パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 16739
レビュー : 1521
  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062637251

感想・レビュー・書評

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  • 崇史と親友・智彦、そして智彦の恋人・麻由子。崇史の心の中では麻由子への恋心と嫉妬が渦巻いている。
    が、その一方で崇史と麻由子が恋人同士の世界も混在し…

    自分の信じる「記憶」が、まわりの人からみた現実と違うときの恐怖が読み手をも混乱させる作品です。
    その混乱がスリルにもなっていて、先の展開が気になってしまいました。

    ただ結末はどうしても腑に落ちませんでした。

    記憶が曖昧だった理由はちゃんと明かされるのですが、崇史、智彦、麻由子がそれぞれに選んだ選択が、どうしても納得いきませんでした。

    お互いに「相手のためなんだ」とうたいながら、結局はその選択は自分を守るための選択であること、特に智彦の選択はそう思えてなりません。
    こんな経緯で智彦が姿を消したあと、残された2人が本当に幸せになれると思ったのなら、智彦は大ばかものです。


    ある意味、この最後の結末は智彦による崇史と麻由子への復讐なのか?とさえ、思えてしまいました。


    崇史の言うように、崇史も含めて人は「弱い人間だ」ということなのでしょう。
    「記憶」と「人間の弱さ」がテーマだとすれば、そのテーマはしっかり書ききられています。
    でも結末になんだかモヤモヤしてしまう、そんなお話でした。
    よって☆2つをつけました。

  • 大どんでん返しがあるのかと期待してたけど、そこまで大掛かりな仕掛けもなく、ハッピーエンドって訳でもなく、残念な感じだけが残った…

  • 最後でようやくつじつまが合う。画期的な研究が取り返しのつかないことになる。親友とその恋人の三角関係。
    ハラハラさせてくれる。ただ、シーンが断片的過ぎて分かりづらいかもしれません。

  • 結局は三角関係のもつれか。友人の恋人に固執する主人公。パラレルワールドの真実は、予想通り。

  • むかーし読んだはずなのに最後の終わり方が思い出せず、
    もう一回読むことに。

    「あー、これは忘れる…」という終わり方だった。

    もう一回は読まないと思う。

  • 続きが気になって一気に読んだけど・・・
    設定的には面白い。でもあまりにも長々とひきずり過ぎる感が・・・

    1回読めばもういいかなって感じ。

    でもまぁ、近い将来
    本当に記憶改編なんてできちゃうことができたら
    こわいなーー。

  • 出だしに心惹かれた。集中力を使うため読み進めるごとに疲れてしまった。再読したらもっと良さがわかるかと思うが、重くてなかなかページをめくる気になれない。

  • ミステリーを滅多に読まない私が読んだ一冊。
    私の感想を一言で言えば、
    「恋情や嫉妬に狂いかけの男が一線を踏み越えたお話」だなと。
    きっと、あの電車での出会いだけではここまでならなかったと思うのです。
    ただ、それが「親友の恋人」だったからこそ、強い感情に囚われたんじゃないかと私は思っています。

    真実を追い求める過程で、誰も彼もが消えていく。
    この場面は見ていて少しドキドキしました。
    一体誰の陰謀!?と主人公と一緒に進んでいけました。
    シーンが切り替わって、一人称と三人称も切り替わっていく。
    その見せ方はとても良かったです。

    ……が、私にはこのドロドロとした感じが合わなかったようです(汗
    ミステリー部分だけなら十分面白いのに、主人公に感情移入出来なかったせいでしょうか
    ただ、この人の別の作品を読んでみたいなとは思いました

  • 映画の予告が面白そうだったので図書館で借りて読んで見たけど……
    うーん……結構昔に書かれた話やったんやなぁ。ラブストーリー部分がちょっと古さを感じたような。
    男二人が一人の女性に想いを寄せるんやけど、女性側にそこまで魅力を感じない気がする。主人公がそこまで執着する気持ちがわからない……。

    以下ネタバレ。





    しかも、SF要素がまさかのゼロ。もう、ラストが意味不明すぎてだめやった……。
    結局研究途中で実験が失敗して、それを悔いて親友が自殺みたいなんして、それを悔やんで主人公が自ら行ったことが全てのモト……って、なんやそれー!ってなったわ……。
    わたしには合わなかった。残念。

  • 映画化されると知り再読したけど
    自分の記憶も断片的で曖昧なものだったので
    ラストまでどんな話だったか思い出せなかった
    最初は結構引き込まれたんだけどな。。
    そこまでする理由がまったく理解できない

    (2019年5月公開映画
    「パラレルワールド・ラブストーリー」)

著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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