雪螢 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 516
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (698ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062645072

感想・レビュー・書評

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  • 雪華とホタルが登場するので“雪蛍”。探偵とは職業なのか生き方なのか、大人になった佐久間公が問う、ハードな探偵物語。

  • ふと手に取った一冊。夢中で読み終えて、佐久間シリーズを読んでみたくなりました。

  • 久しぶりに2.5cm厚一気読みできた。
    ちょっと薬物中毒更生施設の話とのバランスが気にはなったし、どんだけ裏世界の人間いるんだというほど普通の人間が出てこないけど、まあ仕方ないか。
    シリーズ物の宿命、主人公も作者も年を取る…。

  • 私が初めて大沢作品を読んだのは確か高校を卒業したあたりではなかったかな~。
    なので結構オンタイムで読んでいたんですよ。すご~く昔の話(笑)。
    だけどね、内容をあまり覚えていないのよん。
    「新宿鮫」は強烈なインパクトがあったから覚えているんだけど。
    ちょうどハードボイルドの低迷期でもあったからかな?
    佐久間公シリーズもかなり読んでいるはずなんだけれどね~。トホホ
    本作は探偵を引退した佐久間公が戻ってきたというシリーズでは16作目になるんだそうです。
    そうだよね~佐久間公も中年だもの。
    探偵を引退した佐久間公は薬物依存症の更正施設で働いていた。
    そこに昔の縁故からの人捜し依頼がはいり、二足の草鞋を履くことになった佐久間公。
    なので2つの物語が同時進行していきます。
    佐久間公も40を過ぎ、丸くなりましたね~(笑)。
    やっぱヤンチャはもうできません。
    でも無駄に年をとったわけじゃなくて渋いですよ~。
    最後の終わり方は意味深。
    佐久間公、復活なるか?! 楽しみ楽しみ。

  • 「探偵は職業でなく、生き方だ」
    名言です(^_^)b

  • 佐久間公シリーズ5作目。
    前作からしばらく時が経って、薬物更生施設で働く公は、沢辺の知り合いからの依頼で、家出した少女を探すことになったが・・・
    やっぱ、若い頃の方が好きかな、ちょい物足りない。

  • 東京への往復中に読了~

  • 読んで気がついた、再読だ。
    もう随分前にシリーズ物と知らずに読んで、それがとっても面白かった思ったんじゃなかったかな?

    前作から9年後(だったかな)のお話。その間にも色々とあり、本書のあちこちに9年間にどのようなことがあったかが書かれていて面白かったです。
    現在主人公の佐久間公は親友沢辺が理事長を務める薬物更生施設「セイル・オフ」でカウンセラーのようなものとして働き、その傍らで時々沢辺経由で依頼が来る失踪調査をこなしている。

    今作はある女性実業家から家出娘を探して欲しいという依頼が入る。
    その過程で以前(13年前(「漂白の街角」参照))で佐久間公の命を救った岡江という探偵が別経由で同じ調査を行なっているということが分かる。

    過去の作品は依頼された調査のことが中心だったのに対し、今作は「セイル・オフ」のメンバーの事も話しに絡んできて複雑化してきてる印象が受けた。

    年食った佐久間公も若い時とはまた違ってかっこいい!

  • 佐久間公シリーズ

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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