冷たい密室と博士たち (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.45
  • (455)
  • (1197)
  • (2335)
  • (168)
  • (21)
本棚登録 : 11485
感想 : 916
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062645607

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • S&M2作目。
    3連続森博嗣。しかも実は先に3作目を読んだあとに2作目入りました。(特に問題なし)

    テーマは『裏の裏は表』(やとあたしは思いました。)

    全体の6割越えるまであんまり面白く感じなくてなかなか進みませんでした。

    以降はサクサクいけましたが。

    作中の年号は1995年のようですが、普通にパソコンやネットワーク、メールを使いこなしてるのがアナログ人間な私にはすごいなぁと思いました。

    面白かったけど、トリックや犯行の動機が何か物足りないかなぁという印象でした。

    が、終わりの落とし方は好きです。

  • 面白かったけれど、前作が面白すぎた。犀川と萌絵と喜多の三人が事件を思い出しながら進む。途中で萌絵が襲われたところはドキドキしてしまった。喜多くん犯人だったら滅茶苦茶嫌なんだけど!考えながら読んでました。お気に入り...笑

  • 2作目です。
    なるべくしてなった密室ではなく偶然出来上がってしまった密室、というのは新しいなと思いました。

    ドラマではこれが一話二話に当たっていたので特に印象深かったです。

    相変わらず、すごく盛り上がるかというとそういうこともなく、淡々と事件の解決にたどり着くという感じでした。
    ミステリーにはあまりない単調なラストです。
    盛り上がりもないし、グッと来る部分も個人的にない。
    平静としているなという印象です。
    これがずっと続くのか……。
    正直、天才!すばらしい!理系の〇〇!のように言われているのに全くその部分がわからない自分が凡人というか、平凡すぎるのか、はたまたそんなものだよ、というものなのか謎です。
    読み応えや、掴み応えのない展開に今後も飽きずに読み進められるのか。
    頑張ってみます。


  • 心を遠くに置いて、頭をカラッポにして、



    ひたすら頁をめくる。



    頭が熱くなるのを感じながら、終盤一気に読み切る。



    最高に気持ちがいい。

  • 森ミスS&Mシリーズ第二作。あまり劇的展開の存在する話とは言えないかもしれない。ただ読んでいるだけだと、密室の状況確認も難しいと思う。推理するなら紙にメモしていった方がいいかも(汗

    犯人の動機と犯行の手段には、複雑な思いにかられるものがある。

  • S&Mシリーズ、2作目。

    前作のちょっと現実離れした雰囲気とは打って変わって、今作はかなり現実的。終盤の犀川助教授の謎解きも筋道立っていて、納得のいくものだった。事件の謎解きとしては、前作よりも今作の方が好みだったかな。
    ただ、主人公の二人のキャラが、うーん、あまり好きになれない。前作の方がまだ好印象だった。犀川が事件の謎解きにあまり積極的でないのは理解できるが、皆が謎解きの披露を待っている時にまで妙に勿体ぶっているところがどうも微妙に思えてならなかった。頭のいい人間が故のおトボケをかましていただけかもしれないけど。そして、萌絵の方だが、お嬢様っぷりを発揮するのは良いけど、捜査報告書の閲覧を叔父に強請ったり、研究室に不法侵入して勝手に危ない目に遭ったり、引いてしまうくらいのあり得ない行動で、一気に苦手なキャラになってしまった。喜多助教授とか、国枝助手とか、脇役の方が好みかもしれない。
    本格モノとしては面白かったが、キャラの造形がいまいち自分に合わないのが残念。次作以降、持ち直す方に向かうことを願いたい。

  • また書きます

  • SMシリーズ2作目。喜田さん初登場回。
    仮説を立てては崩していく過程は面白い。
    ただ、少しこじんまりとした印象。

  • すべFや他のs&mシリーズに比べればパンチは足りない気もするけど、安定したミステリーでした。

  • Howdunitは犀川先生の解説で何とか理解できたけど、Whydunitは私には理解できなかった。前作とは違い、登場人物に一般人が多いから余計に。最後の「数学は何の役に立つのか?」の犀川先生の回答がとても好きだった。なるほどな、その通りだなと思う。

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×