- 講談社 (1998年4月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (260ページ) / ISBN・EAN: 9784062637466
作品紹介・あらすじ
昭和13年幸田文は離婚し、娘の玉を連れ青々と椋(むく)の枝がはる露伴の小石川の家に戻った。万事に愚かさを嫌う祖父の小言の嵐は9つの孫にも容赦なかった。祖父の手前蹴とばしても書初めを教える母。「2度はご免蒙りたい」10年の歳月をクールにユーモラスに綴り、晩年の露伴、文の姿を懐かしく匂い立たせる。(講談社文庫)
祖父 幸田露伴、母 文との日々(芸術選奨文部大臣賞)
昭和13年幸田文は離婚し、娘の玉を連れ青々と椋(むく)の枝がはる露伴の小石川の家に戻った。万事に愚かさを嫌う祖父の小言の嵐は9つの孫にも容赦なかった。祖父の手前蹴とばしても書初めを教える母。「2度はご免蒙りたい」10年の歳月をクールにユーモラスに綴り、晩年の露伴、文の姿を懐かしく匂い立たせる。
みんなの感想まとめ
昭和の戦前・戦中における家族の生活を描いたエピソード集で、著者は幸田露伴の孫であり、母は幸田文です。祖父の頑固さや母の凛とした姿が印象的で、特に露伴の小言はユーモラスながらも、家族を支える大変さが伝わ...
感想・レビュー・書評
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露伴のムカつくこと!不条理に耐える姿は泣ける。
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祖父露伴、母文との戦前、戦中の暮らしのエピソード集。露伴の頑固ジジイ振りは明治の文豪の面目躍如であるが、世話する身は大変である。母娘の凛とした生活は清々しい。
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幸田文さんのすっきりしたきれいな文が大好きで
娘さんも読んでみたくなった。
小さな女の子が偉大な祖父と頑張っている母との生活を
どう感じ過ごしていたのか。
文才って世代にちゃんと継がれていくものなんだ。 -
著者は昭和四年生まれ.幸田露伴の孫,幸田文の娘.たいへん.若い娘にとって,露伴は文豪でもなんでもなく,うるさい爺さんだし,文は自分の父の方ばかり気にかけてる感じだし.
それにしても戦争の辛さというのは想像を超えている.この日本にも今のガザのような悲惨な状況があったのだ. -
明治の祖父の姿
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光村中2国語、単元末紹介本
文豪、幸田露伴の孫、青木玉さんのエッセイ集
THEおじいさま、露伴と同居する羽目になった
玉ちゃんの奮闘記(笑) -
幸田文が露伴が厳しかった話をよく書いているが、自分も大概で、気の毒になるほど玉を激詰めしている。今なら何らかのハラスメントもしくは虐待と言われること間違いない。
玉のデビュー作で、それまで文の遺構の編纂に携わっていたということもあろうが、文体は文のそれによく似ている。
文も露伴が亡くなってから筆をとったが、本書も1994年の作品ということは著者70歳の時で、文の没後(90年に亡くなっている)である。
二人とも親の存在が大きすぎて、生前の同業は憚られたのだろうか。 -
探している本とは違った。序盤は現代と違う「厳しい」エピソードがどうにも読んでいて面白くなかったが、終盤の戦争や身内の最期に関する部分はエピソード力が圧倒的。それだけで読んだ価値はあった。
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幸田家四代の文章を読んでいると、そのどっしりと腰の座った明快な保守性に清々しささえ覚える。幸田文の娘、青木玉のデビュー随筆集。美しくときにユーモアさえある筆致に惹きつけられ、起き抜けに一気に読んでしまった。近年なかなかここまで風通しのよい文章にはお目にかかれないので、ホンモノの綺麗な日本語にふれたい人にはぜひとも読んでいただきたい。
文章の流麗さについ魅せられがちだが、なかなか内容は波乱に富んでいる。母が離婚し小石川の祖父の実家で暮らすことになった幼い玉。明治の文豪・幸田露伴の理不尽なカミナリオヤジ(※言葉を選びました)ぶりにも母の容赦なく厳しいしつけにも耐える日々。露伴先生の無茶なジジイぶりは文豪でも人間だ…となんだかしみじみした。玉と文とのエピソードで玉が文にお年玉で帯枕を贈る話が好きだ。とつとつと語られる露伴の胸糞悪いいじわるクソジジイぶり(まあ。なんとはしたない言葉遣い、ごめんあそばせ)だけでなく、こういう暖かくなるような一編があるからこそ、本著は名随筆と言える。
青木玉さんの本は母の幸田文さんと比較すると、じっとりとしたしゅうとめ感(?)がなくカラリと読みやすいので、若い世代にも長く読み継がれることを祈る。
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吠えるも堪えるもただ泣くも、なんと見事な昭和の生きざま。どうして今まで読んでないのか。ぬかったよ。幸田文好きと言えないや
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1929年(昭4)幸田文の長女として生まれた青木玉のデビュー作「小石川の家」(1994.8刊行、1998.4文庫化)を読みました。1938年(昭13)母幸田文は離婚し、娘9歳の玉を連れ、祖父露伴の小石川の家(蝸牛庵)に戻りました。それから1947年(昭22)露伴の死までの10年間、祖父露伴、母文と過ごした自分の幼い日々を振り返ったエッセイです。なおラストの「三日間」では、1990年(平2)10.31母の死から11.2の葬儀までの様子が綴られています。1994年度文部大臣賞を受賞した作品です。
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祖父の子供のような我儘に付き従う絶対王政がすさまじい。女の立場から見たらイラッとすることも多いのですが、立ち振る舞い方や言葉遣い、挨拶の仕方などこの時代ならではの美しさがあって学ぶことも多かったです。
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昭和十三年の、母文の離婚から、戦争を経て、母が死ぬまでの「幸田家」が描かれている。
時に理不尽にも見える、祖父や母の言いつけ。
昔の暮らし。
そして、戦争のこと。
露伴が戦時中、勝ち目のない戦線に投入されていく若者を傷んで号泣したという話は、心を打つ。
それから、食べものの描写もなんともおいしそう。
しかし、食にうるさかった露伴の要求をかなえるために、裏でどれだけの用意がなされたことか。
この本は著者が還暦を過ぎるころに書かれた本のようだ。
生活の細部をこんなにも鮮やかに覚えていることに驚嘆する。 -
母、祖父、そして玉子さん。
幸田文作品を読み始めた頃は、文さんを「奥ゆかしい日本の躾」の体現者と思っていました。
そんな生半可なものではなかった。
玉子さんは、その母の背中を見続けた方。彼女が母と同じく筆を執る。 -
幸田露伴の孫で幸田文の娘の著者。気難しいけどどこかユーモアのある祖父との生活を想い出すエッセイ。幸田文さんのエッセイは、少し悲壮感を感じるものでしたが、こちらは大変な中にも、何か面白さを感じます。親子2代で描き出す露伴像、とても強烈でした。
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…泣いたわー泣いちゃったわー。露伴と文の死んじゃう描写泣いちゃうよ。戦時下、露伴の「若いものがなぁ、若いものが。」という言葉。そして文の厳しいしつけ、露伴の家のしきたり。それだけで物語みたいだ。いいなぁ、とてもいい!
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幸田家の様子が、手に取るようにわかった。
昔は厳しい時代だった事も知り、
今の時代に生きる自分は恵まれているなと感じた。 -
こんな家に生まれなくて良かった!
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