- Amazon.co.jp ・本 (1060ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062646673
感想・レビュー・書評
-
頁数の多い作品はテンションあがる。評価も高いのでわくわくしながら読んだ初の京極作品。
読みにくいことはなかったんだけど、よくわからなかった……
登場人物たちの執着のベクトルがいちいち理解の範疇を超えてた。
動機が理解できない話は苦手なのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
みっしりと内容が詰まっていて読み応えがあった。
恐ろしく猟奇的な事件であった。
気分が悪くなりそう。
だけどこの感覚が堪らない…
このシリーズは長い時間をかけて全て読破していきたい。
-
長すぎる。京極堂の超能力、占い師、霊媒師、宗教の説明の件が難しすぎて意味不明で理解不能。魍魎の説明でもう読む気が失せそうになる。
何かとウンチクを語りたがる京極堂の話は読むのが疲れる。
小説の内容としては、少々強引に解決に導くところがあるが、伏線は回収している。
好き嫌いが分かれる作品かな。 -
初京極夏彦デビュー。
もっと魑魅魍魎奇怪なお化け寄りな感じかと思いきや、ずっしりとしたミステリーで意外だった。
出てくるキャラがどの人も個性的。
ただ京極堂のうんちくが長くて長くて長くて…
面白いうんちくの時はスラスラ進むけど、そうじゃ無い時はしんどくて、正直本編の話がなんだったのか忘れてしまうことも…
でもまた機会ぎあれば他のも読んでみたい。 -
面白い気もするが、長い。込み入っている。
-
ちょっと京極堂にたいしてうざいなと思った。
そんなになんでも自分一人がわかってて、疲れないかね?
匣の中に少女をつめることによって、ちょっとだけ延命できる。必要最低限の器官を生かすだけの労力で済むから、という理屈。
ちょうどその匣を持ち出した雨宮とおはこ様の息子が電車であい、おはこ様の息子は俺も欲しいと思って、近所の女の子を誘拐して生きたまま四肢を切断して匣に詰めようとする。
榎木津はすっとぼけてて、でも非常に力があっていい。
「あんたは他の宗教にはいってるから、勝手に救われなさい。でも娘は違う。だからこの亀様を信じなさい」とか。
陽子が無傷(まあ、娘はいなくなるわ父は殺されるわで無傷ではないのかもしれないけど)なのが、ちょっと嫌だったね。
殺人は誰でもできる。殺人できるチャンス(環境など)があれば、一線を越えてしまう。そういうものだ。
だから理由なんてあまり関係ない。
確かにそうだと思う。 -
単なる犯罪じゃない、複雑に絡み合う。
リアリティーと、人の心の中に巣食う魍魎と。
混在しながら種が明かされていく。
京極堂さんかっこよす。
榎木津さんのふわふわとつかみどころのないキャラが一番すき。
匣の発想は行き過ぎてるけど、自分の中で余分なものを削ぎ落としてシンプルに生きたい気持ちをふと思い出した。しがらみとか、面倒な感情とか。
でもそれがなくなっちゃうと今度は余分で雑多でどろどろしたものが懐かしく、手に入れたくなっちゃうんだよね。そんなとこまでちゃんと表現されてた。
うーんなんかじわしわくる。余韻がすごい。
これが凶器になる本かぁー
手が小さいので読みづらかったです笑
この本読み終わらなきゃ夏が終わらない気がして
一所懸命読んでましたわ。
初、京極夏彦氏読了。
「ほう、」 -
こんなに分厚い本を読み終えるだろうか、という不安は不要だった。
どんどん世界に入り込んでいけた。
途中少し読みづらい部分もあるけど、気にせず読んだ。
ただ読了して思い返すと、ここまでのページ数が果たして必要なのかという気もした。
初めての京極さん。
楽しい時間だった。
手首をやられそうになったけど。 -
一作目の登場人物がたくさん出てきますので、
「姑獲鳥の夏」を先に読んでおくことをお勧めします。
本作は、刑事の木場さんを中心に話が展開しますが、
あまり木場修さんに親しみを感じない私には、
一作目の「姑獲鳥の夏」のほうが面白かったです。
やはり京極堂さんの関口さんを小馬鹿にしながら、
回りくどい蘊蓄を述べるのがツボなので、
もっと増やして欲しいです。