詩的私的ジャック (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 6557
レビュー : 542
  • Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647069

感想・レビュー・書評

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  • S&Mシリーズ4作目。
    萌絵が自分の将来について、犀川との関係について真剣に考え始めました。犀川に依存するのではなく、お互い自立して寄り添っていってほしいと願っています。
    今回の事件は、犯人の動機よりも犯人を庇おうとする人の気持ちが切なかった。英語では言えない。台詞回しが凝っている。気障だけど、嫌いじゃない。

    シリーズを追うごとに説明くささが薄れてきて読みやすいです。

  • 2014.2.3処分

    2つの大学内で起こるいくつかの密室殺人。被害者は下着姿で、腹部にナイフでサインを付けられていた。
    ほとんどが証拠の残る物理的トリックで、どちらかというとWhy(なぜ密室にしたのか)に焦点が当てられている。
    ただ、動機は作中でも言われているように、理解し難いものだった。
    ミステリとしての驚きよりも、萌絵が犀川先生にプロポーズしたりするキャラの言動の方が印象に残った作品。
    それにしても森博嗣さんのカタカナ言葉の表記が独特過ぎる。
    カレーをカレィって書くのは。。

  • ――「言葉はね、言い方や、言い回しじゃない」犀川は萌絵に言った。「内容はちゃんと伝えないとね。それが、言葉の役目だから」‥‥再読。国枝先生の無駄を省いたストレートなところが好き。今回は少し進展があった、犀川先生と萌絵の関係も好き。毎回理科系の知識が付きます。

  • 森博嗣のS&Mシリーズ4作目、2作目と同じく大学を舞台とした密室物
    作者は前作を最高傑作と定めているようだけどこれのほうが好み
    登場人物の心情は表層を描写する程度で相変わらずあっさり風味

  • 何だか、感情論が今までの中で強く出ていた、又はそう装われていた気がした。
    人情話、好きだけれども。

  • 詩的私的ジャック

    190508読了
    今年42冊目今月4冊目。
    #読了
    #森博嗣
    #詩的私的ジャック

    シリーズ4作目。 萌絵の狂言回しっぷりも板につき予定調和な行動にむしろ安心すら覚える。

    大学祭の時期のはずなのに、雰囲気は全体的にアンニュイ。
    howやwhatではなく、whyが論点だがイマイチ犯人に共感できず。

    犀川の物事の捉え方と、
    タイトルセンスは秀逸。


  • 3つの密室殺人は、「いずれのトリックも、小説として面白みのない技術的な手法」と作品の最後の方で書かれているが、まさにそのように感じた。私は一応理系出身なのだが、相田殺し以外の方法は漠然としか方法が理解できなかったが、皆さん、ちゃんとおわかりになったのだろうか。
    コンクリートの試験体が盗まれたことから犯人を洞察した犀川の推理や、第3・第4の殺人の真相は面白いと感じた。一方、犯人がわざわざ密室にした理由、被害者が裸にされていた理由、被害者の体に刻まれた文字の謎は肩透かしであった。
    動機に関しては、作者の作品はほとんどが殺人動機が不明確なのだが、その中では、犯人の性格を踏まえた上でちゃんと説明がなされている方だと感じた。
    作者はヘビースモーカーなのだろうけど、喫煙シーンの描写が多すぎるのにはうんざり。男だけでなく、女もこれほど喫煙者が多い集団というのはちょっと想像できない。また、S&Mの2人のキャラクターには、いつもながら全く共感できない。

    (ネタバレ)
    犀川は犯人が密室を作った理由を、犯人が自分を安全な立場にするためだったと説明しているが、その理由では、1つ目と2つ目の殺人で密室を作った説明になっていないと思う。

  • Wシリーズとの関連があるかもしれないもの:
    たぶん無し

  • 2018.05.15

    S&Mシリーズ4作目
    人気ロック歌手とその兄とその妻と歌手の付き人
    密室はどれも想像しにくい
    密室のwhyは納得だけど動機はちょっと。。。
    あとロック歌手の趣味も無理矢理感

  • 全てを白にしたかったんだなあ。

著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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