高杉晋作(上) (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635950

感想・レビュー・書評

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  • 司馬遼太郎著「世に凄む日々」を呼んで、高杉晋作には非常に興味をもったので、いろんな著者の伝記を呼んでみようと思い読んだ。正直あまり目新しい内容はなく、司馬作品と同じような高杉の描き方だが、池宮作品ではより戦略化として描かれているように感じた。
    上官は、上海遠征から禁門の変までが描かれていて、上海で高杉晋作が受けた影響がよく描かれている。池宮高杉は、総じてかっこよく描かれている点がきもちいい。

  • なんか面白みが伝わらない感じだな。下巻に期待。

  • 高杉晋作を主役に置いた歴史小説です
    幕末という時流の最も激しい時代に生きた天才の生き様を垣間見ることが出来ました

  •  なかなか読みやすい。

  • 司馬遼太郎さんの「世に棲む日日」と比べるつもりで読み始めた一冊。世に棲む日日と比べて史実により忠実で高杉晋作の行動をよりメインに描いてありとても興味深い。

  • 【革命児は必非凡】
    小説です。
    時代小説はおもしろい!

  • 評価は読了まで保留。
    だが文体というか、語り口というか何処か既視感あり。
    司馬遼の影響か、司馬遼が影響されたのか、それとも二人とも当方が知らない作家に影響を受けたのか、いずれにせよ今ひとつ熱中できない。
    この作品の特徴は特に薩摩のこきおろしの激しさか。
    当方、薩長にも、新撰組にも、あるいは他のどれにも肩入れしていないのでこれはこれで面白い。
    でも高杉への思い入れにしかフォーカスが向いていないように捉えざるをえないところ、正直あまり良い作品とは思えない。まぁ次に進みましょう。

  • 長州を導いて明治維新の扉を開くきっかけをつくった人。高杉晋作のイメージはそんなすごい人やった。けど、この本には特にこの上巻には自分の将来を探す今の自分とかわらん等身大の青年高杉晋作がおった。なんだか情けないのかすごい才能を持つ人間の一面がかいま見えているのか、よくわからない高杉に何時の間にか夢中になって読んでしまう。高杉とは関係ないけど、知らない・読めない日本語が多く出てきて日本語って難しいなと改めて思わされた。

  • 盗作問題で執筆活動を止めたらしいですが、個人的にはとても好きな作家、池宮彰一郎が描いた高杉晋作。
    18歳で吉田松陰に出会い、維新革命に奔走し、28歳でこの世を去った英雄を、爽快に描いています。
    『おもしろきこともなき世をおもしろく』

  • 動ケバ雷電ノ如ク、発スレバ風雨ノ如シ…。長州が生んだ天才、幕末の革命児を俗説を省き史実に基づいて描かれている。上海行きの船の途上から始まり清国で西洋列国の進出を目の当たりにし、合理性ある攘夷倒幕からの開国論を見出す。上巻では英国大使館焼き討ち・脱藩・奇兵隊の創設とまだ活躍は物足りないけど、長州藩がこの天才を見捨てず必要とし育てあげたエピソードがおもしろかった。藩からも愛されていたのだろう。まあ久坂玄瑞と仕組み欧米諸国に喧嘩を売り藩を非常事態にさせたのもあるけども…。活躍の準備は整い、下巻に期待したい。

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