どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 14988
レビュー : 1389
  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062645751

作品紹介・あらすじ

最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の"現場検証"の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。殺したのは男か?女か?究極の「推理」小説。

感想・レビュー・書評

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  • 推理小説って、謎が謎に包まれていても、

    ページを捲るごとに、線と線が繋がってきて、少しずつ
    犯人のシルエットが濃くなってくる…。

    そんなモンだと思っていた。

    そして、最後のページでは読者が推理し、(こいつが犯人!)と、確信を得た人物といよいよ対面!
    そこがクライマックスかと思っていた。

    が。

    まさか、
    まさか、

    最後の犯人を読者の推理に任せたままにするなんて~

    容疑者はふたり。

    どちらが彼女を殺したか?
    (または、彼女が自身で死を選んだか?)

    場面は二転、三転とめまぐるしく変わる。

    賢明な読者なら、きっと確かな推理は出来るだろう。

    しかし、私のようなミステリー初心者では、
    「こちらが絶対犯人であるっ!」と、声を大にしては絶対言えない。

    それだけにちょっともやもや…。

    単行本がどうなっているのかはわからないが、
    私の読んだ文庫本には、立ち読みでは永遠にわからない、仕掛けがしてあった。

    その仕掛けで、ようやく真実にたどり着けはしたが、
    最後まで、犯人の名が記されることはなかった。

    推理小説で大事なのは、
    『飛ばし読み厳禁』という事!!

    何度も(あれ?そんな事言ってたっけ?)
    ページを行きつ戻りつ。でも、夢中で読んだ。すごく面白かった。

    • MOTOさん
      takanatsuさんへ

      コメントありがとうございます。
      私もtakanatsuさんの書評、いつも楽しみにしております♪
      (読みたくなる本...
      takanatsuさんへ

      コメントありがとうございます。
      私もtakanatsuさんの書評、いつも楽しみにしております♪
      (読みたくなる本が多いので、いつも手帳片手に…♪)

      ミステリーは最近読み始めたばかりなのですが、推理が全く出来なくても(最後には解るよね
      ♪)
      って、なんとその最後が無い!のです。
      でも、いろんなミステリーの形があったほうが面白いな~、そういう点で、私はこの作品、結構気に入っているのですが。^^;
      2012/10/05
    • takanatsuさん
      「(読みたくなる本が多いので、いつも手帳片手に…♪)」
      あわわ…ありがとうございます!
      「いろんなミステリーの形があったほうが面白いな~...
      「(読みたくなる本が多いので、いつも手帳片手に…♪)」
      あわわ…ありがとうございます!
      「いろんなミステリーの形があったほうが面白いな~」
      そうですよね!やっぱり読んでみたくなりました!(←単純)
      ありがとうございます♪
      2012/10/05
    • MOTOさん
      takanatsuさんへ

      takanatsuさんの書評を読んでいると、本への愛情がひしひしっ、と伝わってきます。
      どの子も
      「いい人に読ん...
      takanatsuさんへ

      takanatsuさんの書評を読んでいると、本への愛情がひしひしっ、と伝わってきます。
      どの子も
      「いい人に読んでもらうんだよ♪」と、背中を押されて巣立たせてる様な…

      (あ、すみません、想像力逞しすぎて。^^;)
      私も「読んでみたいな」と、思って頂けてとても嬉しいです♪
      こちらこそ、ありがとうございました。






      2012/10/06
  • どちらが、ではなく、どちらかが、なわけね。なるほど。
    殺すという結果にならぬよう、とっととその場を立ち去ればいいのに。こんなことで人生を終わりにしてしまうってアホらしい。

  • 妹は自殺か他殺か。他殺と確信する兄は法的な裁きではなく自らの手で裁きを与えるべく、犯人を求め推理を進める。それに気づく刑事加賀。最後の最後まで読めない展開と読者の推理力が試される物語に夢中になりました。

  • 東野圭吾の加賀刑事シリーズ。とは言っても、主人公はほとんど被害者の兄ですが。

    兄が、妹の元彼氏か親友のどちらかが犯人であると突き止めますが、本文中には明示されません。ちなみに、袋とじの解説を読んでも、私にはどちらかよくわかりませんでした。。。

    この小説、犯人探しをするのが二人いて、そのうち兄の方は他殺の痕跡を消していくというものになっていて、犯人を追っている兄が警察に追われるような形になり、そういう重層的なところも読みどころの一つであると感じました。

  • 最後まで犯人がわからないが、叙述トリックで丁寧に隠されていて、きちんとわかるようになっている。丁寧に読まないと見つけられない。読み手としてもっと精進せねば。

  • 読了:2018.07.19

    100ページ目あたりで「ははーん。さてはこうだな?」と推測できて、300ページ目あたりで「やっぱりそうだ」ってなった後からが本当の推理の始まりだった。
    数行ごとに
    「こうも考えられる!(ビシィ」
    「ハッ」
    「なぜなら〜」
    「ふむふむ。そうか〜」
    「いや!でもこうも考えられる!(ビシィ」
    「ハッ」(ry
    っていう繰り返し。
    そして最後は犯人は言わない(笑)
    「ああでこうで…ね?犯人はつまり?」
    ってとこで後は読者に推理させる。
    分からない人は袋とじを見る。
    よくできてる(笑)

    にしてもやっぱり東野圭吾は行間を読むという部分がないから本を読むには物足りない。面白い映画を見た後の満足感・スッキリ感に近い。ほんと理系よね(笑)

  • 東野圭吾の小説、加賀恭一郎シリーズ第3弾。タイトル通り容疑者2名だが、最後までどちらか分からない。結局最後、「犯人は絶叫した。」、「犯人でない方も悲鳴を上げた。」と言う表現で、誰だかは示されていない。どちらであるかは、読者の推理に任されている。

  • で、結局、犯人はどっち?
    趣向を凝らした推理小説。

  • 加賀刑事ナイスw
    読みやすくて面白かった。

  • 加賀恭一郎シリーズ3作品目。加賀さん、いい刑事になってきていますね。些細な部分も見逃さず、被害者の兄である康正に見せる優しさにも人間的魅力が増しています。作品は解説付きで趣向を凝らしています。ちなみに私はこれが頼りでした

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著者プロフィール

東野 圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。
1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。
テレビドラマ・映画化された作品が多い。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほか、映画化が決まっている作品に2018年11月16日公開予定『人魚の眠る家』、2019年公開予定の木村拓哉主演『マスカレード・ホテル』、同年公開予定に玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』。

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