パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 16738
レビュー : 1521
  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062637251

感想・レビュー・書評

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  • 今までにない世界観を体験できたが、自分の想像していたようなパラレルワールドという感じではなかった。
    愛情が起因させた崇史の醜さ、浅ましさ。
    葛藤の中踠き、苦しみながらも、友情を蔑ろにしてしまう崇史。
    記憶を改編することは果たして幸か不幸か。
    嫌なことを忘れ、幸せであるかのように同時に忘れてはいけない自分の醜さ、失態までをも忘れてしまう。
    崇史はそれを選んでしまった。


    中盤ではなぜ、結論見たさに自分の読書精神に発破をかけられるような構成であったが、結論があっさりとしすぎていて、内容がどうしても薄く感じてしまった。

  • 映画を観たかったけれど、タイミングがなく観れなかったので本で読むことにしました。
    2人の天才研究者たちの、1人の女性をめぐるラブストーリー。ただ、ラブストーリーなんて生易しいものではなくて…
    なにが「本物」なのか、読みながら考えさせられます。これを書いている私は本当に私なんですかね?

  • 崇史と親友・智彦、そして智彦の恋人・麻由子。崇史の心の中では麻由子への恋心と嫉妬が渦巻いている。
    が、その一方で崇史と麻由子が恋人同士の世界も混在し…

    自分の信じる「記憶」が、まわりの人からみた現実と違うときの恐怖が読み手をも混乱させる作品です。
    その混乱がスリルにもなっていて、先の展開が気になってしまいました。

    ただ結末はどうしても腑に落ちませんでした。

    記憶が曖昧だった理由はちゃんと明かされるのですが、崇史、智彦、麻由子がそれぞれに選んだ選択が、どうしても納得いきませんでした。

    お互いに「相手のためなんだ」とうたいながら、結局はその選択は自分を守るための選択であること、特に智彦の選択はそう思えてなりません。
    こんな経緯で智彦が姿を消したあと、残された2人が本当に幸せになれると思ったのなら、智彦は大ばかものです。


    ある意味、この最後の結末は智彦による崇史と麻由子への復讐なのか?とさえ、思えてしまいました。


    崇史の言うように、崇史も含めて人は「弱い人間だ」ということなのでしょう。
    「記憶」と「人間の弱さ」がテーマだとすれば、そのテーマはしっかり書ききられています。
    でも結末になんだかモヤモヤしてしまう、そんなお話でした。
    よって☆2つをつけました。

  • 少し前(2019/5/31)に映画になった作品
    主人公の敦賀崇史は、親友の智彦に恋人ができたと麻由子を紹介される。
    女っけの無かった智彦に彼女ができたのはとても喜ばしい。
    ただ、彼女はかつて自分が一目惚れした女性だった。
    そして、ある朝目覚めると麻由子は崇史と半同棲する仲の彼女になっている。
    それも何の違和感もなく。。。いや、少しの違和感を持って。。。
    2つの世界で嫉妬に苦しむ崇史
    いったいどうなっているのか!2つの世界の謎の真相に迫り。。。

    最後は少し歯切れが悪かったです
    でも東野作品ですし及第点ではありました

  • 悲しくハイレベルなラブストーリー

  • 親友の恋人は、かつて自分が一目惚れした女性だった。嫉妬に苦しむ敦賀崇史。ところがある日の朝、目を覚ますと、彼女は自分の恋人として隣にいた。混乱する崇史。どちらが現実なのか? ――存在する二つの「世界」と、消えない二つの「記憶」。交わることのない世界の中で、恋と友情は翻弄されていく。

  • なし

  • 東野さん、毎度一気読み…
    パラレルワールド、あると思うんだよね
    今いる世界とは、別の場所が並行しててって、
    なんかとてもいい

  • 読むのに時間を掛けてしまったので混乱。
    二度目は一気読みで把握。
    なんか麻由子の立ち位置がはっきりしないな。
    翻弄された男二人・・

  • SFか・・・・と最初は思っていたけど、続きが気になってしまい一気読み。面白かった。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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