読まないエッセイの中でもこれを選んだ…てのはわかるんだけど、え、ほんとに読んだの?めちゃめちゃ面白いのに!その面白さに全く気づけてなかった。

    日本語でも話すの苦手なのに、ましてや英語なんか話せるわけがない。
    アメリカのこと全般…例えば妻も何か「して」いて当然である雰囲気とか、東側と西側の考え方の違いとか、いろんな国から流入してきた人々の職業と出身国の関係とか、本当いろいろ。

    もちろん、作品は一通り読んできたし今更ながらエッセイも買い集めてて、

    なんと!ここへきて、私はファンレターがかきたいなって思った。20年前に読んだときも大好きだったし20年間ずっと大好きだけど、あの時と今とどう感じかたが違うかを買ってきた便箋に「コリコリと」うめて送りたい。
    実際本気でネットでファンレター送り先とか調べちゃった。

    すごく好きになっちゃった。
    (ものすごく遅い。

    だから村上さんが昔何回も読んだという中央公論の世界の歴史を私も読んでみようと思ったらなんと全15巻もあってまず挫折しそう。
    でもジャズとか…?
    全然わからない。
    カーヴァーとかフィツジェラルドとか読んでみる?
    道のり長い。

  • 春樹さんのエッセイ大好きです。
    ブックオフで見つけて購入。
    春樹さんがアメリカで暮らしている頃、私もアメリカにホームステイしたことがあり、親近感を覚えました。
    あの頃は高校生で、アメリカの社会情勢がどのようになっているのか全然知らずに行っていましたが、今となって、そうだったのか~と気づくことが多々ありました。

  • エッセイ。
    あまり好き好んで読むジャンルじゃないけれども、大好きな村上春樹なので、いまさら読んでみました。
    読んでみるとエッセイでもやっぱり村上春樹でした。実に面白かった。

    それにしても、特にテーマもストーリーもないとりとめのない日常に感じたことを読ませる。
    あたりまえだけれども、それって凄いことです。

  • 私はあまりエッセイを読まないんだけど、知り合いが貸してくれたので、しぶしぶ読み始めたが、これがすっごい面白い。

    私はワシントン州の田舎に住んでるので、こちらwest coastと、村上さんが滞在してたeast coastではほんとに雰囲気が違うんだなー。(もちろん、うちの周りには有名大学なんてないんだけど)
    本の前半はそんな驚きから、後半は共感できる英語の『電池切れ』の話や引越し業者の話で吹き出したり、「よくぞ、そこまで言ってくれました!!」って叫びたくなる話、ショッピングや車の話にも相槌うっちゃって楽しく読めましたー。

    たぶん私が日本に住んでたら、そう感じなかったと思う。
    アメリカに住んでるから楽しく読めたんじゃないかなぁー。

  • 学校の勉強の出来だけじゃない頭の良さと行動力、それと運もあったのだろうけど、実にうらやましい人生を送っているなぁという感じ。もう絶対に手の届かない夢の世界かな。せめて、久しぶりに早稲田松竹にでも行ってみようかな…

  • タイトルになっている話はとくに印象に残っているけれど、他のアメリカでの話どれも面白くて読み終わるのがもったいなかった。ヒエラルキーや元気な女の人の話がよかった。

  • 村上春樹のエッセイも面白いよ、と聞いて借りてきた本。
    確かに面白かった。。。でもヨーロッパのエッセイはもっと面白いらしいとも聞くので読んでみたい。
    いや、その前に小説もまだ読んでないの多いので読まないとだけど。

  • 村上春樹の紀行文は本当に面白い。「遠い太鼓」でもそうだったけど、こういうことってあるよなあ、という話が満載だ。とりわけ、床屋の話が面白かった。私も外国暮しで経験する困ったことの一つがこれだった。「盆栽と芝刈り」の比喩はまさに秀逸。

  • アメリカでの生活が書かれていた。平凡な日常だとしても村上春樹さんが文字におこすと、カラフルになる。どぎつい色ではなくてやさしい色。それは村上春樹さんのエッセイを読むといつも思うこと。
    村上さんが小説を書くようになったきっかけが、今まで読んだどのエッセイよりも詳しく書かれていたと思う。

  • 村上節「やれやれ」の雰囲気が素敵です!

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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