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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784062645669
作品紹介・あらすじ
偽札をつくりあげた者が勝利者となる!傑作長編
1260万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札作りを2人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫ったが…。日本推理作家協会賞と山本周五郎賞をW受賞した、涙と笑いの傑作長編サスペンス!
みんなの感想まとめ
偽札作りに挑む若者たちの緊迫した物語が展開され、技術の進化と共に彼らの計画が進行する様子が描かれています。詳細な印刷技術や紙作りの情報が盛り込まれており、読者はそのリアリティに驚かされます。特に、物語...
感想・レビュー・書評
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1997年第10回山本周五郎賞
1997年第50回日本推理作家協会賞
ひたすら偽札造りに全精力を傾ける
物語が進むにつれて、技術が高度化されていく
もしかして、私でも作れるのかしらと思ったりするが、紙の原材料から栽培したり
印刷会社に就職して印刷を根本から習得したり
やっぱり、普通は造れるものではないなと諦めがつく
後半になり銀行融資絡みの不正工作の話が出てきて、興味が出てきました
下巻も読みます -
真保裕一の大作。1996年に読んで以来、約30年ぶりの再読。
とにかく偽札を作るための紙幣に関する印刷や紙作りの情報の多さに改めて驚いた。まだ今ほどインターネットによる情報収集が出来ない時代に、よくもまあこれだけのディープな情報を作者は集められたものだと感心する。もちろん現在は2世代の新紙幣変更があり、印刷技術なども格段に進化しているため本作で書かれている情報は全く使えないし、そもそも紙幣はコピーできないようになっている。
作品の終盤はそれまで追い込まれていたヤクザに仕返しをするコンゲームのようにもなっており、最後のどんでん返しもお見事だ。一番最後のオチはまあオマケみたいなものだが、そのネタに「真保裕一」の名前を使っているあたりは本作への作者の入れ込み方が伺える。 -
道郎は雅人の連帯保証人に知らない間にされてしまっていたらしい。1週間で1260万円返さなければヤクの運び屋をやらさせることになっている。キャッシュディスペンサーの紙幣の本物パターンを読み取って、偽札で儲ける案を出す。そうと決まれば図書館で勉強だ。
計画はATMをバーナーで焼き切って、警察到着までに紙幣識別機を盗み出す。金曜日にATMを襲い、土日の2日かけて識別機のバグ挿入箇所を探す。予備日が1日。目当てのATMの扉を投石で壊して警察を呼んだところ23分だった。とてもその時間で焼き切れないので、付近の信号を停電にして警察の手をそちらにも割くことにする。決行は午前3時スタート。ATM襲撃は成功した。
702種類の紙に試し刷りして4枚は無事紙幣識別機を通過して、大量生産する。新聞記事によるとATM襲撃で523万円を得ていたため、700万と少しを刷らねばならない。900万円程度作り、全部紙幣識別機を通した。すぐに証拠隠滅にかかる。紙幣識別機も分解して分散させてゴミに出す。
5千円札以下の換金はうまくいったが、道郎は財布を摺られてしまった。財布には住所を記した会員証が入っていて、妙な爺さんが帰ったら部屋にいた。大事なフロッピーを持って行ったが、去り際に自前のバイクですぐ足がつくことや、ヤクザがらみの借金なのだろうと推論を展開しまくって、いかに今ヤバい状態にいるのかを解説してくれた。あと一日猶予があるのにヤクザが来ていた。ふたりとも捕まった。
ATM襲撃に拝借したメルセデスが動かなくなったと因縁をつけられて修理費2170万を要求される。爺いがなぜかタクシーの運転手に扮して助けてくれた。雅人も脱出したとヤクザ側の兄ちゃんに聞いたが、爺いはそこが素人だ、雅人は囚われているという。道郎は半信半疑だったが、雅人に声をかけた瞬間にやられたとわかった。完全に爺さんに助け出される。
爺さんのアジトには爺さんが偽札作りに失敗した残骸が転がっていた。人質として使われる可能性ごある家族について訊かれる。爺さんは腕さえ使い物にならなきゃ放免される彫師だった。でも爺さん曰く、道郎の場合は頭が資本だから、もし敵対勢力に持って行かれた場合にも頭をドンだと。自首を勧められる。だが爺さんは完璧な偽札作りの誘いもかけてきている。
爺さんはコウさんと呼ばれ、中1くらいの子の幸緒ががすごいすごいという。印刷会社の社長の息子が偽札を褒める。どういう世界だ。バリカンに剃り込み入れられ放題だ。雅人が逮捕される。あれがお前のやったことだと言われる。まず最初の買い物は戸籍。雅人が吐いていないようで、道郎の名前はまだ出ていない。印刷のイロハを叩き込まれる。印刷会社に就職する。
コウさんと幸緒の印刷会社が倒産しそうだ。倒産させないように、偽札作りが始まった。 -
最初の数ページ読んで、何だかつまらなそうだなと放っておいたのですが、最近続きを読みだしたら止まらない!
展開の速さと、スリス感、臨場感も溢れていてあっという間に一冊が終わってしまいました。
下巻にも期待! -
作者自身が本当に偽札を作ったんじゃないかと思うくらい細かな技術が書かれてますね。印刷技術はひと昔前の感じがありますがなかなか懐かしい。
さてさて、職人技で国が威信をかけた技術を凌駕できるのか、さあ下巻にいきましょう。 -
色々なことが畳みかけるように起こって、勢いがある。
けっこう厚い本なのに、面白くてすぐに読めた。
雅人と道郎の雰囲気がすごくいい。後半に出てくるおじいさんや幸緒のキャラクターも素敵。 -
偽札造りは犯罪
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夫の友人からお借りしました。
またまた初めての作家さんです。
偽札を使ってヤクザや銀行に復讐をしていくというエンタメ小説です。
偽札づくりの過程がとにかく詳細で、紙の原料となる植物を育てるところから徹底して行うそのリアルさは、読み手にとっては専門用語が多すぎて多少うんざりする部分でもありましたがその反面、こんなに詳細に説明して大丈夫なんだろうかと心配になるほど・・・
ということは、とてもリアルに受け止めているということなので著者の狙い通りなのかしら(笑)
それはともかく、1000頁近くもある長編小説なのに基本的には話のテンポがよくて、スルスル読めてしまいました。
エンタメ性抜群。
また、最後は賛否両論あるみたいですが、悪銭身に付かず、ってことで。情熱も衰えないのでまあヨシとします。
それよりも、ヒロインの女の子のキャラが好きじゃなかったわ。男性ウケしそうだけど。どうなんだろ? -
ヤクザから借金に追われて偽札作りをしていく話。偽札作りの過程が細かく、専門的なワードも多いがその分イメージしやすくまるで漫画を読んでいるかのよう。
途中でおじいさんが登場するあたりから話のテンポがかわる。もっとアウトローな話で終わるのかと思ったが最後は意外。 -
手塚道郎・22歳は、友人の西嶋雅人がヤクザの街金に嵌められ作った借金を返す為、パソコンや機械を駆使し大胆な偽札造りに挑む−。
上下巻で結構なページ数があるけど、そのボリューム感を全く気にさせない。
登場人物は必要最低限に絞り込み、無駄を省いた展開はスピード感があり重厚な文体でもテンポ良く読める。
偽札造りがメインなので小難しい専門用語が頻繁に出てくるにも関わらず、決して飽きがこない。
キャラはそれぞれが個性的で際立っていて魅力があり、「偽札造り」に沿った会話も小難しいのに軽快でユーモアがあって楽しい。オチの「真保裕一」はご愛嬌か。読み応えは抜群、読了感は爽快。
真保裕一と言えば「ホワイトアウト」が有名だけれども、個人的には「奪取」はそれを越えていると思う。 -
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友人の借金返済のために偽札を作ることになるという話。本当にお札がつくれるような気になる。
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精巧な偽札は、既に本物だ!
まさにその通り!
偽札作りにかける男たち+女の子。気持ちいいやつらばっかりで、サイコー!
スピード感溢れる痛快娯楽作品! -
友人が作った借金を返すため、偽札造りを実行する羽目になった若者の話。これによりヤクザや銀行を相手に攻防を繰り広げる長編エンターテイメント小説。上下巻あり。
小説が書かれたのは1999年と今から25年前。偽札づくりの工程が丁寧に描かれているが、本が発刊された時ならたぶんこの本の通りに実行できたら偽札がつくれたかもしれない。
しかし様々な犯罪の手口も新しくなり、セキュリティも格段に進歩しているはず。だから、書かれてることは既に非現実的ではある。データのやり取りにフロッピー。ディスクが登場するのだから。
また偽札作りのために原料のミツマタを山の中で密栽培し、住民票を偽造し名前を変え、整形手術もし、印刷技術を学ぶために印刷会社に就職までする執念…偽札づくりはそこまでしないと実現できないほど大変なことなのだ。
ちょうどこの小説を読んでるあいだ、この7月から新紙幣が流通している。まだ僕は手にしていないが、見るからにホログラムなどで偽造できないような仕組みは講じられているようだ。
物語の後半で2004年に新紙幣が発行される話が出てくる。(同じ福沢諭吉でも一万円札のデザインが変更)せっかく偽札づくりができるようになっても、新紙幣が流通するようになったら、これまでの努力が全て水の泡になってしまう。
世の中のどこかで今回の新紙幣が発行されることをチクショー!と思っている輩がいるのかもしれない。そう考えてみると、新紙幣の発行はやはり定期的に行うべきなんだろうな。
最後の最後にある真保裕一さんのジョークのような後書きが実に面白い。 -
友人の西嶋雅人がヤクザにはめられ1260万円の借金を抱えてしまい、主人公の手塚道郎は雅人と二人で偽札作りを始めます。機械に詳しい道郎と肉体派の雅人。この二人のやりとりが好きでした。返済期限が迫るも二人はどこか陽気で軽快。上下巻とあるのですが一気読みでした!
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再読。
じじいと出会ってからの偽札作りが本格的で、違法なことだけど応援しちゃう。 -
友人が闇金で作った借金を返済するため、偽札作りに手を出す青年。
一冊ずつもそれなりの厚さのある上下巻なのに、上巻の真ん中あたりで返済期限が来るし偽札も完成する。
その後あれよあれよと思わぬ方に話は転がっていくが、筋はぶれないし勢いも止まらないし面白さも変わらない。
痛快。 -
主人公為了幫助友人償還積欠黑幫的借款,規劃搶了鈔票辨識機並且製造可以逃過辨識機的假鈔。然而後來事發繼續被黑道追殺,主人公只好隱姓埋名,並且揭發自己被黑道綁架的友人以保全友人的性命,並找尋繼續學習製造更精美的假鈔的機會,在印刷工廠開始學習。主人公在一開始兌換鈔票時遇到的怪老頭救助他並且收容他,印刷廠遭到跳票危機,兩人和印刷廠的女兒開始研究製作假鈔。
故事本身轉折頗為有趣,變化也很多,可以看出作者編故事的實力。只是關於製作假鈔的細節太詳細又很長,讀起來有點煩悶。 -
ずっと気になっていた作品でしたが、タイトルやカバーから、なんとなく固い作風なのかな?となかなか手が出せずにいました。
読んでみるとなんとなくアニメっぽく、硬派な内容でしたがサクサク読めました。ディテールまで凝っていて面白かった。 -
テーマは面白いが、ちょっと無理があるかな。
ズブの素人が偽札づくりに挑戦する話です。
上巻の前半は銀行の両替機のセンサーをすり抜けられるかがテーマ。
防犯上あえて全て情報を書かなかったとしても、銀行の両替機のチェック項目が三つってことはないだろ。
それと、登場人物がみんな素人なのに、知識あり過ぎなんだよな〜。
主人公は、発火装置の作り方から、偽テレカ作り、ロムの書き換え、強盗のテクニックなどなんでもござれだし、ジジイもケンカから木の栽培までこなすスーパーマン。
何もかもが上手く行き過ぎで、リアリティが無いため、のめり込むことが出来なかった。
話の筋自体は面白いので、もう少し苦労して期間を掛けて、やっとこさ出来ましたって感じだと良かったんだけどな〜。
とはいえ、こんなにケチをつけたわりに最後まで飽きなかったので、夢物語としては悪くないと思います。
細かい部分は目をつぶり、下巻に期待しましょう。 -
さすがの真保さん的展開です!
印刷工程の話などが専門的すぎて
ちょっと消化し辛いのが難点ですが、
それすらも下調べの工程を考えると脱帽モノでした。
そして最後のオチが良かった!
そのうえ痛快。
色んな事態に見舞われながらも、
目標に向かって前向きに進んでいく主人公たちが潔くていい。
信頼や裏切りなど、人間性をいいところも悪いところも
さらっと描いていて、受け入れやすい。
勢いがあって、あっという間に読めてしまいます。
著者プロフィール
真保裕一の作品
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感想 :

なんか、まあ理系っぽい小説だから?
清々しく偽札造りますよね
なんか、まあ理系っぽい小説だから?
清々しく偽札造りますよね
もっと他のことに力を注ぎなさいよ!って言いたくなりますね┐(´д`)┌ヤレヤレ
もっと他のことに力を注ぎなさいよ!って言いたくなりますね┐(´д`)┌ヤレヤレ