グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062637640

作品紹介・あらすじ

この本を燃やしなさい。読みおえたら。──あまりにも衝撃的なオノ・ヨーコの「グレープフルーツ」。東京で、のち英語版として世界で発売されたこの1冊に刺激されて、ジョン・レノンは名曲「イマジン」を生み出しました。その中から言葉をえらんで訳しなおした、33人の写真家との素敵なコラボレーション!!

感想・レビュー・書評

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  • 途中まで読んでから床についたとき、脳内で自然と〜なさいという言葉が響き、自分の望む何かを想像させられる不思議な体験をしました。それは心のなかで一番望んでいることなのかわからないけど、妙にしっくりくる命令でした。

    自分の心が満たされていないときに背中を押してくれるきっかけを作ってくれる不思議な本でした。

  • ジョン・レノンの『イマジン』の元になった、
    オノヨーコの詩集。5分くらいでサクッと読めちゃう。

    禅であり、ファンタジーであり、バイブル。
    初めて読んだけど、めっっっちゃ好きだな。


    「地下水の流れる音を聴きなさい。」
    「心臓のビートを聴きなさい。」
    「地球が回る音を聴きなさい。」

    意味のある様な、無い様な、そんな言葉が並んでて


    「世界中のすべての時計を二秒ずつ早めなさい。
     誰にも気づかれないように。」

    「石を空に投げなさい。戻ってこないくらい高く。」

    「一本の線をひきなさい。
     その線を消しゴムで消しなさい。」

    「太陽を見つめなさい。それが四角くなるまで。」

    禅だよな…それに何の意味があるの?って感じ。
    でも、やってみたら世界はちょっとだけでも変わるかも…?って思っちゃう不思議。


    新宿のBOOK AND BED TOKYOで見つけて読んだけど、たぶん3ヶ月後くらいにまた読みたくなるから、
    絶対買うな、これ。手元に置いておきたい1冊。


    p.s.
    無事購入しました。

  • 凝り固まった心を、広い場所へと連れ出してくれるような言葉たちが並ぶ。月を盗んだり、太陽の形を変えたり、地球の回る音に耳を澄ませたり。
    日常の中にはこんなに想像の余地があるのかと驚く。

  • ヨーコさんごめんなさい。

    燃やせません。

    まだまだ何度だって読みたいから。

  • 「掃除しなさい」「ある期限で名前を変えなさい」といった命令形で書かれた、読み手に行動を促す詩集です
    ジョン・レノンは本作品に影響を受けて「イマジン」を生み出したそうです
    歌詞を「想像してごらん」と訳してましたが、「想像しろ」が正しいのですね

    まえがきの、太平洋戦争中に食べるものが少なくて、弟さんと一緒に架空のメニューを考えたという話が印象的でした

  • 詩を読んでたのに、急に「掃除をしなさい」とか言われた。うるさいよ

  • この本を燃やすとき、私は何をおもうのだろうか

  • 短くて読みやすい。短くてパッと読んじゃったけど、これは多分一つの詩に対して心底向き合って初めて、効力を発揮する作品なんだろうな。この向き合うという過程の重要性自体を本作の芸術としての意味・価値に内包している気がする。気が向いたら、これを言葉通り熟読したいと思います。

  • オノ・ヨーコさんの頭の中はどんな感じなのだろう。
    凡人にはなかなか理解が難しい内容だったが、読み終えた後、心が少し解放された。
    自分の視界に入る景色だけが世界ではない。
    想像しよう…他の世界を

  • この本を読むときは息ができる。そんな生きてる心地を感じれた。4分の1くらいのサイズにして鞄に入れて持ち歩きたい。

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著者プロフィール

アーティスト、政治活動家。数々のアヴァンギャルド・アート、音楽、映画の作品で知られる。著作には『グレープフルーツ』、『見えない花』などがある。

「2015年 『どんぐり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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