解体諸因 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 775
レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062636735

感想・レビュー・書評

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  • 解体ものをこれでもかとばかりに詰め込んだ作品。一つずつの話はそれほど長くないのであっさりと読める。しかしわりとバラバラにした動機がどれも「ええー!?」と素っ頓狂な声をあげたくなるものが多いんだけど、そのありかなしかの境界をギリギリに攻めてくるこの奇妙な感じはちょっとクセになりそう。

  • 解体と名がつくだけに、解体殺人オンパレード。あちらの登場人物がこちらに…と思っていたら、終章でまさかの大風呂敷とじ!
    一話一話の論理展開もありえないながらもなるほど納得。面白いけど、登場人物の名前だけ見てると、はてこの人はどこで出てきた誰ぞやらという感じで、確認しいしい読書になるので、スピーディには読めない。

  • バラバラ殺人なのに不思議とグロくない

  • バラバラ事件ばかり集めた短編集。それぞれ独立した話ながら、読み進めるとうっすらそれぞれがほんの少しだけ関わっていたり。
    バラバラにすることは意味があるようで、その意味が無茶苦茶だったり。色々なパターンを楽しめばいいのではないかと思った。

  • シリーズ一作目と間違えて
    これから読んでしまった
    お気をつけ下さい

    そんなとこまで推理する?
    おいてきぼりなわたくし

  • エレベーター密室や首のすげ替えなどバラエティに富んだ9つのバラバラマーダーケース。
    豊かな発想からくる推理の飛躍とパズルのように緻密な論理。
    なぜ死体はバラバラにされたのか?
    そんな問いに無責任な解釈を披露する。
    ユーモアたっぷりに描かれた西澤的本格パズラー。

  •  なぜバラバラにしなければならなかったのか。
     バラバラ(解体)殺人を主題にしたミステリは世に多数あれど、短編・連作集という形式でこれだけこだわる作品となると珍しいかも?それなりの厚さがある本で、内容も濃いにも関わらず、最後は物語の絶妙な収束感。でも、登場人物の多さもあって、読者を選ぶ作品ではあるかもしれない。
     著者の西澤保彦氏は、いまや独特のスタイルで日本ミステリ界に確固たる椅子を自ら作り出しているが、本作は氏のデビュー作。タック&タカチシリーズ登場の”彼等”の姿も見られるなど、ファンならではの楽しみも。

  • 「人がバラバラになる」という事に主題をおいた短編集。
    それぞれの事件が解体する理由をしっかりと描き、
    かつ趣向を凝らしててて面白い作品だった。

    どうやらなんかシリーズ物に登場する人物たちの
    短編集だったらしい。
    自分は読み終わった後に知ったけれど、特に問題なく
    普通に読めますのでご安心を。

    問題は最後の謎。
    それまでの短編が「やや」繋がって最後のシナリオに
    入るんだが、これが正直よくなかった。

    前の話までの登場人物が入り乱れて、
    最後にどんでん返しを……というのは分かる。
    ……分かるんだが、7編ある短編の数篇だけ、
    しかも人の名前を覚えてられるか?という話。

    自分の記憶力の問題もあるが、怒涛の展開に
    わざわざ本を読み返して内容を思い出す程でもなく。
    どうしても「凄いのはわかったが何が凄いのか
    わからない」という消化不良気味になってしまった。

    それまでの短編はそれぞれ面白い。
    でオススメは「ちぎれて血を流した人形の謎」と
    「数十秒で解体された被害者の謎」の話。

    というわけで、解体トリックに必要性を求めた
    ロジカルな短編が読みたいときにはオススメの一冊でした。

  • 匠千暁シリーズ#1

    西澤さんのデビュー作。
    『七回死んだ男』を読んだ時も思いましたが、この人の作品はパズルのよう。最終因で全然関係なさそうだったそれまでの事件が綺麗に組み立てられていくので思わず感心してしまいました。

  • 2015-09-21読了。
    七回死んだ男を読んで西澤保彦を読みたいと思って、短編集と言うだけでこの本を手に取ったら、全部バラバラ殺人だった!
    バラバラなんて陰惨なのに、なんか軽妙な感じでユーモアがあるし、
    探偵役が解き明かす謎が、本当に正解なのか分からないところも、深刻になりすぎず良かった。
    登場人物が少しずつ時間軸を変えながら絡んでて、
    このシリーズを読んでいきたいと思った。

    もっと早くから西澤保彦読んどけばよかったなぁ!!!

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2020年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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