文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 12114
レビュー : 1522
  • Amazon.co.jp ・本 (630ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062638876

感想・レビュー・書評

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  • 初の京極夏彦さん。これがデビュー作とは驚き。
    何たる理論武装かと唸ったり…。
    少しかび臭いような空気感があって、捉えられたら抜けられず、何度も電車を乗り過ごしそうになりました。
    個人的には、もう少しサラッとした方が好きのようです。

  • 物語が動き出したら一気読みしたいのをこらえるのが大変なほど疾走感のある作品だと思う。
    トリックだけを取り出してみれば荒唐無稽に見えるのだが、前半における中禅寺と関口のやり取りで目が眩んだ読者は(わたしを含め)このトリックの成立を認めてしまいたくなる。推理や結末を押し付けられる、という感じはなく、提案されている結末に歩み寄らざるを得ないといったイメージ。あれだけの内容量がありながら読者を引き込ませる筆力に脱帽。

  • 京都女子大学図書館での請求番号は、「081/Ko192/Ki-39-1」です。

    ★2013年度8月テーマ「暑さも吹っ飛ぶ…?“怪談”特集」★

    これを読まないと夏が始まりません!
    分厚いけれどさくさく読めてしまいます。
    一度読んだら京極ワールドにはまるはず!

  • 夏になったら、窓を開けて涼しい風を受けながら読みたくなる本。
    京極堂シリーズの一作目で、一番好きな作品。
    美しい。ひんやりとしている。
    ある動画を見てからリストの愛の夢はこの物語のイメージになった
    危ういバランスで保っていたそれが怒涛の勢いで崩れていく…
    幸せな結末では決してない。
    けれどどこか、優しさ、美しさを感じる読後感。

  • ――「この世には不思議なことなど何もないのです。あるべきものしかないし、起こるべきことしか起こらないのです」‥‥という訳で約四年ぶりに再読。読む年齢によって受け止め方も得るものも大分違うように思う。今も脳が再構成した世界を見ているのだと考えると何を信じればよいのやらわからなくなります 笑

  • 京極夏彦作品に初めて手を出しました。分厚さと時代ものが苦手なので嫌煙してたのですが、読み始めるとサクサク読める。
    さらに、心理学、民俗学、哲学、化学など幅広い知識展開にビックリ。しかも上辺だけさらった知識というよりしっかり勉強されている印象ですごい、と思った。
    内容は面白かったです。わりと中盤ぐらいで涼子と梗子を逆に思ってるのだろうなと気付いたが、物語は終盤までそれに気付かず進むのでそこにちょっとヤキモキ。
    なかなか面白かったので、また続きを読んでみたいです。

  • とにかく人物が魅力的なんですね。
    だからこのシリーズのファンが多いのかなと思います。
    関口さんはあまり好きにはなれないけど。

    で、仕掛けがそういうことなのかいとちょっとがっかりしました。
    見えなかったもんなのか・・・。

    でも見た目はこんな分厚いのに思ってたより読みやすいです。中禅寺さんがうんちくを語る場所に幅をとっているので、民俗学などの専門の本でわかりやすく解説しているものを後から読んでもまたいいかもしれません。

  • 友人に勧められて。絶対好みだからと言われたのですが、その通りでしたよ、友人よ。
    前半がまずほとんど関口と京極堂の会話ということに驚愕。
    読みながら推理してみたものの、全部はわからなかった。かなり難易度高かったです。
    キャラクターの個性が強くて、おかげでどんどん物語を引っ張って行ってくれている印象。
    本気で面白かった。
    友人よ、続きも貸してくれ。

  • 長い京極の話が終わった後から物語はおもしろくなる。
    分厚いのにあっつー間に読み終えてしまった。

  • 面白いけど結末を予想するのが無理ゲー過ぎる。でも細かい伏線はこってる。しかし関口君の件が最後まで弁解されていないのは後味が悪い。

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著者プロフィール

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道小樽市生まれ。小説家としてだけでなく、世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)など妖怪研究家であり、他にも装幀家、アートディレクター、俳優など様々な顔を持つ。
広告代理店を経てデザイン会社を設立。1994年、そこで暇つぶしに書いた『姑獲鳥の夏』を講談社に送ったところ極めて評価を受け、同年、即出版・デビューに至る。瞬く間に執筆依頼が殺到する人気作家に上り詰めた。
1996年に『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2002年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞など、数多くの受賞歴がある。
代表作に「百鬼夜行シリーズ」「巷説百物語シリーズ」「豆腐小僧シリーズ」など。

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