コズミック流 (講談社文庫 せ 12-1)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 794
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062646499

作品紹介・あらすじ

「1年に1200人を密室で殺す」警察に送られた前代未聞の犯罪予告が現実に。1人目の被害者は首を切断され、背中には本人の血で「密室壱」と記されていた。同様の殺人を繰り返す犯人「密室卿」の正体とは?推理界で大論争を巻き起こした超問題作。第2回メフィスト賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ1作目。
    しかもこれは全編。
    超大作みたいです。
    ひたすら人が殺される。
    19人も。
    これは読みづらかった。
    探偵もまだ出てきておらず、
    殺人だけが起こる。
    後半へ続く。

  • いよいよ禁断の清涼院流水に挑んでみる。
    一抹の不安を覚えるけど(笑)。
    作者のススメ通り「清涼 in 流水」を実行すべく、最初に本書を手に取る。

    1年で1200人が密室で死ぬ、って予告がFAXが送られてきて、その通り次々死ぬ話。

    前半だけじゃ何とも言えない…。
    テンポ良くヒトが死ぬので、テンポ良く読める。
    各殺人事件に費やされる数ページの中に登場人物が何人か出てきて、読んでいて段々「この中で誰が死ぬ役なんだろ」って気分になる。

    最初は次々死ぬんだけど、JDCが出てきて麻生茉緖が予告電話をかけるあたりから、徐々に物語が動き出す。
    その麻生茉緖さえ被害者になり、JDCからピラミッド水野が犠牲となって、漠然と面白くなってきたと思ったら、この巻は終了。
    すぐ下巻を……いやその前に『ジョーカー』読まないとだった。

  • 流水デビュー作、稚拙、古くさい、登場人物の優秀さを表現するのに全て若年・容姿端麗でレベル低い、下手すぎて無駄に長い、超展開、褒める人の意見を全部踏まえて理解した上で決定的につまらない、端から見てるとまさに宗教

  • うん。
    どういう評価をしていいのかわからないw
    犯罪予告を遂行するように
    次々に起こる殺人。
    密室?殺人のショートストーリーが次から次へと。。。
    少しずつ明らかになっていく全貌。
    この段階ではまだまだ不明なことばかりで…
    続編に期待

  • いまいち

  • 全く面白くない。本のつくりの試みだけに星一つ。

  • 密室1から密室19までが並ぶ目次に当惑。「1年に1200人を密室で殺す」と犯罪予告する密室卿。そのとおり、うん、多少の外側の描写はありますがひたすら並ぶ密室殺人事件。え、私は何を読まされているんだろう、とうっかり思ってしまいましたがそのまま上巻である「流」は終わり。謎解きがあるかもしれない(笑)下巻にあたる「水」を読む前に、ジョーカーを読むのがどうやら作者のおすすめのようなので、後半が気になりつつも次は「ジョーカー清」に進んでみます。

  • 【168】

  • ―1200個の密室で1200人を殺すという殺人予告。

    この時点ですでに奇想天外すぎて、何が何やらわからないのに、そこからはひたすら20件近い殺人ショートショート。タネが想像できないような死にっぷりオンパレード。各章、読み始める段階で、「今回は誰が死ぬん?」以外のことに頭がいかない。誰であろうと(ヒントはない)、何処であろうと(不可能に近い状況で)、頭部を切断され(凶器も残さず)、目撃情報は全くない、という殺人事件の繰り返し。
    本当に解決するのかと心配になるだけの読了。
    次は「清」かな。

  • ”コズミック”(流)(水) 清涼院流水著 講談社文庫(2000/04・2000/05発売)
    (1996/02発売 講談社ノベルスの再構成文庫版。(間に”ジョーカー”(清)(涼)を読むとある仕掛けが浮かびます。)
    表紙:藤原ヨウコウ、解説:大森望)

    ・・・”一年に1200人を密室で殺す”警察に送られた密室卿からの犯罪予告が現実に!
    次々と発生する事件に対するはJDC(日本探偵倶楽部)の探偵たち!

    ・・・ミステリ、というよりはエンターテイメント作。
    と、考えて読まないと、読後に大暴れすることになります。
    (発刊時にも話題になっていました。)
    このトリックで怒るか怒らないかで大らかな人かどうか判別できるかも?(笑)

    今回、トリックがわかった上で再読。
    個々の事件について、実現可能がどうか考えて読みましたが、
    案外、実現可能なのがびっくりでした。
    (後に警察の捜査で判明するとも思いますが)

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著者プロフィール

一九九六年、『コズミック』で第二回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。以後、小説だけでなく、ビジネス書、ノンフィクション、英語学習指南書など著作多数。小説執筆の息抜きとして始めた英語学習にハマり、独自のメソッドでTOEIC(現TOEIC L&R)テスト満点を五回達成。二〇〇九年から二〇一七年まで主宰していた「社会人英語部」では、のべ六五人の部員をTOEICスコア平均九〇〇点台にまで導く。日本人作家の小説を英訳して世界中の電子書店で販売しており、著者、英訳者、編集者として手がけた英語作品は一〇〇を超える。作家としての近著に『感涙ストーリーで一気に覚える英単語3000』(明日香出版社)、『きみと行く 満天の星の彼方へ』(リチェンジ)などがある。

「2020年 『三日坊主でも英語は伸びる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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