エーゲ海ギリシア神話の旅 (講談社文庫 く 42-1)

著者 :
  • 講談社
3.20
  • (0)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062638890

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ギリシア神話と紀行文と旅行ガイド。
    写真が白黒なのが残念なところだけど、これが面白くないわけない!
    と思って読んだんだけど、面白くないんだな、これが。
    がっかりするほど。

    とにかく致命的に文章が下手くそ。
    いわゆる学者の文章ってやつなのかと著者略歴を見てみると、小説で作家賞を受賞したこともあるらしい。
    それにしても作家賞って…。

    例えばネメアという地で行われる競技会について書いた文章
    ”ギリシア全土から競技者を集め、二年に一度開催された競技大会は、四年に一度のオリンピアとデルフィのそれがよく知られているが、イストミアの競技を加え、古代ギリシア四大競技とした。”

    まず、ひとつの文章の中に二年に一度の競技会と四年に一度の競技会が混ざっていて、何の話がしたいのかわかりにくい。
    どうでもいいがイストミアの競技会は何年に一度なのか?
    というか、いつの間にか競技会の話が競技の話になっているの?
    『古代ギリシア四大競技とした』主体は誰?
    突っ込みどころが多すぎて、内容が全然頭に入ってこない。
    時間ばかりが無駄に過ぎていく。

    数ページに1度はこんな文章にぶち当たるので、読みながらストレスが充満してくる。
    いやあ、しんどかったわ。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1938年、広島生。学習院大学卒業。平安文学を専攻したのち、74年に小説家としてデビュー。また古代ギリシアについての研究を深め、神話発祥の地への旅を重ねるかたわら、ギリシアについての著作を執筆。『ギリシア神話の女たち』『ディオニュソスへの旅』『癒しの旅 ギリシア・エーゲ海』(筑摩書房)、『ギリシア・神話の旅』(講談社文庫)、『ふだん着のギリシャ』(読売新聞社)など多数の著作がある。

「2018年 『ギリシア神話物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

楠見千鶴子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×