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- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062634724
感想・レビュー・書評
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マンガ家・山上たつひこが小説家・山上龍彦になった時、真意を測りかねたのだが、なるほど本作のクライマックスの怒涛の展開はマンガ的であるがこれを画として表現するのは小説でなければ表現気ないかもしれない、と感じた。
いや画としては、映像としては可能であるとしても、登場人物の感情や読者の戸惑いまでを含めて、ページを繰るスピードと読書の快感をともないながら味わうと体験は、なかなかできるものではない。
登場人物たちの傍若無人な活動に、時に作者自身がコメントするというのも面白かった。
本作は、活字で表現された、優れたマンガ表現であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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