- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062636896
インド三国志 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評
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最初はアウラングゼーブ帝とマラーター族の話で進むと思いきや、章ごとに日本で育った西欧人やら英仏やら諸部族やらいろんな目線で時代が進む。あまり馴染みがないムガル帝国史だったけど、この先のアヘン戦争や明治維新がこんなところから続いていて面白かった。本当物語の序章に過ぎないので、続編が悔やまれる…
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極東では日本の明治維新がはじまろうとする時代、三百年繁栄したインドのムガル王朝が滅亡しようとしている。インドの歴史を遡りムガル王朝の立国、周辺部族との関わり、当時の東インド会社の台頭などによる時代の変化を知ることができる。ムガルとはモンゴルという意味なのだとか、西部からインドの地を侵略した民族を指す。
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来週から、インド旅行なので、読破。
とりあえずムガル帝国が、イスラム教なのにはびっくりした。
そして異民族とも。
清朝の中国に似てるとこがある。
イスラムVSヒンドゥー
真髄をみれるかもしれない。 -
何の心境の変化があったのか、
戦争ものの本を読んだ感想が違ってきます。
戦争はやはり無くならないのだろうかという気持ちはぬぐえない。
ちょっと悲しい気持ちになりますね。
戦争を起こすのも、戦争が無くなるのも宗教の意味合いは大きいのかなと思います。
いったい、戦争は何を求めているのでしょうか。
だれもが専守防衛となれば戦争は起こらないとおもうのですが、
裏切りものが誰かでる。
攻撃してくるのだと気づけば前もって叩くとなるわけですわな。
疑心暗鬼の世界ともいえる。
誰もが利己的です。
私だって自分勝手ですが、
戦争を起こさない方が利益が多いと思うのです。
戦争を起こす人は戦争が起きたほうが利益が多いと思っているのでしょうね。
道徳的に、戦争はいけないのだ、人を殺す事なんてもってのほか
だと
おもうのですが、
その面だけでなく、
戦争を起こさないほうが、得ですよ
なんて言い方もありなんじゃないかな。
なんでも損得ってのもねー、ですが。 -
「董卓が部下の呂布に殺されたあたり」で終わってしまっているのが残念。イスラム教スンニ派皇帝に対する、自分の帝国をせっせと弱体化させた、という評価は正しいのだろうが物悲しい。狂信者はろくな事をしない。
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部族を結びつけるもの、それは強き軍人の指導者と、人々の心を動かす詩を謳う者。そして、強過ぎる信仰は軋轢を産む。
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4062636891 349p 1998・2・6 3刷
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アウラングゼーブ、シヴァーシー、東インド会社を取り上げた物語。
アウラングゼーブは敬虔なスンニ派すぎて、自分の帝国を滅ぼしてしまう。
ムガル帝国の王の継承は長兄相続でもなく、統治してる王の指名でもなく、子供どうしの戦いによってきまった。
シャージャハーンは生きてるときから幽閉されちゃったんだよーー。かわいそう。ずっとムムターズ=マハルのことを思ってたんだろうなーー。
2代フユマーンは大のアヘン好き。デリーにあるフユマーン廟は世界遺産にもなってるよ。
3代アクバルは、イスラーム教とヒンドゥー教の争いが嫌だったじゃら、「アクバル教」を作ったりした(笑
けっこう勉強になった小説でした。 -
初めて読んだ、インドの歴史です。世界史は苦手だけど、小説にしてくれると楽しめる。
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