むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 10035
レビュー : 895
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635073

作品紹介・あらすじ

「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは…。超絶人気作家が放つ最新文庫長編ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • ものすごい量の伏線。ぜんぶ回収されていく爽快感。めっちゃ贅沢。

  • 主人公と一緒に推理していく感覚であれこれ考えながら
    読み進めていたのですが見事に全然違う展開でした。
    レプリカの家を作るという発想自体はあんまり
    面白くは無いのですが肝心のトリック部分はそれなりに
    しっかりしていて納得感がありました。

    ただ児童虐待の連鎖の話に繋がっていくあまり
    救いの無い物語で何だかなぁと言う読後感はあります。

  • どんどん引き込まれて一気に読めました。その要因としては、解説にもありましたが、登場人物の少なさと場面が一貫して白い小さな家だということだと思います。

    頭の中で暗い埃まみれの家を想像して、いろいろな場面で鳥肌を立てながら読んでいました。真実についても、ピアノの上の人形に対しても。

    結末は想像の斜め上をいっていました。これだから東野圭吾はおもしろい。
    基本的に過去の事実を突き止める系のお話なので、切迫感というものはありませんがそれでもすごい緊張感が途切れることないなと感じていました。

  • こわい

  • 幼児期の記憶がない元カノの記憶を探るために、主人公と元カノは幻の家を訪れた。時が止まったような家で見つけたある少年の日記。徐々に掘り起こされる記憶。 東野圭吾作品を読んだのは初めてだったけど、張り巡らされた伏線と見事な回収ぶりに驚いた。予想しながら読んだのとは違う展開でも、おもしろくて先が気になって読むのを止められなかった。他の作品も読んでみたい。

  • 最後になってやっと種明かし。彼女が引き取られた経緯がいまひとつ納得いかない感じ。家を再現ってのもどうだったんだろう。親が娘をなめるっていうのも、吐きそう。だから記憶が消えたのだろうけど。とりあえず前向きに生きていってくれそうで良かった。昔僕が死んだ家っていうのは最後にこじつけた感じで、しっくりこなかった。一応退屈はしなかったので、よしとする。

  • ひらがな日記の怖さよ

  • 以前の恋人から幼少期の記憶を取り戻すために、とある家まで付き合ってほしいと言われ、とある無人の一軒家を二人で訪れる。

    家の中にある手がかりを二人で探すうちに、真実を見つけてしまう。

    病院で診察2時間待ちしてる間に一気に読んでしまった。
    テーマが虐待の連鎖と幼少期の記憶なだけに重い話だけど、
    ひとつづつ手がかりが出てきて、二人で意見を言い合うので入りこみやすく読みやすかった。

  • 面白かった。ここまでの伏線を張ってストーリを展開するのはさすが東野圭吾。とある別荘を探索するにつれて、記憶をなくした女性の記憶が少しずつよみがえっていき、徐々に真相が明らかになる、題名とオチが若干強引だったのは残念。でも、安心して周りに薦められる一冊。

  • 喫茶店でブレンドコーヒーを飲むとき、酸味や苦味などでどの系統かと吟味する。
    読書も似たようなもので、最初の数ページでどの小説に似た読み口か類推をする。

    漫画とゲームと雑学で構成されてきた僕が、この作品を読んだ印象はゲーム「弟切草」。
    あとは少しだけ「サイレントヒル」に似た、読み口を感じた。
    何が同じで、何が似ているとかではない。
    あくまでも、印象としての読み口がである。

    物語の分類はシェイクスピアにあるというので、少しも不思議ではないが。

    さて本題だが、東野圭吾氏の作品を読むのはこれが初めて。
    映画化されていないだろう作品から、私の好きそうな題名でチョイス。
    この本にして、正解でした。

    圧倒的な伏線の張り方と量、回収の仕方とタイミングが絶妙。
    ぐいぐい、引き込まれていく。
    読了後も、もう一度読みたくなる作品。
    もちろん主題に該当する多くの方は悩んでいるので、余り人前で面白がったりできない。

    この作品は題名を睨むより、プロローグを刮目した方がいいだろう。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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