笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 7379
レビュー : 697
  • Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062646147

感想・レビュー・書評

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  • オリオン像の謎は、何と無くそうだろうと思ってたけど…。
    哲学的な話は、あまり得意でなく…。
    まぁ、でも面白く読めました。

  • 以前から読みたいとは思っていた森博嗣の本ですが、結局購入しただけで読まずに放置したものがいくつか(すべてがFになるとか、詩的私的ジャック、スカイ・クロラシリーズなど)。
    そんなこんなで第3作目の笑わない数学者から読むこととなりました。
    全体的な雰囲気は結構好きです。犀川と萌絵のやり取りは見ていて飽きませんね。
    こう言うと語弊があるかもしれませんが、非常に瑣末なやり取りが、この話の全体を盛り上げていくような感じがしますし、読み解く上でのヒントにもなっているように思えます。

    トリック及び結末についてですが、トリックはもっと早く気がつくべきでしたね…これは最初の図を頭に焼き付けておくことで、呼んでいる途中で理解を得られたような気がしますが、そんな器用なことはできませんでした。
    出入口2つっていうのがそもそも怪しい。怪しいはずなのに…!
    読解力のなさを痛感させられるようなトリックでした。

    さて、結末ですがどうにも消化不良ですね。お爺さんと少女のやり取りは一体何を暗喩した描写なのでしょうか?僕にはわかりません。
    この事件をうまく簡単に表したようなようにも思えましたが…やっぱりよくわからない。

    あと非常にトゥリビアル(笑)なことですが、第9章冒頭の年賀状について、"スペースシャトルでツタンカーメンを運んでいるようなものだ"という比喩表現がありますが、結局ピンときませんでした。どなたかわかる方教えてください。

    それとこれはこんなネタのつもりで入れたのかな?と思ったくだりがありまして、p.324の7行目「ピザを絨毯の上に落としてしまって、それが裏返しになったときくらい不愉快である」という部分なのですが、これはマーフィーの法則の「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」みたいな部分をもじっているのではないかと思いました。
    まとまっていない感がかなりありますが、以上です。

  • 以下適当な文章です。


    エピローグで出てくる、
    円の中心に立ち「一歩も動かずに外に出られるか?」
    という老人からの問題

    高校生の頃に同じようなことを考えたなーということを思い出した。
    部活に入り浸ってたこともあって、「家-中 出かける-外」っていう定義があいまいになって、「部室-中 帰り道、家-外」になって、あぁそれじゃあ中と外って見方で変わるんだと思って、高校の校門を境界にして校舎がある方を外と定義することもできるんじゃないかーとかそんなことをその時一緒に帰ってた先輩に喋ったら「よくわかんない」って言われた。でも良くも悪くも数学なんてそんなものかもしれない。

  • ******引用******

    「博士がここに、篭っていらっしゃる理由は何ですか?」

    「これは、君たちの言葉でいえば防衛だが、私の言葉では侵略だ。人間の最も弱い部分とは、他人の干渉を受けたいという感情だ。自己以外に自己の存在を求めることが、人間の本能としての幻想だ。この、起源はおそらく、単細胞の生物の遡るものだろう。」
    「好かれたいと思うことは、いけないことですか?」
    「いけないという判断は無意味だ。私は、それが弱いと言ったのだ。」

    「弱い、それは克服せねばならない要因だ。誰しも、強くありたいと本能的に望んでいる。それが安全だからだ。」

  • トリックは始めから解けてしまったが、そこがスタート地点の「ルール」として予め用意されているように感じたのは気のせいか。
    最後の老人と少女の会話が、今作品に登場する天才数学博士と萌絵で、萌絵には姉がいるのか。。?と思えてしまった。これも気のせいか?
    「すべての〜」からではなくてこちらから読み始めたとしても、同じ位衝撃を受けたと思われる作品だった。
    萌絵の成長と犀川の古い道徳心のどちらが先に歩み寄るかがこの先楽しみである。

  • 191018*読了
    シリーズ3作目。あー今作もおもしろかった!
    森さんの小説はいつもその世界観に没頭できます。
    今回は三ツ星館という館で起こる殺人事件。そして、消える銅像の謎。
    物事はそう定義するからそうなる。そこを疑ってみることで謎が解決することがある。
    もっと犯人の心の闇が知りたかったとも思うし、ラストも真実がはっきり明かされたわけではないので、もどかしくも思いますが、それもまた良し。
    萌がどんどん積極的になっている気がする…。この二人はどうなるんだろう。まだまだシリーズは続くので、この二人の謎解きがこれからも楽しめると思うととても嬉しいです。

  • オリオン像のトリックが思ったまんまだったのでドキドキは無かった。
    犀川と西之園の掛け合いは相変わらず読んでいて楽しいです。

  • 次から次へと出現する謎の数々にひきこまれ、後半は一気に読みました。
    色々考えながら読み進めましたが、最初のオリオン像の謎以外ちっとも解けませんでした。くやしい。
    犯人の発言には完全に騙されてました。
    天体や数学に詳しくなりたいと感じた1冊でした。

  • 既読
    再読

  • わたしは苦手。萌絵がひたすらに魅力的だったけれど、どうも長ったらしい言い回しだったり、そこまで書かなくていいから物語を先に進めて!と、少し苛立ったわりに大したオチでも無かった。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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