文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.84
  • (1922)
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  • (36)
本棚登録 : 15013
感想 : 1659
  • Amazon.co.jp ・本 (630ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062638876

作品紹介・あらすじ

この世には不思議なことなど何もないのだよ-古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。東京・雑司ケ谷の医院に奇怪な噂が流れる。娘は二十箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津らの推理を超え噂は意外な結末へ。

感想・レビュー・書評

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  • 京極夏彦小説に挑戦。ブク友の土瓶さんにオススメを教えていただき、課題図書となった。
    この世界観が好きどうかはまだ分からないけれど、展開が面白く忘れられない。京極堂のキャラが好き。

    序盤は脳科学とか心理など難しい話が続くが、中盤の京極堂による憑き物落としやらで事件の真相が判明していくのが面白い。
    同じ女なんだけど、女って恐ろしい。でも可哀想。娘として女として母として…心の持ちようによっては何にでもなれてしまうものなのかもと涼子さんにちょっと共感した。それにしても梗子と涼子姉妹の名前がややこしいことよ。
    あと舞台となった家の呪いの存在。最初に吹き込んだヤツと洗脳されたヤツ、本気で信じているヤツが一番悪い。
    また読んでいて現実と幻想!?が入り交じるので、重苦しい感覚がした不思議と、ひゅるるるるる〜とか、ひえぇぇぇぇぇ〜と風や人の声のような静かでかつ不気味な音、また時には爆風が聞こえてくる体験をした。

    小学生の時の不穏な出来事を思い出す。
    当時住んでいた家の近くの3階建ての昭和の廃墟ビル。そこに足を踏み入れると二度と外に戻れないという…。親も「絶対にあそこには近づくな」と言う。このビルには何かあると信じていた。
    「今誰かが入って行ったらしい」と聞けばすぐに駆けつけ、小学生の野次馬が集まった。一度入るとなかなか戻ってこない。待ちきれず野次馬もぱらぱらと散っていく。その後誰も結末を知らないし語らなかった。──(完)
    京極堂がそんな私たちを見たら嘲笑うだろう。「君たち、不思議なことなど何もないんだよ」と言って。
    Googleマップで確認してみたらこのビル、まだ残っていた。割られた窓ガラスは直され、人が使っている模様。緑色のレンガ造り風の外壁は今も変わらずそのまま。恐ろしい場所なのに、ああ…なぜか懐かしい……。

    • なおなおさん
      くまさん、コメント欄使いにくいですよね。
      自分のレビューや皆さんからいただいたコメントを確認しながら投稿できない(;_;)
      確認したくて下に...
      くまさん、コメント欄使いにくいですよね。
      自分のレビューや皆さんからいただいたコメントを確認しながら投稿できない(;_;)
      確認したくて下にスクロールし過ぎると、これまで入力した内容が削除されてしまうし。
      なのでコピペ操作しながらやっております。

      Googleマップ車、くまさんのおうちを引き返すとは失礼なっ!笑
      この機会に調べてみたら、車の他、バイク、徒歩用(専用メットを被って歩くんですって笑)があるようです。
      2023/01/30
    • なおなおさん
      みんみんさん、Googleマップの人が出てくるのは"ストリートビュー"機能のことです。
      確認したい所(道)を長押しタップすると現れます。
      パ...
      みんみんさん、Googleマップの人が出てくるのは"ストリートビュー"機能のことです。
      確認したい所(道)を長押しタップすると現れます。
      パソコンのGoogleマップだと、過去も見られるのです。例えば10年前のこの場所はどうだったのよ?…なんてのも調べられます。面白いですよ。
      あと投稿もできるらしいです。
      2023/01/30
    • みんみんさん
      なおなおさん♪ありがと〜!
      ちょっと遊んでみます\(//∇//)\
      なおなおさん♪ありがと〜!
      ちょっと遊んでみます\(//∇//)\
      2023/01/30
  • 読む隕石。
    京極夏彦はグランドマスターである。
    と帯にある。その通りの作品でした。

    病院の娘が二十ヶ月間身籠ったままで、その夫は密室から消えて失踪
    古本屋であり陰陽師の"京極堂"という男が事件と病院に隠された呪いに迫る。

    なかなかの厚み(約620P)
    事件の話を持って来た関口さんとのやりとりからはじまり「会話が多いからわりとスラスラいけるかな?」本の厚みはこういうことか!なんて納得しようとしたのが愚かでした。

    現実に対する「記憶、意識」それがどれほど曖昧か不確かなのかを解く会話なので、後々関係してくると察知しコレがなかなか面白いが少し長く感じ不安になる(占星術殺人事件を読んだので、ここらへんの長さには少し免疫がついてる。)
    想像していたのは「京極堂が事件をパッと解決する」だったのだが、なかなか腰を上げるわけでもなく、その分他の探偵達(心霊探偵?見ただけでその人、場所の過去を見ることができる榎木津や、やや荒っぽい警察官の木場)が出てきて、なかなか飽きない。
    しかも、京極堂の本気モード入ってからのシーンは張り詰めた空気感が伝わってきて痺れました。

    解決に至るまでは怒涛で
    集中して、ページをひたすらめくってました…

    で、やはり最初の関口と京極堂の会話
    これが効いてくるし、会話した後の関口さんが「現実と仮想の認識によって、自分自身の存在を疑う(ぐらつく)」それと同様に読んでいる側も大きく揺さぶられ「全て何が真実なのかわからなくなる」そんな呪いをかけられた状態で進む。

    コレはシリーズ全て読んでみたい。

    発表当時に賛否が分かれた点については、後で少し調べてみよう。

  • 20箇月間もの間身籠っている妊婦がいること、そしてその亭主が密室から忽然と姿を消したこと。奇妙な噂を耳にした文筆家の関口は、友人である古本屋の店主、京極堂の元を訪れる──

    ※※※

    再読。うーん約15年ぶり?もっとかな?
    百鬼夜行シリーズの1作目で、発刊当時にはその内容の是非が話題になったとかなんとか。

    前回読んだときにはなぜかそこまでハマれず、2作目以降未読なのですがこの度なんとなく気になって読み返してみたらめちゃくちゃ面白かったー。
    なので続刊も読む気まんまんで「魍魎の匣(はこ)」もすでに準備しております。ほんまに箱なの…?てぐらい分厚いけど!

    表紙はがっつりホラー感あるんですが、実際にはしっかりミステリ。でも民俗学的要素もはらんでいて、そこが少し不気味な雰囲気を醸し出している。

    前半の京極堂と関口くんの心と脳と意識についての会話、まだるっこしくて小難しいんですが、すごく興味深かったです。小難しいけど!そしてしっかり後半の謎解きに絡んでくる…。

    昭和初期の時代がかった語り口調や雰囲気、あと語り手の関口くんの自分を見失い具合(笑)も相まって、本当に作品の中に入り込んでしまったような没入感の強い作品でした。
    語り手が虚実の区別ついてないってかなり禁じ手な気もするけれど、それがこの作品の味なのかな。2作目以降も楽しみです。

    • 土瓶さん
      mochimochiさん、こんばんは~^^
      わかります。
      同じでした。
      私も初読みのときは「ふ~ん」ぐらいの感想だったんですが、なんか気にな...
      mochimochiさん、こんばんは~^^
      わかります。
      同じでした。
      私も初読みのときは「ふ~ん」ぐらいの感想だったんですが、なんか気になって再読したら最高でしたね。

      なんででしょう?
      1度目では理解が追いつかないのかな?

      さすがに15年も空けてませんが(笑)

      「魍魎の匣」は、どう控えめにいっても、「姑獲鳥の夏」以上です。
      あ楽しみに(⁠ノ⁠^⁠_⁠^⁠)⁠ノ♪
      2022/12/03
    • mochimochiさん
      土瓶さんこんばんは〜!
      コメントありがとうございます♪

      おっ土瓶さんもそうだったんですね。
      私は2回目でも若干理解が追いついてない感ありま...
      土瓶さんこんばんは〜!
      コメントありがとうございます♪

      おっ土瓶さんもそうだったんですね。
      私は2回目でも若干理解が追いついてない感ありますが(なんせ15年ぶりで記憶が)、なんでしょう好みが変わったのかな。
      耽美で不気味な世界観、かなりツボでした〜!

      魍魎の匣はこれ以上かぁ~楽しみですଘ⁠(⁠ ⁠ˊ⁠ᵕ⁠ˋ⁠ ⁠)⁠ଓ⁠
      2022/12/03
  • 私、大変な勘違いをしておりました(´・_・`)

    タイトルから推測するに、ホラーだとばかり…。
    ややホラーですが、完全なミステリーでした。

    とうとう手を出してしまった百鬼夜行シリーズ٩(๑>∀<๑)۶


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    この世には不思議なことなど何もないのだよ――古本屋にして陰陽師(おんみょうじ)が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第1弾。

    東京・雑司ヶ谷(ぞうしがや)の医院に奇怪な噂が流れる。娘は20箇月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津(えのきづ)らの推理を超え噂は意外な結末へ。

    (Amazon 作品紹介より)


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    え〜、ワタクシ、これから読もう!とする本は興味さえあれば内容をあまり調べず、下手をすればタイトルや装丁だけで読んでしまう悪いクセがありまして。

    その上このシリーズは、Twitterのみんな大好き鈍器本として超有名。

    まず『姑獲鳥』から、妖怪?怪異?を連想しました。

    次に『夏』から「今が読み時」「ホラー」を勝手に連想しました。

    故に『姑獲鳥の夏』は『ゲゲゲの◯太郎』のような、妖怪大戦争的な人外と陰陽師(ここは知ってた)との壮絶なバトルファンタジーものかと勝手に推測しておりましたっ…!

    大変申し訳ありませんでしたっ(。>﹏<。)

    半分まで読んでも、
    「いやぁ〜、まだ姑獲鳥出てこないなぁ…」

    3分の2まで読んでも、
    「おぉっ、これからバトルかっ?
    でもまだ姑獲鳥出てこないなぁ。
    なかなか焦らすねぇ〜」

    などと、心の中で訳の分からないツッコミをしていた自分が恥ずかしい……(-∀-`; )

    姑獲鳥を題材にしたミステリーでした^ ^

    私の今月のホラー、ホラーミステリー小説を読む!という趣旨から、こちらはホラー要素のあるミステリー枠にハマるかなと…(^_^;)

    でも、全然怖くないです。
    めちゃめちゃ面白かった!!

    まず、個性的なキャラ達。

    京極堂は眩暈坂を登った先にある古書店。
    そこの主が、中禅寺秋彦。
    普段、京極堂と、屋号で呼ばれる。

    彼は、
    「この世には不思議なことなど何もないのだよ」
    と言い、全ての現象を証明していきます。

    話し方が一癖あるのですが、言ってる事に無駄がない。
    最後には必ず最初の話と関連付いていて、とても分かりやすいです。

    彼の言う
    「この世に面白くない本などはない」
    と言う持論が好きです^ ^

    榎木津礼二郎は「薔薇十字探偵社」の探偵。
    旧華族の家柄の出。

    彼も京極堂と並ぶ個性的な人物で、人には視えないものが視える。らしいですよ。
    これについても京極堂はちゃんと納得できる説明してくれます♡

    他にも主人公の関口や京極堂の妹、刑事の木場など頼もしく有能な方々が出てきます。

    次に何が面白いって、会話の内容が濃い。
    本筋の内容も勿論面白いのですが、私はこちらにとても魅力を感じました。
    冒頭から、主人公関口と京極堂の会話に聞き(?)入ってしまう。
    人を馬鹿にした口調を除けば、京極堂と行きつけのバーで飲みたい♡と思わせるおじさまだ。

    いや、バーは行ってくれない。居酒屋かなぁ。いや、京極堂の奥の部屋で出涸らしのお茶か…(^▽^;)

    京極堂と関口の会話の一部、

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ーーー見ていないところでは、世界の様相は果たしてどうなっているのか解らないらしい。
    (中略)
    観測した時点で性質が決定するのだ。(中略)
    ーーー観測をするまで世界は確率的にしか認識できないのだ。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    二重スリット実験やシュレイディンガーの猫などの有名な量子力学のアレですが、事件の関与も、観測した時点で未来が変わるのなら、何も知らずに解決した場合は、結果も違う…と。
    事件での干渉の事を考えた事がなかったので新鮮でした。SFではよく出てきますが。
    こうなると想像が膨らみますねぇ。
    楽しくなっちゃいます^ ^

    京極夏彦さんの作品は全部そうなのかな?
    科学的に説明してくれるから非常に分かりやすく、疑問が残らず凄くいい。

    呪いとは、洗脳や暗示など心理的なものです。
    分かっていても、ひょっとしたら…と思ってしまう。
    今月ホラーばかり読んでいるからか「呪い」のあれこれについていつもより考えた気がします(^_^;)

    この作品は全体的に、じっくり読みたい小説という印象。
    切羽詰まったような急かせかした感じは全くなく、ゆっくりじっくり味わう感じ。

    一つずつ丁寧に解決していって、ラストは綺麗に収束。

    限界を感じた時の人間てすごいですね…( ¯꒳¯ )。。。

    情報量が多いので、1冊読んだだけなのに5冊くらい読んだような満足感!!!

    シリーズ次巻は、傑作と有名の『魍魎の匣』だぁ!!
    文庫本の厚みを見ると、手をつけるのに怯んでしまう…^^;

    でも絶対読むぞ!!

  • 京極夏彦さんのデビュー作にして百鬼夜行シリーズの一作目。東京の医院の娘が20ヶ月も身籠ったままで、その夫は密室から失踪した。捜査を依頼されたクセあり探偵とクセあり主人公、そしてクセありまくりの古本屋兼陰陽師が事件の謎を解き明かす。

    姑獲鳥の夏はかなり面白いと聞いていたしSNSでも投稿されていたのでかなり期待して読んだけどもその期待を遥かに超える激オモシロミステリー作品!!さすがは京極さん!!面白すぎるやん!今作を読んで京極ワールドに夢中になってしまった!!

  • 「何だ、理由を聞けば何てことはない。不思議でも何でもないじゃないか。」
    600頁超の物語の先にたどり着いたのは、梅雨が明けた青空でした。
    長い間、本屋さんで分厚い表装に購入を躊躇っていましたが、読んでみたらこの物語には必要なボリュームだと納得です。
    これがデビュー作品なのですか。凄いとしか言えないですね。
    持ち歩きに不便だけど、魍魎の匣も近い内に読むのだろうな。

  • 想像以上の面白さだった!
    民族学や心理学、精神医学などは元々興味がある分野。
    それらについてを京極堂が滔々と語り、その理論をベースに話が進んでいくというのは今まで読んで来たミステリーには無い展開。
    新鮮で面白く、引き込まれました。
    特に中盤からはページを捲る手が止まらず!という感じに。
    久しぶりに次から次へと謎が解明され事件の全容が徐々に明らかになっていく時の、ミステリーならではのドキドキ感と興奮を存分に楽しませてもらいました♪
    そして、前半部分で数多張られた伏線を終盤、回収していく様も見事だなと。

    それにしても京極さん、これがデビュー作なんて凄すぎじゃないですか?!
    このシリーズの続きを読むの楽しみです。

  • 驚異の良作である。
    冒頭は京極堂の価値観について延々とかたっているが、
    飽きさせず、それでいてなお物語の中に引き込んでゆく
    京極さんには天晴れです。
    「姑獲鳥の夏」というタイトルに似合わず全然妖怪が出てこぬではないか!
    と、思うかもしれないですが、最後、上手に妖怪を登場させています。
    本の太さに驚くかも知れませんが、時間があれば是非どうぞ

  •  「面白い本に出会ったら、その著者のデビュー作を読みなさい。そこには著者の全てが詰まってるから」
     子供の頃、本を贈ってくれた伯父が、手紙に書き添えてくれた言葉です。
     本書は、作家・京極夏彦のデビュー作ですが、京極夏彦そして京極堂の魅力がぎっしり詰まった作品だと思います。

     元々、親父が『鉄鼠の檻』を読んでいたのがきっかけで京極堂シリーズと出会いました。
     確かそのとき、
     「それ、面白いの?」と聞いたところ、
     「むちゃくちゃ面白い」と親父が答え、
     「じゃ、読み終わったら貸して」と頼むと、
     「これ、シリーズもんやから、順番に読まんとあかんぞ」と言われました。
     で、調べてみたら、『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』『狂骨の夢』そして『鉄鼠の檻』と、目の前で親父が面白がって読んでいる作品に到達するまでには、アホみたいに分厚い三冊のノベルスを読破しなければならないと知り、愕然としたのを覚えています。
     が、読み始めたらどハマりしました。寝食こそ忘れませんでしたが、学校の勉強は全部忘れて読みふけったのを覚えています(ヲイ

     冒頭、京極堂と関君が、徳川家康とダイダラボッチを引き合いに、延々100頁にわたり実存について議論するところで、一気に京極ワールドに引き込まれました。
     冷静に考えれば、「これ、いつ話が始まるねん?」と思うところですが、そんなことを考えさせない筆致で、知的にスリリングな会話が続くので、貪るように読んだ記憶があります。

     いよいよ事件が始まっても、鬱々とした関君の視点から物語が語られるため、いつしか自分も関君の気持ちに感化されたのか、暗いモノトーンの世界で物語世界を見ていることに気づきました。
     二十か月以上も妊娠中の女性。記憶が見える超能力探偵・榎木津。そして、久遠寺涼子と関君の過去…話はどんどんややこしくなります。
     眩暈坂を登るところから話は始まりましたが、僕も読み進めるにつれ、そんな感じがしてきました(笑)。「これ、ちゃんと風呂敷たためるの?」と少し心配になりながら、読み進めたのを覚えています。

     が、最後、全ての憑き物を落とすため、黒装束に身を包んだ京極堂が出てきたとき、ここまで読んできた僕の、心の中に澱のように溜まった憑き物も一緒に落としてくれたように感じました。
     こんな訳のわからん事件の真相が、京極堂の説明を聞くにつれ、オセロが一気にひっくり返されるように、きれいに説明されていきます。「この世には不思議なことなど何も無いのだよ、関君」というセリフは、著者から自分に向けられた言葉のように刺さりました。人生で体験したことのないレベルの「アハ!体験」だったと思います…って、何かオセロだのアハ!体験だの、比喩がセコいですね…orz

     今更私なんぞがあれこれ書いても屋上屋を架すようなものですし、なるべく予備知識なく読んで欲しいのでモヤーッとした感想しか書けませんが、とにかく未読なら読んで下さい。というか、これ読んでないって時点で人生損してます!

  • 私も京極堂と関口君の議論に混ぜて戴きたい。
    脳の知覚と心の在り方。

    人は面白い。もっと深く深く知りたいものだ。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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