パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 16768
レビュー : 1521
  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062637251

感想・レビュー・書評

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  • 山手線と京浜東北線、平行して走る二つの空間。
    パラレルワールド。
    いきなりワクワクする書き出し。
    何が本当で何が空想なのか。
    人間の記憶とは、なんて曖昧なんだろうと思う。
    ドキドキするミステリーでありながら、切ないラブストーリー。
    三角関係の男二人は感情が剥き出しなのに対し、彼女はどこか煮えきらず、すっきりしない存在かな。
    でも面白かったです。

  • 山手線と京浜東北線が並走したり離れたり。記憶も電車みたいに曖昧で、都合よく解釈してみたり。ありそうな話で怖い。

  • 主人公は、いつも使う電車とすれ違う電車の中の女性に心惹かれる。環境がかわるためこの電車を使うのは今日が最後という日、彼女に会うために対面の電車に乗り込む。が、いつもの彼女はいなかった。 女っけのなかった学生時代からの友人が、彼女を紹介したいと連絡してきた。待ち合わせの場所に行くと、友人と同席しているのは、毎日電車ですれ違っていたあの女性ではないか。この日を起点にして、この物語は、2つの数か月ずれた時間の中で並行して進んでいく。 3人は、バーチャルリアリティの研究者である。友人の恋人に思いをはせる主人公。足に障害をもっていることにコンプレックスを感じる友人。主人公に心ひかれながらも、彼を裏切れない彼女。3人の微妙な関係は、友人のアメリカ赴任が決まってから一気に崩れていく。と同時に、このアメリカ行きの栄典を決定した友人発明である「記憶差し替えマシーン」が3人の人生を作り直す。 このマシーンにより差し替えられた人生と元の人生が交差し、3人の心のあやが入り乱れる。続きは、本書を読んでほしい。  読んでいるときには面白い本ではあるが、読み終わってみると、本書を面白いと思った自分が不思議であった。

  • "私"は"わたし"のことを一番知らないかもしれない。
    人の記憶は、本人の意志に基づき、簡単に変えられます。嫌な記憶も時間の経過とともに薄れ、極力嫌じゃない記憶に書き換えているかも。
    あなたのその記憶は、本当に体験したものですか?
    ある意味では、ホラー

  • 親友の恋人が自分の恋人である矛盾した記憶と現実に混乱する研究者の崇史と、チンパンジーの脳に干渉する空想実験、記憶改編の研究。記憶と現実が乖離した末に消える同僚。滔々と語られる現在と過去に終盤まで流れがわからないまま読み進めた。現代風なのに近未来みたい。三人の選んだ結末に割り切れない余韻が残る。

  • 映画化されるとのことで、読んでみました。
    親友の恋人を自分のものにしたい。そこに絡んでくる記憶の改ざん。
    自分の欲望に正直になるための狡さが上手く書かれていた。好きになってしまったからしょうがないのかなぁ。

  • 玉森裕太主演、吉岡里帆、染谷将太共演で映画化されるラブストーリーミステリー。記憶改編された世界をパラレルワールドして表現されている。少しあらすじを知ってから読まないと現実なのかパラレルなのか分からなくなるので要注意。男女の三角関係と記憶改編装置が犯罪に絡んでいて面白い。映画を早くみたい。

  • まさに、バーチャルリアリティ系!
    すれ違いから始まった、愛しい恋人?と心許せる親友との、パラレルワールドが面白い!何が本当なのかわからないストーリーの展開が、覚醒、帰還で明かされる真実によって、大切な人にたいする、切ない気持ちが共感できる物語になっている。ミステリーとは違う東野圭吾の世界も非常に面白いと思わしてくれた!

  • 東野圭吾さんの作品はいずれもそうですが,理系の知識が深く,それを平易な言葉で上手く表現しているのが素晴らしい.今回も実際の脳科学のやり方に上手くフィクションを交えて近未来を描いていて,ハマって読むことができました.
    ストーリーはタイトル通りのラブストーリーでもあり,SFのようでもあり,主人公の葛藤による哲学的な面も強く多様な側面をもった物語で興味深かったです.ただ,私は貞操観念が固いので,ラブストーリー部分の展開が少し受けれて難く,評価が低くなっています.

  • むかーし読んだはずなのに最後の終わり方が思い出せず、
    もう一回読むことに。

    「あー、これは忘れる…」という終わり方だった。

    もう一回は読まないと思う。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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