戦国幻野―新・今川記 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 40
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (685ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062638791

作品紹介・あらすじ

東海の強国駿河は、守護今川氏親の手で着々と覇道を進んでいた。東に北条、北に武田、大国が激しく牽制しあう戦国の世、氏親とその妻妾の息子たちも、奇しき愛憎の闘いに巻きこまれてゆく。野望のままに、広大な富士の裾野を馳ける、武者と修験者たちの凄絶な生と死。今川一族の興亡を描き切った傑作長編。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり皆川博子の伝奇は最高だぜ!!

  • 方菊丸(今川義元)の幼少から桶狭間の戦いを経て、今川家が滅ぶまでを描いています。
    といっても、今川義元だけでなく、九英承菊こと太原雪斎の生涯、そしてについて今川氏輝が実は双生だったということで、捨てられた方の炸耶様の3人が主人公みたいな感じです。

    太原雪斎の出生に秘密があり、その視点からの足利家と今川家の関係や、今川義元への想いなどが語られていて、なかなか興味深かったです。

    ↓ ブログにも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_4a7b.html

  • 連綿たる血の流れ。歴史書では一行、もしくは名前すら書き記されてない人々の生き様。
    気まぐれなのか思惑か、すべては流転し消えてゆく。

    こういう歴史小説はよく出来ているほど史実と錯誤する危険性があるけど、これはその一歩手前で踏むとどまれる感じ。それがいいか悪いかは別として、この小説は面白かった。

  • 道鬼と照日がかわいいです

  • 東海の強国駿河は、守護今川氏親の手で着々と覇道を進んでいた。東に北条、北に武田、大国が激しく牽制しあう戦国の世、氏親とその妻妾の息子たちも、奇しき愛憎の闘いに巻きこまれてゆく。野望のままに、広大な富士の裾野を馳ける、武者と修験者たちの凄絶な生と死。今川一族の興亡を描き切った傑作長編。


    2010.2.3読了

  • 義元が主人公というよりも、今川家の血を引く男たちの物語です。富士山を舞台に伝奇的な要素も。

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著者プロフィール

皆川博子(みながわ・ひろこ)
一九三〇年、京城生まれ。東京女子大学英文科中退。
72年、児童向け長篇『海と十字架』でデビュー。
73年6月「アルカディアの夏」により第20回小説現代新人賞を受賞後は、ミステリー、幻想、時代小説など幅広いジャンルで活躍中。
85年『壁――旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会協会賞、86年「恋紅」で第95回直木賞、90年「薔薇忌」で第3回柴田錬三郎賞、98年「死の泉」で第32回吉川英治文学賞、12年「開かせていただき光栄です」で第12回本格ミステリ大賞、13年 第16回日本ミステリー文学大賞を受賞。
異色の恐怖犯罪小説を集めた傑作集「悦楽園」(出版芸術社)や70年代の単行本未収録作を収録した「ペガサスの挽歌」(烏有書林)などの傑作集も刊行されている。

「2017年 『皆川博子コレクション10みだれ絵双紙 金瓶梅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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