旅でスケッチしませんか (講談社ニューハードカバー E 5-2)

著者 : 永沢まこと

• 講談社 (1998年6月1日発売)

作品紹介・あらすじ

私は、絵のジャンルや描き方がさまざまある中で、旅でスケッチすることほど面白いことは、ちょっと他にないのではないかと思い続けてきました。実際に三十年にわたって、世界のあちこちを旅しながら絵を描くことで人生の大半を過ごしてきてしまいました。今もそれを続け、からだが続くならばおそらく死ぬまでそうしていきたいと思っています。この本では、そうした私の旅スケッチの体験で得た方法を、できるだけ具体的に述べるよう努めました。

感想・レビュー・書評

[Makotoさんの感想 · 2022年2月16日]

スケッチ旅行に関する、心構えとエッセイというところでしょうかね。

一応、スケッチするための道具の話などもあるのですが、同作者の「絵を描きたいあなたへ」よりは、技術的な話は少ないかなと思います。

旅スケッチの楽しさや旅のトラブル対処、実践への道筋などが示されています。

道具についての話や、心構えについての話は参考になりました。旅のトラブル関連は傍から見てる分には楽しいです。自分がこの立場だったらと思うと、ちょっとなーとは思いますが。

技術系についてはそこまで書かれていないので、旅スケッチへの心構えや気楽に読めるエッセイというところでしょうか。

文章的にも分量的にもサクサク読める手軽な本かと思います。

[松原 康久さんの感想 · 2020年3月30日]

スケッチは線を重視

[gachoonさんの感想 · 2006年9月18日]

大胆にやったもの勝ち。
間違いなし。

著者プロフィール

イラストレーター、絵描き。1936年東京生まれ。学習院大学政治経済学部卒。
アニメーターとして活動の後、フリーランスとなる。78年渡米。ニューヨークに８年間在住中に、線描による独自の画風を確立。帰国後は世界各地を旅しながら創作と著作活動を行っている。朝日カルチャーセンター、池袋コミュニティ・カレッジ講師。

【主な著書】
『ノンフィクション・ニューヨーク』『東京人間図鑑』『永沢まことのとって
おきスケッチ上達術』（以上草思社）、『画集・永沢まこと海辺のイタリア』
『絵を描きたいあなたへ』『旅でスケッチしませんか』（以上講談社）、『永
沢まことの街歩きスケッチ入門』（玄光社）他。

「2019年 『絵を描くなら東京が面白い ペン１本のスケッチ上達術』 で使われていた紹介文から引用しています。」