ライン (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062636339

感想・レビュー・書評

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  • 一本の線だけで結ばれている、宙に浮かんだような若者たち。深夜のパソコン通信に嵌まる小田切薫の周りで次々殺人事件が起こる。それぞれの道を歩む高校の同級生たちは、友情と嫉妬が複雑に絡み合い…。オンライン社会の若者の心の揺れを描く、直木賞作家の傑作ミステリー。


  • ここ数年で、ネット世界は大きく変化したと思います。<BR>
    多くのHPが出来上がり、メールは手紙に変わる最速の通信方法になった。<BR>
    ショッピングが自宅で24時間可能になったり。オンラインでゲーム対戦が出来たり。チャットシステムでは顔も知らない人と話が出来る。皆さんにも経験があるかと思います。<BR>
    今日の本は、1990年に書かれたものを7年後に加筆修正、改題されたものです。<BR>
    浪人生の薫(男)が深夜に出かける先は、自分だけのIDとパスワードを持つステイション。そこでは薫は「KAHORU」という名の人気者の女の子である。<BR>
    ステイションはチャットシステムを持つネットだった。<BR>
    そのKAHORUの周りで次々と殺人事件が起きる。被害者はKAHORUに会いに来たステイションのメンバー。そのチャットメンバーは、会話だけでKAHORUに恋をしてしまった男達だった。<BR>
    メル友殺人が頻発する昨今より随分前に読んで、結構衝撃的な本だと思いました。<BR>
    私がインターネットもやってない時に読んだものだったので、興味というより、怖い世界だ〜と思いましたけど。<BR>
    こんな事が起こらなければいいと思いますけれど。<BR>
    本としては、先を読みたくなる本でした。なので、結構一気に読みましたけど(^^<BR>
    <DIV align="RIGHT">2002/2/28</DIV>

  • 愛宕のホテルで一気読み。といってもむちゃくちゃ面白かったわけではないが。なんとなく軽い感じ。井上夢人のパワーオフを連想させる。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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