寿司屋のかみさんおいしい話 (講談社文庫 さ 69-2)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062646017

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  • 寿司屋のおかみさんのエッセイ。寿司ネタの話があれば、お客の話など色々あります。気軽に読めて、多少蘊蓄がつきます。

  • 内容はタイトルのまま、寿司屋に嫁入りした著者の身の回りに起きた諸々についてのエッセイ。気になったのはトラブルや一癖ある客を取り上げた部分で、現役で客商売をしている人がこういうのをテクニック無しに書くのはどうなんだろうと思う。

  • 読書録「寿司屋のかみさんおいしい話」3

    著者 佐川芳枝
    出版 講談社

    p222より引用
    “こういう巻き方もあるのかと、感心して夫に言ったら、
    「そうやって巻けば、シャリも具も少なくてすむからだよ」
    と、あっさり言われてしまった。”

     銀行員を経て寿司屋に嫁いだエッセイストによる、寿司屋での
    日々の出来事や美味しく食べる知識などを綴った一冊。
     寿司ネタについてから迷惑な客についてまで、穏やかな文章で
    書かれています。

     上記の引用は、太巻きについて書かれた話での一文。
    スーパーで買った太巻きが、ふわっとしていることについての感
    想なのですが、空気に金払っているのかと思って食べると、少し
    悲しいです。
    スーパー側の言い分としては、ふわりとした口の中でほぐれる食
    感を出すためにあえてこうしてます、と言われるでしょう。何と
    言いますか、うまいこと商売してますねと言ってあげたくなりま
    す。同じ理由で私は、エアチョコが好きではありません。
     私はカウンターの寿司屋に入れるほど、財布に余裕があるわけ
    ではないので、いつか自力でいけるようになった時の予習と思っ
    て読みました。お得な注文の仕方は、参考するに値すると思いま
    す。

    ーーーーー

  • 実家に帰省していて、たまたまあったので読んでみた。江戸前寿司の店を寿司職人の夫と営む著者による寿司を巡るエッセイ。あまり知らない仕入れの話や、マイナーな寿司ネタの楽しみなど、話題は多く、楽しい一冊。

  • 読んだあと、たまらなく寿司が食べたくなる。
    コハダの幼魚のシンコ、シャコツメなど食べたくなった。

  • 魚って奥深い。
    自分はこんなに手をかけられないので、料理する人に読んでもらって、食べさせてもらいたいf^_^;

  • 3/12 おもしろかった。けして達筆というわけではないが、素朴な文章に接客業の矜持みたいなものが満ち溢れていて。文章書くのも好きなんだろうな、と思った。

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著者プロフィール

東京都生まれ。エッセイスト、児童文学作家。『寿司屋の小太郎』(ポプラ社)で椋鳩十児童文学賞を受賞。児童書の作品に「ゆうれい回転ずし」シリーズ、『にっこりおすしとわさびくん』『ばけねこキッチン』『ハッピィ・フレンズ』(以上、講談社)など多数。『寿司屋のかみさん うちあけ話』(講談社)をはじめとするエッセイ「寿司屋のかみさん」シリーズは10作を超える。東京・東中野の「名登利寿司」の女将でもある。

「2023年 『晴さんのにぎりずし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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