- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062635615
感想・レビュー・書評
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80年代後半90年代前半の
バブルが 絶頂期を迎え、崩壊した時の
バブル景気に乗っかった女子の インタビュー。
カードで 買い物を しつくして
その借金を 返済するために 身を落とした女。
もしくは、自己破産した女。
それぞれが、あっけらかんと バブル体験を語る。
ヘルス、アダルトビデオ、グラビア、ソープランド。
女の 勤め先は 多様である。
そして、1ヶ月で 150万から300万円を稼ぐと言う。
そういうセックス産業は、バブルで 絶頂なのだ。
なぜか オトコたちが 発情している。
それを エサにして 女が稼ぐ。
オカネと心は 別物だから
若い時の特権だから と言って、
時期がくれば 平凡な生活にもどろうとする。
そんな女たちの たくましさが なんとも言えない。
まるで違う 動物のようだ。
バブル時期は オスもメスも 元気だった。
今の時代は 去勢され 発情せず、
欲望は 跡形もなくなったようだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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日本のバブル期に生まれたバブル女性を描いたエッセイ集。著者の家田さんがしっかり取材したのであろう。内容がわかりやすく、細かな心情も描かれていてとてもおもしろい。90年代のバブルというのは恐ろしいものがあったのだなと再認識。やはり余る金は女に流れるのか、といった感想も持ってしまった。しかしその中で生きるバブル女性達はなんとも数奇な人生を送っている。バブルを経験したからいい方向に向かっていたり、その逆も然り。お金の恐さ、お金の魅力などお金が人をいかに盲目にさせるか、といったことがよくわかった。おもしろかったです。
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タイトルそのまんま。週刊誌を超える感じはそこまでしない。